読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
フィンランド・ヘルシンキにかもめ食堂という食堂ができた。働いているのは日本人のサチエ。最初は学生のトンミくんしかやってこなかったけれど、そこにやってきたミドリが働くようになり、次第に客足が増え始め、またマサコという新しい女性が加わる。
紹介を書くのが難しいな……。山はあるけれど、緩やかな山で、穏やかでのんびりした一冊でした。三十八歳のサチエのところに、四十代のミドリ、五十代のマサコが集まってくるところや、トンミくんに対して「日本語お上手ですね」と言う日本人らしさやありきたりなところがたまらなく嬉しい。地元のフィンランド人たちも、かもめ食堂に興味を持っているところがかわいいな。非日常っぽいのに、とても堅実に、淡々と生きているのがとてもいいと思いました。なんだか心地いい話でした。
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