読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

キメラアントとの戦いに赴くゴンとキルアたち。一方、人を滅ぼすために動き出すキメラアントたちだが、暇を持て余した王は盤上遊戯を遊び、「軍儀」と呼ばれる競技の世界王者と対戦することになる。この盲目の少女コムギとの出会いが、王とキメラアント、この世界の行末を決めるのだった。
原作で読んだときにもうずっと泣いてしまっていたキメラアント編の後半、そして会長選挙戦の開始や不穏すぎる次の物語の始まりを描くシーズン6。
キメラアント編は原作を読んだときにも号泣したけど、アニメもやっぱりだめだった。王とツムギに泣き、ネテロ会長に泣き、ゴンとキルアに泣き……。その後の会長選はゴンが不在で、キルアのキリキリする展開が続き、けれどジンがいて、とこちらも息を詰めながら見守ってしまった。
原作準拠のアニメ、面白かったです。
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触れたものをすべて死なせてしまう呪いを受けた貴族の坊ちゃん、その恋人のメイドのアリス。呪いを解くため、時間を遡り、魔女シャーデーに呪いを解いてもらおうと仲間たちとともに動き出す。呪いをかけたシャーデーの秘密とは? そして坊ちゃんとアリス、みんなの未来は。
ハッピーエンド! みんなが幸せになる、優しいお話でした。
人の心が読めてしまうシャーデーと友達になって未来の悲劇を回避しようと動き出す坊ちゃんたち。みんなのその想いが本物だと知ってシャーデーは心を改め、変えなくていいと望んだものはそのまま、回避できるものは回避するという未来を確約する。そして本当にその通りになるという、シャーデーのあっさり感がちょっと拍子抜けではあるのですが、本当はこうやって軽やかな人だったのかなあと思わせるところもあり、彼女は彼女で本来の自分を生きていけるのであればよかった。
坊ちゃんとアリスは落ち着くべきところに落ち着いたのですが、ウォルターとダレスが第3期一番じれじれもだもだな恋模様なのがよかった。大声で愛を叫べるっていいなあ。

触れたものをすべて死なせてしまう呪いを受けた貴族の「坊ちゃん」と、思いを通じ合わせたメイドのアリス。魔女の友人ができ、家族との距離も縮まり、少しずつ呪いと魔女の関係を知る二人。すると周囲の人々の関係にも少しずつ変化が……?
いつものようにじれじれもだもだな二人の話が続くのかと思ったら、大きく動く第2シーズン。魔女と呪いと、その解決法を模索し、新キャラも登場。
びっくりしたのがウォルターとダレスの関係。そこ進展するの!? というかダレス可愛いな! アリスが結構ぐいぐいいく人なので、自分に自信がないながら一生懸命になる、時々ちょっとずれているダレスがすごく可愛くて……。
この感じだとみんなそれぞれに治まるべきところに治りそうかな。ハッピーエンド目指してみんな頑張れ。

触れたものを死なせてしまう魔女の呪いを受けた貴族の・坊ちゃん。彼を支えるメイドのアリス。家族とも誰とも深く関わらずにいた坊ちゃんは、美しく妖艶なアリスに翻弄されながらも思いを通わせて暮らしていた。好きな人に触れたい、その思いで坊ちゃんは呪いを解く手がかりを求めていたが……。
ちょっと幼い坊ちゃんと、やたら距離が近くてセクシーなアリス。話が進むと可愛い二人だと思うんですが、逆セクハラは本当によくないよ、好き合ってるからいいけど、と思ってました。触れられない、触れたら殺してしまうかもしれないと思う坊ちゃんの気持ちを考えるとさ……。
いちゃいちゃどたばたいちゃいちゃするだけの話だと思ったら、もしかしなくてもだいぶ設定が深いな……? 家族仲のこともあるのでどう決着がつくのか気になる。

ムルナイト帝国の名家の娘テラコマリは、過去のいじめが原因で引きこもっている吸血鬼。しかし皇帝の命により帝国軍将軍・七紅天に無理やり就任させられた上に、職務がまっとうできない場合は死亡、将軍の地位に満たないと判断された場合も殺されると告げられ、仕方なしにメイドのヴィルヘイズに助けられながら将軍職を務めることになる。最弱だとバレてはいけない。必死になるコマリには実は秘密があり……。
ファンタジー百合もの……? 最弱だけど実はかなり強い美少女主人公に、ずれているけれど忠実で献身的なメイド、ストーカー気質ながら裏切り者の部下、そして敵は主人公をかつていじめていた美少女、と可愛くてだいぶ振り切れた女性キャラクターたちが多め。
最初はいかに最弱の引きこもりだったことを誤魔化すかという展開ですが、覚醒してからはいつそれが発動するのか、そのためにどんな困難と遭遇するのかというドキドキ感が楽しかった。独特の設定である「魔核」と呼ばれるもののおかげで特定の状況下でなければ蘇生するというのが面白かった。だから戦争もそういう認識だというのがきつい展開を運んでくるんだろうなってね……。

マジック好きの高校生・黒羽快斗はある日死んだ父親が隠していた秘密を知る。なんと父は世界的な大泥棒・怪盗キッドだったという。現在怪盗キッドとして暗躍していた父の付き人の寺井黄之助から、父は事故死ではなく殺害されたのだと知り、快斗は犯人を探すために怪盗キッドを継ぐことを決意する。
怪盗もののお約束のストーリーが楽しい! 疑われてそれをいかに誤魔化すかとか、目的の品に関わりのある高貴な人と親しくなったりとか。楽しいのはここで魔女だの警視総監の息子だのが登場して絡んでくるところ。探偵と魔女! それは面白い。
キッド関連は今回初めてちゃんと触れたので、思ったよりもコナンと関係しているらしいのが気になりすぎる。

歌が好きでネット上で歌い手として活動していた清瀬明良は、友人の思いを受けて芸能事務所sMiLeaプロダクションに所属し、似た境遇の直江万里、五十鈴川千紘とともにアイドルグループとしてのデビューを目指す。事務所には「LEGIT」「JAXX/JAXX」という先輩グループが所属し、事務所社長たちもまた同じ元アイドル。それぞれの思いを胸にステージに立ち、ファンに向き合う彼らの多次元音楽プロジェクトのアニメーション作品。
新人アイドルグループ、ダンスヴォーカルグループ、バンドアイドルグループ、そして彼らを育てる元伝説のアイドル、と可愛い、かっこいい、元気で明るいなど多種多様な少年青年男性たちが登場する作品。当たり前だけどみんな顔がよくて歌が上手いんだよなあ。
メインはデビューを目指すPROTOSTARの三人。歌い手からアイドルへ、という初めての世界に飛び込む彼らの努力や、絆を深めるストーリーが、お約束なんだけれど見守りたくなる一生懸命さに満ちていて微笑ましかった。

ヤクザの孫娘である一咲には幼い頃からお目付役として若頭の啓弥がついている。自分の素性を知られていない高校に進学し、今度こそ普通の生活を、と意気込む一咲だが、なんと年齢を誤魔化した啓弥も同級生として入学してくる。隠してはいるけれど幼い頃から啓弥を思っていた一咲と、一般人の感覚を持っていない啓弥の、簡単にはいかない高校生活が始まった。
美少女で礼儀正しいけれどヤクザの孫だからと周囲から距離を置かれていた一咲と、彼女を守るお目付役の狂犬のラブコメ。
だいぶ可愛らしい一咲と、忠実だけれど無茶苦茶なところがあり、注意(しつけ)をしなければならない啓弥という関係性に読者の夢が詰まっているなあと思いながら見てました。年上の、だいぶ危ない、けれど大事にしてくれる男を従えたい願望というか。
個人的に啓弥が例に漏れずクズ男なのがウケてました。若頭だし、大人だもんな。

入院中の母と二人で暮らす志村光太。最近の流行りは動画配信。だが自身も配信者になるどころか、いじめっ子たちにいじめられている動画を配信されてしまう始末……しかしこのとき偶然始めた喧嘩が話題になったことで、莫大な収益を得られると知った光太は、母の入院費を稼ぐために喧嘩系配信者として活動を始める。
原作は韓国のウェブトゥーン。母子家庭で母が入院している苦労人、いじめっ子、見栄を張る感じはあるあるですね。
とにかく学校カーストが苦しい。光太だけじゃなく秋の学校での描写も。そこから抜け出したいともがいて動画配信に行き着くところは現代的。
しかし喧嘩系の動画配信か……絶対見ないし近付かない種類のものなので、光太の動画に喜んでいる人たちが見ていてすごくぞっとする。ルールがない暴力で喜んじゃだめだと思うんだ……。

中学生の頃付き合っていた結女と水斗。しかしささいな行き違いが重なり、疲れた二人は別れを決意。中学卒業とともに関係を解消した……はずが、それぞれの親が再婚し、元恋人同士で義理のきょうだいになってしまった。新婚の両親を気遣い、ただのきょうだいとして接するものの、どちらか兄か姉か、きょうだいらしいとは何かと言い合ううちに、お互いの想いを少しずつ知るようになっていく。
復縁ものかつ義理のきょうだいもの。どうしてこう、素直でない二人は「どっちが上か」みたいなことで揉めるんだろうか……。どっちでもよくないか? ただいちゃいちゃしたいだけなんだよな? と苦笑しながら見ていました。
もうとにかくじれったくて! 早く素直になれやー! とどれだけ思ったか。思っていることを相手のことを思いながら頑張って言葉にするだけであっさり上手くいくものだと思うんだけどね……それができないから子どもってことかな……。