読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
中学生の頃付き合っていた結女と水斗。しかしささいな行き違いが重なり、疲れた二人は別れを決意。中学卒業とともに関係を解消した……はずが、それぞれの親が再婚し、元恋人同士で義理のきょうだいになってしまった。新婚の両親を気遣い、ただのきょうだいとして接するものの、どちらか兄か姉か、きょうだいらしいとは何かと言い合ううちに、お互いの想いを少しずつ知るようになっていく。
復縁ものかつ義理のきょうだいもの。どうしてこう、素直でない二人は「どっちが上か」みたいなことで揉めるんだろうか……。どっちでもよくないか? ただいちゃいちゃしたいだけなんだよな? と苦笑しながら見ていました。
もうとにかくじれったくて! 早く素直になれやー! とどれだけ思ったか。思っていることを相手のことを思いながら頑張って言葉にするだけであっさり上手くいくものだと思うんだけどね……それができないから子どもってことかな……。
PR
ベルトラム王国のスラム街に暮らす少年リオはある日自分の前世が日本の大学生であることを思い出す。二十歳だった前世の知識や経験を習得したリオは偶然第二王女の拉致事件に遭遇し、これを解決する。その褒美として王立学院で学ぶことになったリオは恩師となるセリアに学びながら、優れた才能を開花させる。だがこれをよく思わない者たちに罠に嵌められ、出奔するが……。
転生ものですが成り上がる前に出奔するという。しかしどこにいっても人を魅了してしまったり、一目置かれたりするところは転生もの主人公あるある。そして最近の男性主人公らしく、ハーレム状態になっても「いやいや……」と苦笑い、みたいな。
面白いのは前世が思いっきり絡んでくるところ。同じ時代からの転生者がいたり、自分の前世の享年よりも過去の時間軸から好きだった子たちが転移してきたり、ほほうどういう展開になるんだ? と楽しく見ていました。いま第二期を見ている感じだとヒロインたちがアピールし始めるんだろうなあ。
花嫁をさらうのはロマンです。セリア先生かわいいなあ。
塔に登ればすべてが手に入る……塔の地下に暮らしている少女・ラヘルは本物の星を見ることを願って塔に登る。そんなラヘルがいれば何もいらない少年・夜は彼女との再会を望んで塔に至る。次々に与えられる試練、それを乗り越える度に仲間と芽生える絆。夜はラヘルにたどり着くことができるのか?
塔を登り、他の受験者たちと敵対あるいは協力しながら試練を突破していく、ゲーム要素が強いお話。Webtoon発作品なんですね。
キャラクターが多いしみんな抱えているものがあるし、だいぶ錯綜している。でも公式サイト、エピソードの説明にどれもそれぞれの思いが交錯したり入り交じったり選択を下したりしているのがちょっと面白い。説明になってなさすぎる。
ええええ、となる終盤の展開に叫びましたが、光を負わされた者の悲しみというか……うん……。光でいるよりも、それを追っていく者の方が強くなるし、自分が追いかけていた光よりももっと素晴らしいものがあるかもしれないと気付くよなあ。
塔を登り、他の受験者たちと敵対あるいは協力しながら試練を突破していく、ゲーム要素が強いお話。Webtoon発作品なんですね。
キャラクターが多いしみんな抱えているものがあるし、だいぶ錯綜している。でも公式サイト、エピソードの説明にどれもそれぞれの思いが交錯したり入り交じったり選択を下したりしているのがちょっと面白い。説明になってなさすぎる。
ええええ、となる終盤の展開に叫びましたが、光を負わされた者の悲しみというか……うん……。光でいるよりも、それを追っていく者の方が強くなるし、自分が追いかけていた光よりももっと素晴らしいものがあるかもしれないと気付くよなあ。
「ポケモンコンシェルジュ」
仕事に疲れ、運もなく、すべてが嫌になったハルは、新天地で働こうと南の島のポケモンリゾートのコンシェルジュになった。ポケモンとそのトレーナーたちがのんびりと過ごす島で、ハルは少しずつ自分にできることを見つけていく。
リゾート島で新米コンシェルジュになった主人公が、ポケモンたちお客様と触れ合っていくのんびりとしたお話。
リゾートとポケモン、いいなあ。見ているだけでほっこりする。このポケモンといえばこう! みたいなものばかりではなくて、それぞれ個性がある描写が「もしかしたら私のピカチュウはこうかもしれないなあ」なんて想像できて楽しい。
この作品、コダックが推されているんですが、まんまとコダック可愛いなあの気持ちになりました。
仕事に疲れ、運もなく、すべてが嫌になったハルは、新天地で働こうと南の島のポケモンリゾートのコンシェルジュになった。ポケモンとそのトレーナーたちがのんびりと過ごす島で、ハルは少しずつ自分にできることを見つけていく。
リゾート島で新米コンシェルジュになった主人公が、ポケモンたちお客様と触れ合っていくのんびりとしたお話。
リゾートとポケモン、いいなあ。見ているだけでほっこりする。このポケモンといえばこう! みたいなものばかりではなくて、それぞれ個性がある描写が「もしかしたら私のピカチュウはこうかもしれないなあ」なんて想像できて楽しい。
この作品、コダックが推されているんですが、まんまとコダック可愛いなあの気持ちになりました。
女顔がコンプレックスの男子高校生・宮野は、あることがきっかけで不良っぽい見た目の先輩・佐々木と知り合う。実はBL作品が好きな宮野は興味を持った佐々木に漫画などを貸し借りすることで交流を深め、それはやがてお互いの友人たちにも広がっていく。やがて二人の心に変化が起きて……。
可愛い顔の後輩と、顔も言動もイケメンな後輩の、じれじれもだもだ学園恋愛もの。恋していく過程が可愛すぎるし、友人たちとあれやこれや賑やかにしているのも微笑ましい。
ただ腐女子、腐男子だからと偏見を持っていたり、宮野と上手く距離感が縮まらなかった小笠原のことはちょっと苦手かもしれない。でもきっとこれが現実なんだよなあ……どうしても理解できない、という人はいるだろうし、お互いに上手く距離をはかって共存できたらいいね。
キャラクターデザインや色彩が可愛らしく、可愛い恋を見ました。楽しかった。
天才と名高い外科医の高本葵は前世の記憶を持っている。一度目の人生は異世界のある国の貴族令嬢エリーゼで、権力を振りかざした結果、処刑された。その過ちを繰り返さないため、人を救う医師を志したのだ。しかし要請を受けて海外に向かう飛行機が事故に遭い、同乗者たちの治療を優先した結果、命を落とし……次に目覚めたときは何故か終わったはずの前世、しかも時間が巻き戻った状態だった。死の運命から逃れ、罪を犯さないため、エリーゼのやり直しの人生が始まる。
現代から転生して、という前に、一度異世界の前世があって、そこに巻き戻るという、とてもチートがやりやすい設定だなあと思いながら見ていました。一度目と三度目の人生のあれこれは人間関係以外さほど大きく関わらない内容でしたが、現代人の医学知識で無双するの、サクセスストーリーとして派手でわかりやすい。
人を助けたいという思いや、医学の知識、技術といったものは、大人や権力者、政治が絡むと簡単に踏みにじられてしまうものなんだなあ……と思って苦い気持ちになる。エリーゼはとてつもない将来性、自国の利益に繋がるものを秘めた存在だけれど、本当に早く逃げた方がいい……と思ってしまった。リンデンがいるから逃げないんだろうけど。
一方で同じ医者だったり患者だったりは、純粋にエリーゼの知識や技術、心遣いに理解を示したり感謝してくれたりするのが対照的で、だからエリーゼは医者であることにこだわるし、誇りを持っているんだなあと思いました。
イングラシア王国の教師生活も残りわずかとなったリムルは、ある日自由組合のグランドマスター・ユウキからコリウス王国を探ってほしいという依頼を受ける。現在かの国では王位継承争いが発生しているという。冒険者として乗り込むことになったリムルだが、そこで遭遇したのは王位継承にとどまらない魔王も絡む騒動で……。
教師時代っていつの話だっけ? と遡る必要がある、すっかり長期シリーズになった転スラ。ここでバレンタインが出たのか、とアニメ第3期を見ていたので、おー、と思う。
魔王になる前なのでリムルの動き方がだいぶ軽め。いまは人を使う方が多いもんなあ、と大怪盗を名乗るところを見ながら思う。
三兄妹のすれ違いや、ゼノビア王女の洞察力と茶目っ気が王道ながら楽しくてよかったな。
「グリム組曲」
物語を収集するグリム兄弟。その妹シャルロッテは兄たちに疑問を投げかける。シンデレラは本当のいじめられていたのか、と。「シンデレラ」「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」「小人の靴屋」「ブレーメンの音楽隊」「ハーメルンの笛吹き」、国も時代も異なる物語の結末とは。
グリム童話のダーク解釈に、キャラクターデザインにCLAMP、好きしかなくない?
連作なので監督が作品ごとに違っていて、少しずつ物語の色が違うのが見ていて面白い。グリム童話といっても西洋の物語とは限らず、「シンデレラ」は日本の明治大正だし、「ヘンゼルとグレーテル」はSF絡み、犯罪だったりスプラッタ描写がある作品もあり、おれたちが大好きな一話完結連作って感じでめちゃくちゃ楽しかった。西洋の古い価値観でがちがちの閉鎖的な因習村みたいな話、気持ち悪くて好きよ(褒めています)
物語を収集するグリム兄弟。その妹シャルロッテは兄たちに疑問を投げかける。シンデレラは本当のいじめられていたのか、と。「シンデレラ」「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」「小人の靴屋」「ブレーメンの音楽隊」「ハーメルンの笛吹き」、国も時代も異なる物語の結末とは。
グリム童話のダーク解釈に、キャラクターデザインにCLAMP、好きしかなくない?
連作なので監督が作品ごとに違っていて、少しずつ物語の色が違うのが見ていて面白い。グリム童話といっても西洋の物語とは限らず、「シンデレラ」は日本の明治大正だし、「ヘンゼルとグレーテル」はSF絡み、犯罪だったりスプラッタ描写がある作品もあり、おれたちが大好きな一話完結連作って感じでめちゃくちゃ楽しかった。西洋の古い価値観でがちがちの閉鎖的な因習村みたいな話、気持ち悪くて好きよ(褒めています)
ブラック企業に心身を壊されて死を迎えた街尾火楽は、神から三つの願いを叶えてもらい、異世界で第二の人生を始める。転移先は魔物だらけの未開の地だったが、前世の知識とサバイバル能力、神の加護でもある農業ができる『万能農具』によって憧れののんびり農業ライフを満喫。そのうち凶悪な魔物たちや吸血鬼、天使、鬼人族など行き場をなくした種族たちが移り住むようになり……。
ハーレム農家かあ……と思いながら見ていたんですが、主人公が絶妙に男女のあれそれに興味はあるけれどハーレムは別に、みたいな性格なのがすごい。ラッキースケベ的な展開はもう古いという認識か、なろう系読者にはそういう主人公はウケないのか、みたいなことを考える。少なくともモテてモテてどうしようみたいな反応はヘイトを貯めるのかな。
とにかく、某アイドル農家の皆さんに憧れた的なことがあって異世界で農業生活を始めることになったヒラク。ファンタジーらしい種族の女性たちが次々に移り住み、拠点の存在を知った周辺諸国の人々と関わりを持つようになり、と村が大きくなる展開が楽しい。女性ばっかりなのでルーがまさか出産するとは思わず、この辺りも「生活」って感じで面白かったな。
童貞のまま30歳を迎えると魔法使いなる……そんな都市伝説は真実だったようで、女性経験のないまま30歳になった安達は触れた人の心が読める魔法が使えるようになってしまった。そうして知ったのは同期でエースの黒沢が、自分を好きらしいということ。冴えない彼とイケメンな彼の恋の行方は……。
心が読めてしまったことで、同性のイケメンが自分のことが好きだと知り、整った顔面の下でとんでもないことを考えていることがわかってしまったり、心から大事にしようとしてくれていることが伝わったりと、にやにやじれじれもだもだな二人の関係が進展していくのがとても可愛い。
その一方で少しずつ進展する、安達の友人で小説家の柘植の不器用さと、正反対の性格の思い人の恋もじれったくて楽しい。
みんな幸せになってよかったねえ。