読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「地球外少年少女」
それは2045年の出来事。月で生まれた人類初の子どもがいるその時代、商業宇宙ステーション「あんしん」はオープン前に地球の子どもたちを宇宙生活体験キャンペーンに招待した。だがその際彗星に見舞われ、子どもたちだけが未完成のステーション内に閉じ込められてしまう。生還を目指す子どもたちだが、その事故はある存在によって引き起こされたとわかってしまい……。
大人たちと切り離された子どもたちが、協力しあい、時にぶつかり、互いを知り、理解を深めて生還を目指す。面白いのがこれが宇宙を舞台にしたもので、AIや人工知能が様々な機能を担っていて、動画配信や有名配信者がスターであって、しかしオカルトめいた予言もある世界であるということ。
相反する考えの持ち主だったり、興味関心が相反する姉弟だったり、ハンディを持っていたりと噛み合わない子どもたちが少しずつ互いを認め合って助け合って、誰も知らないところで結果的に宇宙を救っているという展開がとてもよかった。エピローグも、そうそう、登場人物のこういう未来が見て終わりたかったんだよなというものでした。
それは2045年の出来事。月で生まれた人類初の子どもがいるその時代、商業宇宙ステーション「あんしん」はオープン前に地球の子どもたちを宇宙生活体験キャンペーンに招待した。だがその際彗星に見舞われ、子どもたちだけが未完成のステーション内に閉じ込められてしまう。生還を目指す子どもたちだが、その事故はある存在によって引き起こされたとわかってしまい……。
大人たちと切り離された子どもたちが、協力しあい、時にぶつかり、互いを知り、理解を深めて生還を目指す。面白いのがこれが宇宙を舞台にしたもので、AIや人工知能が様々な機能を担っていて、動画配信や有名配信者がスターであって、しかしオカルトめいた予言もある世界であるということ。
相反する考えの持ち主だったり、興味関心が相反する姉弟だったり、ハンディを持っていたりと噛み合わない子どもたちが少しずつ互いを認め合って助け合って、誰も知らないところで結果的に宇宙を救っているという展開がとてもよかった。エピローグも、そうそう、登場人物のこういう未来が見て終わりたかったんだよなというものでした。
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莫大な遺産を相続した才賀勝は、身内に命を狙われ逃亡していたところを、拳法家の加藤鳴海に助けられる。亡くなった祖父の言いつけで助けを求め、勝を「お坊っちゃま」と呼ぶ人形遣いのしろがねも合流し、勝は自らの境遇に立ち向かうが、それは長く長く続く人形と人形遣いたちの運命とともにあった。
序盤も十分面白かったんですが、中盤から加速度的に面白くなった印象で、特に過去編の正二、アンジェリーヌ、ギイ、フランシーヌのエピソードは涙なしでは見られず……。人の心とはこういうものかと、フランシーヌの最後を見届けて思ったのでした。だから現代での、エレオノールを見届けたアルレッキーノ、パンタローネの最後もただただ号泣でした。誰かに幸せになってほしい、笑ってほしいと願うこと。それは間違いなく愛で、それを知っている人形は心を持った人と同じなのだ。
こじらせにこじらせた鳴海とエレオノールは、もう早くなんとかなれよ! とずっと思っていて。あまりに頑なな鳴海に、早く誰かぶん殴ってくれとぎりぎりしていたので、勝が共闘するくらい強くなったこと、最後に役目を引き受けて鳴海の背中を押したことはよくやった!!! という気持ちでいっぱいでした。
語りたいことはたくさんあるけれど、最終話の最後にカーテンコールがあったのはめちゃくちゃ嬉しかった。人生は舞台、本当にそうだ。
真っ直ぐな黒髪と真面目な性格の黒沼爽子は、見た目と不器用な性格から貞子とあだ名を付けられて遠ざけられていたある日、クラスメートとなった風早翔太との出会いをきっかけに友人もでき、クラスに馴染んで楽しい学校生活を送っている。風早への恋心を自覚したものの、同じく彼に恋する同級生のくるみとの衝突がありながらも、二人は距離を縮めていく。
本当にピュアで、見ていて泣けてしまうんだよなあ。漫画読み返したいけど確実に時間泥棒……。
アニメはそんな原作を丁寧にきちんと描いてくれていて、わかりやすく、漫画を映像として見ている感じ。あやねちゃんの美少女感と化粧の腕がいい感じが、カラーになると印象が薄れてしまうのが残念……。モノクロ原稿だとものすっごい綺麗なんですよね彼女は!
アニメは原作の途中までなので、その後の二人の色々や周りのエピソードが見れなかったのがとっても残念! 進路のところ、見たら絶対に号泣できる自信がある。とても素敵な作品で楽しかった。
長い黒髪と物静かで真面目な性格のせいで「貞子」とあだ名をつけられて遠巻きにされている黒沼爽子。周囲ともっと仲良くなりたいと願っていたある日、見た目や評判など気にせず接してくれるクラスメートの風早翔太の爽やかさや気遣いに憧れるようになる。その出会いは爽子の高校生活を素晴らしく楽しいものに変えるものになって……。
あまりにも眩しく爽やかな高校生と周りの大人たちの学園青春もの。やっぱりすごくいい話で泣けてしまう。
最高のエピソードはやっぱり、不名誉な噂を流された爽子が、千鶴とあやねのために噂を否定して訂正してと頼むところ。怖いとか何かあったらどうしようとかじゃなく、なんとかしなきゃって行動する爽子と、そこに駆けつけた二人の、気付いたら友達になってるんだよっていうあのシーン。抱きしめずにはいられないよなあと感動して泣いちゃうのでした。
くるみちゃんのあれこれはこの頃はだいぶきつかったので、後々のエピソードでけじめをつけられたのが最高にいいので……新しいNetflixドラマ版で最後まできっちり描いてほしいなあと思うのでした。
富裕層出身の者たちが多数在籍している英徳学園には有名人がいる。財閥や名門家の御曹司たち四人のグループ・F4は、実家の権力をかさにきて学園内で横暴のままに過ごしている。一般庶民の生徒・牧野つくしは卒業まで息を殺して過ごすはずが、偶然F4のリーダー、道明寺司に目をつけられたことで穏やかな学校生活を失う。しかしその関わりは互いを変えるきっかけともなり……。
原作読了済み。ドラマも視聴済みですが完結編の映画は未視聴。アニメは1996年のものですが、非日常めいた現代物なのでエピソードなどに古臭さはまったくなく、とても面白く読みました。一年間の放送だったはずですが作画も演出も丁寧な印象で、思っていたよりすごくよかった。
高校生たちを描くものの内容は身分差をふまえたメロドラマなので、大袈裟なエピソードが散りばめられていてドラマティックでとても面白い。司なのか類なのかという気持ちの揺れは、いまなら結構冷静に見ていられるんですが、しかしやっぱりどっちつかずはよくないよと苦笑してしまう。
久しぶりの二人の結末を確かめたくなったので原作を引っ張り出してこようかな。たくましいヒロインは大好きです。
幼い頃に出会った絵本の『花のプリンセス』に憧れて、プリンセスになるという夢を抱いた春野はるか。ある出会いを経て夢を抱いたまま中学一年生になったはるかは、夢を叶えるため私立ノーブル学園に入学する。誰もが夢を探し、あるいは抱いている生徒たちだが、夢を狙う敵対勢力ディスダークと遭遇したはるかはみんなの夢を守るため、プリキュアとして戦うことになる。
私の最高のプリキュアと思っている作品。放送予告の「お覚悟はよろしくて?」が最高にかっこよくて、終盤の大事なエピソードに涙して、自分を励ましたいときに繰り返し見てしまうくらい「夢」と「それを叶えようと努力すること」が描かれた作品だと思っています。
「プリンセスになりたい」という言葉は、作中にあるように確かに他の人が聞いたら笑われてしまうかもしれない。はるか本人も「プリンセスって何?」ということを学園で学び、たくさんの人と接するうちに理解していく。プリンセスとは「つよく、気やさしく、美しい」人間。王女様になるんじゃなく「プリンセス」という概念なんですよね。
最後まで諦めることなく夢を叶えようと努力し、友達や仲間の夢も守ろうと努力するプリキュアたちが本当に眩しくて。夢に向かって進むみんなは、大人になってもプリンセスであるというメッセージが嬉しかった。キュアフローラはいまでも私にとって最高のプリキュアです。
「オリー」
曖昧な記憶を頼りに、大切な親友の元へ帰ることを決めたぬいぐるみのオリー。何故自分はビリーの元を離れてしまったのだろう? こうなった理由が思い出せない……。だが旅を続け、帰る場所の記憶を少しずつ取り戻すうちに、ビリーと家族に起きた悲しい出来事にたどり着く……。
ぬいぐるみが持ち主の元へ戻ろうと旅をする、そういうストーリーが「トイ・ストーリー」と比較されるのはもうどうしようもないと思うんですけれども、この「オリー」はそこにもう少し苦い気持ち、悲しみの痛みと、ファンタジックな奇跡をバランスよく足した印象で、結末がとてもよかったと思いました。オリーの、お母さんの言葉、ちゃんと届いたね。
暴力を振るう男の悲痛さと悲しみが人形に投影されているのは切なかったな……。ロージーのパッチワークも、傷ついて手当てしてを繰り返した女性を思わせる。だからビリーが泣かないことが強さじゃないと、男らしさから抜け出すのも印象的でした。
曖昧な記憶を頼りに、大切な親友の元へ帰ることを決めたぬいぐるみのオリー。何故自分はビリーの元を離れてしまったのだろう? こうなった理由が思い出せない……。だが旅を続け、帰る場所の記憶を少しずつ取り戻すうちに、ビリーと家族に起きた悲しい出来事にたどり着く……。
ぬいぐるみが持ち主の元へ戻ろうと旅をする、そういうストーリーが「トイ・ストーリー」と比較されるのはもうどうしようもないと思うんですけれども、この「オリー」はそこにもう少し苦い気持ち、悲しみの痛みと、ファンタジックな奇跡をバランスよく足した印象で、結末がとてもよかったと思いました。オリーの、お母さんの言葉、ちゃんと届いたね。
暴力を振るう男の悲痛さと悲しみが人形に投影されているのは切なかったな……。ロージーのパッチワークも、傷ついて手当てしてを繰り返した女性を思わせる。だからビリーが泣かないことが強さじゃないと、男らしさから抜け出すのも印象的でした。
「ぐでたま 母をたずねてどんくらい」
冷蔵庫の卵から孵ったひよこのしゃきぴよは、割れた卵から出てきたぐでたまと一緒に、母親を探す旅に出る。やる気のないぐでたまを連れ出したしゃきぴよを待っているのは波乱万丈の大冒険。果たして母親に会うことはできるのか?
現実世界で起こっている、もしかしたら小さなものたちが動き回っているかもしれないという世界観。ぐでたまのだらだら感が見ていてほっとしてしまう。子どもの頃だったら動いてくれないぐでたまに苛立ったかもしれないのに、これが大人になるということか……。
大人の世界に疲れた人間、嫌気がさしたりぐだぐだしたい人間にはぐでたまたちの世界が見えるっていうのがいい。本当はみんな、こんなに頑張りたくないって思ってるんだよ……。
ぐでたまのつるんっぷくんっとしたフォルムと色合いが可愛かったです。
冷蔵庫の卵から孵ったひよこのしゃきぴよは、割れた卵から出てきたぐでたまと一緒に、母親を探す旅に出る。やる気のないぐでたまを連れ出したしゃきぴよを待っているのは波乱万丈の大冒険。果たして母親に会うことはできるのか?
現実世界で起こっている、もしかしたら小さなものたちが動き回っているかもしれないという世界観。ぐでたまのだらだら感が見ていてほっとしてしまう。子どもの頃だったら動いてくれないぐでたまに苛立ったかもしれないのに、これが大人になるということか……。
大人の世界に疲れた人間、嫌気がさしたりぐだぐだしたい人間にはぐでたまたちの世界が見えるっていうのがいい。本当はみんな、こんなに頑張りたくないって思ってるんだよ……。
ぐでたまのつるんっぷくんっとしたフォルムと色合いが可愛かったです。
体育祭を経て、残るは文化祭。生徒会に新メンバーを加えても、かぐやと白銀は相変わらず素直になれないまま……。だが進路相談の折、白銀が留学することが決まる。告白しようと決めた二人の行方は?
おめでとうございます! サブタイトル通り「ウルトラロマンティック」な告白でした!
いやでもすごいな? めちゃくちゃ考えた上でのシチュエーションだったな? いっぱいいっぱいなかぐやと白銀が微笑ましかった。
石上くんと伊井野さんの不器用な関係は、ギスっているように見えてかぐやと白銀とそっくりなのでは……? なんて思うと恋が生まれそうな気がするんですけれど、ないのかなーどうなのかなー? 石上の過去エピソードがすごくよかったし、伊井野さんに対する思いがすごく主人公だったので、彼の活躍がもっと見てみたいなと思いました。