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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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憎しみのために生きてきたトルフィンは父の仇であるアシェラッドの死で何もかも失い、奴隷となってデンマークのある農場で働き、ぼんやりと日々を送っていた。しかし同じ奴隷身分に落ちた農民の青年エイナルとの出会いが少しずつトルフィンを目覚めさせる。一方、アシェラッドを誅し、イングランド王に、そして兄を手にかけデンマーク王になったクヌートは、軍の維持費を得るため農場の接収を計画していた。

復讐のために生きていたせいで空っぽになった主人公が、奴隷として働くうちに仲間を見つけ「本当の戦士」として目覚める第2シーズン。
人殺しに慣れてしまっていた人間が土地を開墾し、麦を育てる。身分の違い、奪うもの奪われるものと男と女、喪失を経てトルフィンが目覚めるに至る終盤はもう面白くて面白くて! また盗み聞きした聖書から愛の本質に至る、本人にその自覚がないらしいというのがいいですね。
トルフィンの行いを通じて多くの人が考えを改め、というか新たに考えさせられているようなのも、世界をよりよく変えようとする人間や命の力を感じてすごくよかったなあ。
復讐の旅は終わり、次は新しい世界のために、大勢の人々のための旅が始まるんだろう。次シーズンが見られますように。
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11世紀の西ヨーロッパ。アイスランドに住む少年トルフィンは、高名な戦士である父親と優しい母、しっかり者でよく働く姉とともに穏やかに暮らしていた。ある日父は戦いに出ることになり、憧れから密航したトルフィンは、しかし罠に嵌められた父の死を目の当たりにしてしまう。本物の戦士である父の死に、トルフィンは復讐を誓い、父の仇であるアシェラッドの首を狙い、彼の下につく戦士と一人となるが……。

戦いと略奪の時代のヨーロッパを舞台にした、父を殺された少年の復讐の物語。
誰よりも強かったと称される父を追い、その父を殺された男の命を狙いながら迷うことなくその手を血に染めるトルフィン。でもこれって仇のアシェラッドを討った瞬間に空っぽになるのでは? なんて思っていたら。
復讐譚かと思いきや、王権の在処など歴史の変遷、本当の戦士とは、愛とは、死とは、と精神的なテーマも絡んでだんだん面白くなってきた。第2シーズンも楽しみだ。
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魔法少女の一人、七海やちよは、敵対勢力であるマギウスや神浜市の噂を辿るなどして、行方不明になった環いろはを探していた。それはやがて見滝原市にも訪れる災厄「ワルプルギスの夜」に繋がって……。

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それは、環いろはが魔法少女になる前。彼女たちの始まりの物語。マギウスの魔法少女、里見灯花と柊木ねむ、そして存在を忘れられていたいろはの妹のういは、同じ里見メディカルセンターに入院していた友人同士だった。いろはを戦わせたくないという願いで魔法少女となった三人だが、ういの消滅をきっかけにすべてが狂い始めた。すべての魔女を救う「エンブリオ・イブ」とは……。

まどかたちの物語が進行すると同時に進むもう一方の物語。魔女が実は……という設定の部分を掘り下げるような、「誰かを思う魔法少女の悲劇」を描いた印象の、闇が深い話だなあと思って見ていました。
Final SEASONで神浜市の魔法少女たちの物語は一度閉じるわけですが、あまり幸せな結末じゃないよな……なんて思うのは、登場人物が多くてどうしても全員が幸せにはなれないからなのかな。
見滝原市の、まどかたちの物語がどこへ向かうのかさらに気になってきたので、今後の展開も楽しみにしています。
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かつて仮面ライダーWとして街を守った『ハーフボイルド』な探偵、左翔太郎と、相棒のフィリップ。今日も鳴海探偵事務所にやってきた依頼をこなす、はずだったが、謎の美女にまつわる依頼を受けたことで因縁のある「ガイアメモリ」絡みの戦いに身を投じることになる。

見ておかないとと思ったものの、よく考えたら本編の特撮作品の方を見ていなかった。
ビジュアルがすごく好みで、画面の色合いが美しい。こういう頭身のキャラクターが好きなんだ。
本編を見ておかないと理解しきれない要素があるものの、仮面ライダーの主人公と人外の相棒、人間側の協力者の女性キャラクターと、ライバルキャラクターという王道の配置を理解していればだいたいオッケーかも。
個人的に照井竜なる警察官(もう一人の仮面ライダー)のイケメンが、女性キャラと結婚しているという、これ本編で気になる感じで外伝で結婚しましたね!!? という設定にすごくそわそわしました。これはだいぶ美味しい気配がするぞ……。
バディと謎の美女と事件解決という、好きな人にはたまらない要素が盛り込まれた話でした。本編を知らないせいか、普通に面白く見てしまった。
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神戸の高校生の樹奈は、両親が離婚した日に恋人の時夫とのツーリングの最中に事故に遭う。いままさに死にゆく自らを見ていた樹奈の前にクリスと名乗る少年が現れ、「ラージャと戦い、清めるならもう一度命を与えよう」と告げる。蘇生した樹奈に与えられた使命、それは「敵と戦う」のではなく「地球を救う」ための戦いだった。

本放送時は見られず、主題歌の「マメシバ」の記憶が強い作品。だいぶ挑戦的な作品だったんだなあという感じ。平日の夜6時とかにこれって、見ていた子どもは色々とトラウマになりそうな……。日本滅んでるしな……。
テーマは社会的な問題になっている色々な事柄。環境問題であったり、薬害、異常気象、添加物などなど。さらに由来になるのがインド神話。マニアック……。
「一回ちゃんと見たかった」という長年の気掛かりを解消できました。
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幽霊が出るという旧校舎、その調査にやってきたというべらぼうに顔がいい少年に出会った谷山麻衣。彼の名は渋谷一也。ゴーストハントを専門とする心霊現象調査の専門家だった。この出会いをきっかけに麻衣は渋谷SPRでアルバイトを始め、個性的な霊能者たちとともに事件解決に挑む。

原作既読済み。アニメは原作6巻までなので、ナルの正体ははっきりしないままです。
物語はかなり原作に忠実な印象。よくまとまっているのは原作の力なんだろうなあ。どのエピソードもめちゃくちゃ面白い。原作を読んだ身だと想像力で怖かった部分が映像になってちょっと怖さは弱まっている気もしていますが、怖い部分は怖いです。
麻衣の家庭事情が明らかになった後の、彼女がみんなに抱く「ありがとう、大好き」の気持ちが見えるシーンが、やっぱりすごく好きだったな。
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天使な犬くんと悪魔な猫さま、どちらも飼っている飼い主の騒がしくも楽しく愛おしい日常を描く。

ショートアニメ集。原作は一巻のみ既読。
誰だ超有名声優さんにんこしっこ叫ばせたやつ!! 衝撃の後あまりのショックで崩れ落ちて爆笑したわ!!
実際飼うのは大変だろうけれどそれにもまして可愛いし楽しいし喜びも大きいんだろうなあとしみじみしながら、犬や猫の動画を見てほわほわした気分になっています。
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時光写真館を営む二人の青年トキとヒカルは写真に関するある異能を持っている。ヒカルは写真の撮影後十二時間内の出来事を把握する能力、トキは写真に映る特定の人物の意識に入り込み撮影された時間に介入する能力。これらを用いて、二人はひそかにわけありの事件を解決していた。仕事においてのルールは三つ。「過去を問うな」「未来を聞くな」そして「過去を改変してはならない」。しかし正義感に基づいたある改変が彼らと周囲の人々に影響を及ぼし始め……。

続きは!!!? という衝撃だらけの第1シーズン。いやあめちゃくちゃ面白かった。異能と過去改変と謎の能力者(敵)かあ。事件解決もの、バディものの要素がありつつ、幼なじみのリンとの微妙な関係や、最終話周辺で突如として別の能力者らしき存在が判明するなど危険度が増してハラハラし通しの展開で、すごくよかった。面白かった。
まためちゃめちゃ洒落ててねえ……。キャラクターデザイン、色彩の設定がおしゃれなんですが、中国らしい風土もしっかり描かれているのがいいなと思ったんですよね。田舎の景色もそうだし、家族や大人の価値観は避けては通れない障害にもなるよな……と、そういうところが生かされた個々の事件のエピソードもよかった。続き見たいよー。制作頑張ってください。
「地球外少年少女」
それは2045年の出来事。月で生まれた人類初の子どもがいるその時代、商業宇宙ステーション「あんしん」はオープン前に地球の子どもたちを宇宙生活体験キャンペーンに招待した。だがその際彗星に見舞われ、子どもたちだけが未完成のステーション内に閉じ込められてしまう。生還を目指す子どもたちだが、その事故はある存在によって引き起こされたとわかってしまい……。

大人たちと切り離された子どもたちが、協力しあい、時にぶつかり、互いを知り、理解を深めて生還を目指す。面白いのがこれが宇宙を舞台にしたもので、AIや人工知能が様々な機能を担っていて、動画配信や有名配信者がスターであって、しかしオカルトめいた予言もある世界であるということ。
相反する考えの持ち主だったり、興味関心が相反する姉弟だったり、ハンディを持っていたりと噛み合わない子どもたちが少しずつ互いを認め合って助け合って、誰も知らないところで結果的に宇宙を救っているという展開がとてもよかった。エピローグも、そうそう、登場人物のこういう未来が見て終わりたかったんだよなというものでした。
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莫大な遺産を相続した才賀勝は、身内に命を狙われ逃亡していたところを、拳法家の加藤鳴海に助けられる。亡くなった祖父の言いつけで助けを求め、勝を「お坊っちゃま」と呼ぶ人形遣いのしろがねも合流し、勝は自らの境遇に立ち向かうが、それは長く長く続く人形と人形遣いたちの運命とともにあった。

序盤も十分面白かったんですが、中盤から加速度的に面白くなった印象で、特に過去編の正二、アンジェリーヌ、ギイ、フランシーヌのエピソードは涙なしでは見られず……。人の心とはこういうものかと、フランシーヌの最後を見届けて思ったのでした。だから現代での、エレオノールを見届けたアルレッキーノ、パンタローネの最後もただただ号泣でした。誰かに幸せになってほしい、笑ってほしいと願うこと。それは間違いなく愛で、それを知っている人形は心を持った人と同じなのだ。
こじらせにこじらせた鳴海とエレオノールは、もう早くなんとかなれよ! とずっと思っていて。あまりに頑なな鳴海に、早く誰かぶん殴ってくれとぎりぎりしていたので、勝が共闘するくらい強くなったこと、最後に役目を引き受けて鳴海の背中を押したことはよくやった!!! という気持ちでいっぱいでした。
語りたいことはたくさんあるけれど、最終話の最後にカーテンコールがあったのはめちゃくちゃ嬉しかった。人生は舞台、本当にそうだ。
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Author:月子
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