読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「いきものさん」
いがぐり少年と相棒の犬の日常を描く、ゆるゆるな脱力系ショートアニメ。
本編と副音声の二本立て。ちょっと待て聞き覚えのある声がするぞ! というのがちょっと楽しい。みんな適当に喋っているのがこういう作品の面白いところだと思います。
アニメの内容自体はあってないようなものというか、深く考えなくていいというか、ぼーっと見ているだけでふふっとなれる、いい感じのゆるさがいい。一息つけるような気の抜けた作品でした。
いがぐり少年と相棒の犬の日常を描く、ゆるゆるな脱力系ショートアニメ。
本編と副音声の二本立て。ちょっと待て聞き覚えのある声がするぞ! というのがちょっと楽しい。みんな適当に喋っているのがこういう作品の面白いところだと思います。
アニメの内容自体はあってないようなものというか、深く考えなくていいというか、ぼーっと見ているだけでふふっとなれる、いい感じのゆるさがいい。一息つけるような気の抜けた作品でした。
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警察庁刑事局長の父を持つ成績優秀で眉目秀麗な高校生、夜神月は、ある日落とし物らしき黒いノートを拾う。それは名前を書いた人間が死ぬ死神のノート、デスノートだった。ノートのルールを理解した月は、犯罪のない新しい世界の神となるべく死神のリュークとともに暗躍を始める。だが多くの犯罪者が死んでいく不可解な状況に人々が気付かないはずがなく……。
昔見ていたものを改めて見てみよう、というわけでデスノを見ました。思っていたよりもさっくりまとまっていて意外でした。かなり長期シリーズだった気がしていたので……。
いまも使われる名言(迷言?)の数々やシーンの初出を確かめたり、月の顔芸を楽しんだり、改めて月の異常性を知ったり、面白かった。月は結構な頻度で「目を見ればわかります」とか「目を見てくれ」と言うんですが、デスノートを使っているときもその記憶がないときにも同じようにその言葉を使うので、こいつの根っこは「目を見ること」なのか? というのがなんとも。声優さんの演じ分けがまたすごくて、ますます笑っていいのか呆れていいのかという思いで見ていました。
死んでいく月が無様なのに美しくてなあ……。最後の最後に普通の人間として死んでいくところがとてもよかった。
総集編の『DEATH NOTE リライト 幻視する神』『DEATH NOTE リライト2 Lを継ぐ者』も見ましたが、この総集編だけでだいたい話がわかるのでおすすめです。


ゴンはキルアとの武者修行を終え、父親ジンの手がかりをたどる一方。仲間の仇である蜘蛛こと幻影旅団を追うクラピカ。闇オークションが行われるヨークシンシティで、果たしてクラピカは復讐を果たすのか? そしてジンを追ってゴンたちはゲームの世界に飛び込むが……。
ヨークシンシティの話くらいまではちゃんと旧作アニメを見ていた気がするのですが、センリツがやっぱり好きなんだよなあ……。こんな優しい、有能な人いないよ……。しかし死んでしまいそうでどきどきする。
グリードアイランド編は、完結までアニメで初めて見ました。でも旧作アニメはOVAで一応やっていたのね。知らなかった。
ここではビスケがめちゃくちゃ強くて可愛くてかっこいい! 頼れる師匠感。ゴンとキルアの実力を認めて、他のゲームプレイヤーが最終的に仲間として協力し合うところがいいですね。ビスケの「親の気持ちになっちゃう」、この2023年に見ていると確かに……! と思っちゃうくらい気付けば大人になっておりました。旧作を見ていた頃は「クラピカの耳飾りの揺れるカットがめちゃくちゃ綺麗でかっこいい」とか言ってたんですけど。

芸能活動をする姉によく似ているが残念美人と評判の綾瀬千早。小学生のときに福井県から転校してきた綿谷新との出会いで、幼馴染の真島太一とともに競技かるたの世界に飛び込んだ千早は、再び転校していった新と再会することを夢見ていた。しかし高校生になり、かるたはやめたという新。千早はかるたの世界で再会できるのか?
何気なく見始めて、あまりの面白さに一気に見てしまった。
無自覚天然、かるた馬鹿の美少女と、小学生のときからずっと彼女を見ていた幼馴染のモテ男、転校したいまでも二人とかるたをした思い出を大切に抱くかるたの天才少年の三角関係を交えた、競技かるたという部活を絡めた青春もの。
仲間が揃って大会出るようになってからの、かるたに対する熱量の違い、選手としてのスタンスがぶつかり合うところの面白さ。
天才的な千早に対抗する、それぞれ個性的かつ強い他校の選手、そして社会人になってもなおもかるたに挑む選手たち。
新が深く関わるようになったことで幼馴染組の関係が変わる展開。
後輩が入部したことで起こる不和、それを乗り越えたみんなの絆の強さを感じる展開。
そして始まる、幼馴染組の関係性が決定的に変わる第3シーズン終盤。
波が、山場がすごくって! 夢中になって見てしまった。かるたと私とみんなという関係性がそれぞれあって、みんな違ってすごく大事にしていて、いやもう本当に、いっぱい泣いたよ……。
いやしかし新のプロポーズはすごかった。本人があんまり意図していない、けれど本気の『一生一緒にいよう』だった。
それに対して太一は、どうしてずっと一緒にいてくれるのかに対するアンサーだったわけだと思うんですが、かるた馬鹿な千早にはちょっと弱かったんだろうなあ……。切ない。不憫すぎて愛しい。
個人的には詩暢と千早の仲良いのかよくないのか、でも確実に詩暢は千早に懐きつつある関係が微笑ましいのでもっと見たいです!
めちゃくちゃ気になるところで第3シーズンが終わってしまったので、何卒、何卒最終話までアニメ化お願いします!

人ならざるものを目にしてきた天涯孤独の夏目は、心優しい藤原夫妻と、妖怪のニャンコ先生、同じ妖を見たり身近にする人たちと少しずつ絆を深めている。そこにはかつて物別れに終わった人々との交流もありながら、新しい出会いもあって……。
第1話から泣かせにくるやつ!!! 無力な子どもだった夏目が剥き出して、それを一生懸命に守ろうとする田沼と多軌に泣かされる……。二人とも優しくしようとかいうんじゃなくて、友達だから、困っているから手を貸そうとしてくれているだけなんだよ、それが夏目にとってどれだけ価値のあるものか、と見ている側は大号泣でした。
そんな友達エピソード、柴田の話や、西村と北本の話もあるのが第6シーズン。普通の高校生が、普通じゃない夏目とちょっと普通じゃない田沼を振り回すところにほっこりしました。西村と北本もなあ……不思議なところのある夏目を「そういうやつ」と受け入れて付き合っているところが、なんともいいよなあ……。
さて、これで新シーズンが始まっても大丈夫になったぞ! 新作楽しみに待っていよう。

幼い頃から人ならざるものを目にしてきた夏目貴志。天涯孤独の夏目は、人には見えないそれらを見るために気味悪がられ、親戚のもとを転々とする日々だった。心優しい藤原夫妻のもと、大妖だという斑ことニャンコ先生とともに、祖母レイコの遺品である「友人帳」を手にして妖と人と繋がっていく夏目だが、一方で妖怪たちを利用しようとする祓い屋たちと対立することもあり……。
祓い屋関係を交えつつ、ちょっとほっこりする妖たちとのいい話が多い印象の第5シーズン。
朱遠のエピソードに泣き、塔子さんと滋さんのカラスの話で泣き……やっぱり好きなエピソードには涙が溢れてしまいます。一生懸命なものには手を貸したくなる、優しい人たちを大切にしたいと思う、そんな夏目のことがもっと愛おしくなるんですよね。
ここまでくると夏目もだいぶ落ち着いたかなあという感じがしてくるな。いつも所在なさげに、ここにいていいんだろうか、と思っていた夏目が「守らなくちゃ」と走れるのはそこを居場所にしたいからだと思うんですよね。

高名なハンターである父親に憧れ、同じくハンターを目指す少年ゴン。死人すら出る難関の試験に挑むなか、同じくハンターを目指すクラピカやレオリオ、キルアとともに絆を強め、ついに試験に合格するが……。
シーズン1はハンター試験、シーズン2は天空闘技場と、グリードアイランドの手がかりを得るまで。
再放送を含めて何回見るんだよと思うんですが、何度見ても面白いんですよねえハンター試験。物語が進むごとにだいぶ複雑化していくので、序盤が見やすいと感じるせいもあるかもしれない。
見れたのがシーズン2までですけれど、調べたらだいぶ後ろの方の話もやっているんですね!? 号泣必死のキメラ・アント編をちゃんと見たいな! 見よう!

藤原夫妻のもとに引き取られ、妖怪たちの起こす出来事に巻き込まれながら、人の友人もあやかしの友も得た夏目。優しいひとたちを守りたいと、ときには困難に立ち向かう夏目だが、祓い屋の的場をはじめとした異なる考えを持つ人々との関わり方にも思い悩み……。
第4シーズン。的場がだいぶ登場するようになった時期ですね。
このシーズン、夏目の過去にまつわる話が結構多い印象で、見ていてだいぶ切なくて……。無力な子どもでしかなかった夏目が、結局失うしかなかったものってどれだけ多かったことか。過去も含めていまの自分だと言える、いま一生懸命幸せになろうとしている夏目を見ていると涙しか出てこない。本当にどうか幸せに、と祈らずにはいられなくなる。
特に最後のエピソードにあたる、幼い頃に父親と過ごした家に行く話。ここに登場する親戚の人たちは本当に優しくて、その家の子どもだった三世子の気持ちも痛いくらいわかってしまって、夏目は本当に苦しかったろうな。本当に理解し合うことはできなくても、お互いに穏やかに生きられたらいいね……。

幼い頃から妖怪と呼ばれるものの類を目にしてきた夏目貴志は身寄りがなく、自分にしか見えないそれらのために親戚のもとを転々とする日々を送っていた。心優しい藤原夫妻に引き取られた夏目は、祖母レイコの遺品である「友人帳」を手に入れたことで、祖母と関わりのあったあやかしたちをはじめとした、彼らと人々の事件に遭遇する。すべては心優しい友人たちのために。
原作が好きなのでアニメは一期だけを見て終わっていたんですが、最近アニメの新シリーズ制作決定の話を聞いたので、せっかくだからおさらいを兼ねて見始めました。
第三期はシリーズ屈指の名場面であろう、夏目が藤原夫妻のもとに行きたいと言うまでの話が入っています。そんな切ない話の後に、できなかった影踏み鬼をしてあやかしみんなで遊ぶのが、泣ける……。
原作になかなか新規の女子キャラが登場せず多軌が出てくるまで間があった影響か、早々に離脱する笹田が残っているオリジナル展開。また原作で謎めいていた藤原さんがだいぶ初期から登場して結構よく話しているので、原作でしか知らなかった身としては意外でした。どんな人かわからない、からの、めちゃくちゃいい人……というあれがよかったものだから。


リオネス王国の聖騎士たちの横暴とそれを主導していた聖騎士長ヘンドリクセンの魔人族復活を阻止したメリオダスたち七つの大罪と第三王女エリザベス。しかし平和な時間はそう長くは続かず、魔人王の近衛部隊である魔人族・十戒の者たちが目醒める。バンの離脱を始め仲間同士が思いをぶつけ合い、ついに七つの大罪最後の一人も合流し、仲間たちは絆を深めていく……このすべての戦いの始まりは三千年前、とある種族違いの恋人たちの運命とともにあった。
第1期の後、少し間が空いたり、放送時間や局が変わったりして、最後まで追いかけられていなかったやつ。第2期から最後まで一気に視聴しました。
本当に! 最高のファンタジーでした! ここまでど直球にファンタジーをやってくれるとは思わなかった。まさしく「これはいまだ人と人ならざるものの世界が分かたれていなかった古の物語」でした。神と魔と妖精と巨人と人と、その世界が区切りをつけ、次の世界が始まるための物語。
一人ひとりのエピソードが濃すぎてびっくりする。別のメインキャラクターに焦点を当てたらそれだけでちゃんと物語が出来上がるようになっているのがすごい。さらにすごいのは、メリオダスがそれを尊重して、ぶつかるときにはぶつかり、可能な限りは手助けしたり応援したりするところ。譲れないものは譲れないと戦えるところにぐっとくる。
めちゃくちゃすごいのはバンで、いやもうなんなんだよあの献身の塊は!! めちゃくちゃ泣いた。たった一人の愛した女のために不死を生きて、仲間たちと決別もして、けれど大事なときは絶対にそれを選べるやつ。恩人のために煉獄という時間の流れが違う場所で何百年と過ごして、とんでもない力を身につけて、その果てに愛する女を救っちゃうやつ。聖人か……?
情報をまったく入れていなかったのでもう一つめちゃくちゃ泣いたのはメリオダスとエリザベスの運命でした。なんなんだよそれ。永遠に別れ続ける恋人同士とか泣いちゃうだろ!! 最後まで見た後つい第1期第1話に戻っちゃったよ。エリザベスが必死になって七つの大罪を探しに来たときに、メリオダスはもう助けるって決めていたんだろうなあ……。何を思っていたか想像すると泣いちゃう。何度も出会って見送って、それでも出会ってしまう喜びと痛みが……もう……。
上記のエピソードを表現した第4期前期OPの「光あれ」、めちゃくちゃいい曲に最高の歌詞に素晴らしい歌声で。歌詞読んですごく泣いた。メリオダスとエリザベス、登場する他の恋人たちやきょうだいたちのことだよなあ……。
本当に素晴らしい大作ファンタジーでした。これで続編シリーズに触れる下地は作ったぞ!