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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「OVA 鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」
エルリック兄弟の旅を補完する、DVDに収録されていた「盲目の錬金術師」「シンプルな人々」「師匠物語」「それもまた彼の戦場」のOVA4本。

原作(というかファンブックだったか)に収録されていた「盲目の錬金術師」を始め、ウィンリィとリザの出会いのエピソードを補完しつつ二人の思いを描く「シンプルな人々」、最強の師匠イズミがどのように出来上がったかを語る「師匠物語」、イシュヴァール殲滅戦に至るまでのロイとヒューズの出会いを綴る「それもまた彼の戦場」と、原作準拠のショートストーリー。
ヒロインたちが可愛いなあ! ピアスの理由だったり、髪を伸ばす理由だったり、出会いをきっかけに二人の進む方向が決まったんだな。二人とも、大変な男どもの面倒を見つつ、いつまでも仲良くしてほしい。
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B00JKAQ0B4
黄昏を迎えて緩やかに滅びゆく世界、ある辺境の街に住む錬金術師の少女エスカは、コルセイトの街の開発班の新人として配属が決まった。同期は中央で最新式の錬金術を学んだという青年ロジー。決して豊かとはいえない街で、二人の錬金術師は人々のために力を尽くすけれど……。

アトリエシリーズはあまりプレイしたとは言えないし、特に黄昏シリーズはほとんどわかっていないも同然なんですが、ライザのアニメを見たので古いものを見てみようかと思って視聴。
ライザが世間知らずで自己肯定感の高い子だったので、エスカとロジーの普通さというか、相方だったり周りの人だったりの意見を聞いて無鉄砲な行動に出ないのがめちゃくちゃ安心しました。錬金術の新旧で揉めるのかとどきどきしていたんですが、そんなこともなく、ほどよい相棒感が見ていて微笑ましかった。
後半はだいぶ込み入った話になっていて、ゲーム本編の最終盤の話だったのでは……と思います。フラメウは、エンディングで描かれているのはきっとはちどりひめのイメージですよね? めちゃくちゃ可愛い!
「ロマンティック・キラー」
さばさばした性格で、ゲームと猫とチョコレートを愛する女子高生、星野杏子。最後にときめいたのは乙女ゲーという杏子の前にある日魔法使いのリリが現れ、魔法界の救済のため、人間界の少子化問題対策プロジェクトの被験者に選ばれたと告げる。それはリリの魔法によって少女漫画のように強制恋愛イベントに巻き込まれるというもので!?

絶対に恋愛なんてごめんだと恋愛イベントを全力で回避する女子高生のラブコメ。恋愛したくない杏子なので、デフォルトの言動が完全に「おもしれー女」になってるんだよなあ……。
強制的に恋愛対象設定を付与されたのは、同級生のクール系美少年、覚えがない近所の幼なじみ、セレブ美少年に、友情エンド的には親友の美少女、元凶の魔法使いも対象っぽいな、などと乙女ゲーム的になかなかの布陣(※乙女ゲームではない)
「こんな展開あるか!」と少女漫画や乙女ゲームのあるある設定や展開にツッコミを入れられる立場になれる杏子が楽しく、逃げ回っているけれど本当に恋に落ちるのか、周りの人たちの気持ちは、など見ていてとても楽しかった。男性に付き纏うストーカーと理解のない家族の描写はきつかったですが、こうして主人公たちのもとに集まっている人たちが協力し合って友達を助けるのはいいよな。
B00FZGYU2S
G.Iをクリアし、ついに父ジンと会えると期待したゴンとキルア。だがそこにいたのはジンをよく知る兄弟子のカイトだった。彼との出会いによってキメラアントの調査に参加するゴンたちだが、それは過酷な戦いにつながっていて……。

キメラアント編開幕。シーズン5は前編という感じかな。この後がね、もっと辛いんだよね……。
ゴンとともに強くなろうとするキルアの友情がいいんだよなあ。大事にしたいのに大事にする方法がわからない感じ。二人とも幸せになってほしいんだけれどこの後のことを思うとな……。
覚えていなくてめちゃくちゃ笑ったのは、ゴンが女性の扱いにめちゃくちゃ慣れていて、完璧にデートをやり遂げたことでした。子どもだから微笑ましいとかじゃなく、ゴンらしくきっちりパームをエスコートしているところに、人たらしの才能を感じる。だいぶうっかりときめいてしまった。
「いきものさん」
いがぐり少年と相棒の犬の日常を描く、ゆるゆるな脱力系ショートアニメ。

本編と副音声の二本立て。ちょっと待て聞き覚えのある声がするぞ! というのがちょっと楽しい。みんな適当に喋っているのがこういう作品の面白いところだと思います。
アニメの内容自体はあってないようなものというか、深く考えなくていいというか、ぼーっと見ているだけでふふっとなれる、いい感じのゆるさがいい。一息つけるような気の抜けた作品でした。
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警察庁刑事局長の父を持つ成績優秀で眉目秀麗な高校生、夜神月は、ある日落とし物らしき黒いノートを拾う。それは名前を書いた人間が死ぬ死神のノート、デスノートだった。ノートのルールを理解した月は、犯罪のない新しい世界の神となるべく死神のリュークとともに暗躍を始める。だが多くの犯罪者が死んでいく不可解な状況に人々が気付かないはずがなく……。

昔見ていたものを改めて見てみよう、というわけでデスノを見ました。思っていたよりもさっくりまとまっていて意外でした。かなり長期シリーズだった気がしていたので……。
いまも使われる名言(迷言?)の数々やシーンの初出を確かめたり、月の顔芸を楽しんだり、改めて月の異常性を知ったり、面白かった。月は結構な頻度で「目を見ればわかります」とか「目を見てくれ」と言うんですが、デスノートを使っているときもその記憶がないときにも同じようにその言葉を使うので、こいつの根っこは「目を見ること」なのか? というのがなんとも。声優さんの演じ分けがまたすごくて、ますます笑っていいのか呆れていいのかという思いで見ていました。
死んでいく月が無様なのに美しくてなあ……。最後の最後に普通の人間として死んでいくところがとてもよかった。
総集編の『DEATH NOTE リライト 幻視する神』『DEATH NOTE リライト2 Lを継ぐ者』も見ましたが、この総集編だけでだいたい話がわかるのでおすすめです。
B009SKVRT6B00CL81DBO
ゴンはキルアとの武者修行を終え、父親ジンの手がかりをたどる一方。仲間の仇である蜘蛛こと幻影旅団を追うクラピカ。闇オークションが行われるヨークシンシティで、果たしてクラピカは復讐を果たすのか? そしてジンを追ってゴンたちはゲームの世界に飛び込むが……。

ヨークシンシティの話くらいまではちゃんと旧作アニメを見ていた気がするのですが、センリツがやっぱり好きなんだよなあ……。こんな優しい、有能な人いないよ……。しかし死んでしまいそうでどきどきする。
グリードアイランド編は、完結までアニメで初めて見ました。でも旧作アニメはOVAで一応やっていたのね。知らなかった。
ここではビスケがめちゃくちゃ強くて可愛くてかっこいい! 頼れる師匠感。ゴンとキルアの実力を認めて、他のゲームプレイヤーが最終的に仲間として協力し合うところがいいですね。ビスケの「親の気持ちになっちゃう」、この2023年に見ていると確かに……! と思っちゃうくらい気付けば大人になっておりました。旧作を見ていた頃は「クラピカの耳飾りの揺れるカットがめちゃくちゃ綺麗でかっこいい」とか言ってたんですけど。
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芸能活動をする姉によく似ているが残念美人と評判の綾瀬千早。小学生のときに福井県から転校してきた綿谷新との出会いで、幼馴染の真島太一とともに競技かるたの世界に飛び込んだ千早は、再び転校していった新と再会することを夢見ていた。しかし高校生になり、かるたはやめたという新。千早はかるたの世界で再会できるのか?

何気なく見始めて、あまりの面白さに一気に見てしまった。
無自覚天然、かるた馬鹿の美少女と、小学生のときからずっと彼女を見ていた幼馴染のモテ男、転校したいまでも二人とかるたをした思い出を大切に抱くかるたの天才少年の三角関係を交えた、競技かるたという部活を絡めた青春もの。
仲間が揃って大会出るようになってからの、かるたに対する熱量の違い、選手としてのスタンスがぶつかり合うところの面白さ。
天才的な千早に対抗する、それぞれ個性的かつ強い他校の選手、そして社会人になってもなおもかるたに挑む選手たち。
新が深く関わるようになったことで幼馴染組の関係が変わる展開。
後輩が入部したことで起こる不和、それを乗り越えたみんなの絆の強さを感じる展開。
そして始まる、幼馴染組の関係性が決定的に変わる第3シーズン終盤。
波が、山場がすごくって! 夢中になって見てしまった。かるたと私とみんなという関係性がそれぞれあって、みんな違ってすごく大事にしていて、いやもう本当に、いっぱい泣いたよ……。
いやしかし新のプロポーズはすごかった。本人があんまり意図していない、けれど本気の『一生一緒にいよう』だった。
それに対して太一は、どうしてずっと一緒にいてくれるのかに対するアンサーだったわけだと思うんですが、かるた馬鹿な千早にはちょっと弱かったんだろうなあ……。切ない。不憫すぎて愛しい。
個人的には詩暢と千早の仲良いのかよくないのか、でも確実に詩暢は千早に懐きつつある関係が微笑ましいのでもっと見たいです!
めちゃくちゃ気になるところで第3シーズンが終わってしまったので、何卒、何卒最終話までアニメ化お願いします!
B06ZZMRPGR
人ならざるものを目にしてきた天涯孤独の夏目は、心優しい藤原夫妻と、妖怪のニャンコ先生、同じ妖を見たり身近にする人たちと少しずつ絆を深めている。そこにはかつて物別れに終わった人々との交流もありながら、新しい出会いもあって……。

第1話から泣かせにくるやつ!!! 無力な子どもだった夏目が剥き出して、それを一生懸命に守ろうとする田沼と多軌に泣かされる……。二人とも優しくしようとかいうんじゃなくて、友達だから、困っているから手を貸そうとしてくれているだけなんだよ、それが夏目にとってどれだけ価値のあるものか、と見ている側は大号泣でした。
そんな友達エピソード、柴田の話や、西村と北本の話もあるのが第6シーズン。普通の高校生が、普通じゃない夏目とちょっと普通じゃない田沼を振り回すところにほっこりしました。西村と北本もなあ……不思議なところのある夏目を「そういうやつ」と受け入れて付き合っているところが、なんともいいよなあ……。
さて、これで新シーズンが始まっても大丈夫になったぞ! 新作楽しみに待っていよう。
B01M7O18I1
幼い頃から人ならざるものを目にしてきた夏目貴志。天涯孤独の夏目は、人には見えないそれらを見るために気味悪がられ、親戚のもとを転々とする日々だった。心優しい藤原夫妻のもと、大妖だという斑ことニャンコ先生とともに、祖母レイコの遺品である「友人帳」を手にして妖と人と繋がっていく夏目だが、一方で妖怪たちを利用しようとする祓い屋たちと対立することもあり……。

祓い屋関係を交えつつ、ちょっとほっこりする妖たちとのいい話が多い印象の第5シーズン。
朱遠のエピソードに泣き、塔子さんと滋さんのカラスの話で泣き……やっぱり好きなエピソードには涙が溢れてしまいます。一生懸命なものには手を貸したくなる、優しい人たちを大切にしたいと思う、そんな夏目のことがもっと愛おしくなるんですよね。
ここまでくると夏目もだいぶ落ち着いたかなあという感じがしてくるな。いつも所在なさげに、ここにいていいんだろうか、と思っていた夏目が「守らなくちゃ」と走れるのはそこを居場所にしたいからだと思うんですよね。
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Author:月子
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