読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
羽柴夏樹は好きな他人に告白しようと決めてクリスマスデートに臨むが振られ、気落ちしていたところ、サンタクロースの格好の少女からティッシュをもらう。プレゼントするはずだったマフラーをその子に渡して立ち去るも、その後学校内で再会する。小早川杏奈という名の彼女は少し風変わりながらも、徐々に距離を縮めていく二人。友人たちも加わって、鮮やかで楽しい日々が過ぎていく。
めっっちゃくちゃ可愛いな!? という高校生たちの青春もの。主人公が男子なんだけれど、この仲良し四人組がすごく可愛いし楽しい。それぞれの個性もいいし、好きな人がいたり思われたりするのもいいねいいね!
友達の輪が広がっていく楽しさ。みんなで楽しい時間を一緒に過ごす眩しさ。すれ違ったり喧嘩したり、一緒にいたり。知らなかった気持ちに気付いたり。きらきらしていて、きゅんきゅんする。
感情の起伏があんまりなかった杏奈が、まりも含めて夏樹たちと過ごすうちに柔らかく可愛らしくなっていくところ、夏樹じゃないけれど可愛い、好き! ってなっちゃう。
ここで終わるの!? という最終話、寂しくなっちゃったのでできればみんながどうなるか見たかったなあ。希美と恵一、まりと松永、くっついてほしいよー!
見ていて本当に楽しかった。
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「バイオハザード: インフィニット ダークネス」
ホワイトハウスでの不正アクセス事件の捜査のため招集されたレオン含め四人のエージェントは、そこでゾンビと戦闘になる。その手がかりがあるのが上海の生物化学研究所と知ったレオンたち。一方、テラセイブのメンバーとして事前活動に従事するクレアは難民支援のためにべナムスタンにいた。難民キャンプの少年がウィルス感染者の絵を描いたことでクレアも過去の因縁から捜査を始め……。
レオンとクレアのバイオ、その後の話をCGアニメドラマにしたシリーズ。
これCGなの? というクオリティ。ずっとゲーム中のムービーを見ているみたい。とにかく綺麗だし滑らかに動くし戦闘シーンも派手だし。ゲームのムービーを見たことがあるなら違和感なく見られると思いました。
ストーリーは、シリーズが進むごとに複雑化した国とか権力者の陰謀が絡んだ結果のアレなので、敵もあーはいはいという感じ。それでもレオンの選択はまさしく主人公というか、怒りや悲しみ、憎しみが理解できる、戦い続けてきた人ならではのエンディングだったと思いました。やっぱりレオンかっこいいわあ。
ホワイトハウスでの不正アクセス事件の捜査のため招集されたレオン含め四人のエージェントは、そこでゾンビと戦闘になる。その手がかりがあるのが上海の生物化学研究所と知ったレオンたち。一方、テラセイブのメンバーとして事前活動に従事するクレアは難民支援のためにべナムスタンにいた。難民キャンプの少年がウィルス感染者の絵を描いたことでクレアも過去の因縁から捜査を始め……。
レオンとクレアのバイオ、その後の話をCGアニメドラマにしたシリーズ。
これCGなの? というクオリティ。ずっとゲーム中のムービーを見ているみたい。とにかく綺麗だし滑らかに動くし戦闘シーンも派手だし。ゲームのムービーを見たことがあるなら違和感なく見られると思いました。
ストーリーは、シリーズが進むごとに複雑化した国とか権力者の陰謀が絡んだ結果のアレなので、敵もあーはいはいという感じ。それでもレオンの選択はまさしく主人公というか、怒りや悲しみ、憎しみが理解できる、戦い続けてきた人ならではのエンディングだったと思いました。やっぱりレオンかっこいいわあ。
喋る魔法の杖もといマジカルルビーと出会い、魔法少女としてクラスカードを回収したイリヤ。凛とルヴィアから与えられた任務を美優と遂行するはずが、謎の現象に見舞われ、何故か瓜二つの少女を出現させてしまう。クロと名付けられた彼女にはある目的があり……。
なるほどクロはこうやって現れたのかーというのがわかる第二期。ロリっ子たちの百合百合って狙ってるなあ、しかもやたらと風呂が多いと苦笑いなのですが、それはそれとしてクロの悲痛な叫びがなんかじんときて、そのまま家族になるっていう展開が愛おしさ爆発でした。こういう憎まれ口を叩く子がめちゃくちゃ寂しがりなの、いいよねえ。
夫婦大好きな人なのでアイリと切嗣が夫婦しているだけでかぶりつきになってしまう。この人たち、この世界戦だと割と穏やかな日々を送っているように見えるけれど多分そうじゃないんだろうなあ……なんて思ってしまうのもまた。
浮島神社の巫女・更衣小夜は三荊学園に通う高校二年生。だが父親の命令を受けて人外のものである〈古きもの〉をご神刀で倒すことを使命としている。しかし戦いを重ねるうちに、少しずつ何かがずれ始める感覚を覚える小夜。やがてそれは平穏な世界の崩壊を招き……。
放送当時とてつもなく血が出ると聞いていた作品。白く塗りつぶされていましたが、本当に残酷に殺されていきますね……。
ちょっと天然気味でぼんやりしているけれど、ご神刀を手にした途端、顔つきや口調が凛々しく変わるの、めちゃくちゃ好きです。こっちのビジュアルの方が好きなんですけれども、普段のふわふわした姿がああるからまたいいんだよなあ。狙いすましたようなキャラだと思っていたらそういうオチか……。
作品の印象をがらっと変える後半、ちょっと無理やり感があった気もするんですが、しかし出てくる人たちが最低で最高でした。そういうのもっと見たかったなあ。
量子リアクターの暴走により、世界中に「B.R.A.I」と呼ばれる生物が出現し、人類は滅亡の危機に瀕していた。中国の翔龍は絶対防衛都市の一つととなり、生き残った人類が辛うじて暮らしている。暴走事故を引き起こし追放の身となっていた科学者、レオン・ラウは、契約を交わして妹と名乗っているクロエを助けるため、開発中だったハイパードライブを起動させ、B.R.A.Iを撃退する。かくして人類を守るべく特殊部隊パンドーラの隊員たちの運命が始まった。
能力はあるのに色々ずれていて、けれど真っ直ぐな科学者の主人公。「家族契約」で結びついているけれど本当の家族として支え合うクロエ。様々な思惑や、昔の過ち、隠されている秘密など、物語が進むにつれて戦いも激しさを増すけれど、家族、仲間という絆が過去と決別させ、未来を切り開く展開は熱い。
声優さんが好きなこともあるんですが、姫が好きですね……。父親を亡くして司令官になって、しかも実は姉妹で、神職に類する一族の出でってどんだけツボをついてくるのか! フィオナのツボだー。思わせぶりなキャラだけど裏で都市を支える巫女とかもう、もう!!!
7人組地下アイドルグループ「ChamJam」のメンバー、舞菜と出会って人生が変わったえり。舞菜を推しとして彼女のファン活動にすべてを捧ぐようになったものの、その言動はしばしば行きすぎている……。別のメンバーを推すファン仲間たちとの交流や、アイドルであるメンバーそれぞれの思いを描く、ファンとアイドルのお話。
「押しが武道館いってくれたら死んでもいい」と本気で思って本気で活動しているガチファンのものすごい言動に、毎回かなり笑わせてもらっていたんですが、チャムのメンバーのエピソードが描かれていくうちに、塩対応な舞菜がものすごく不器用ながらも応援してくれるえりぴよのことを大事にしたいと思っているところがいじらしくてたまらなくなって、最後の辺りはいかに二人がちゃんと交流を持って思いを通じ合わせることができるのか、というところをはらはらどきどき見守ってしまっていました。
いやほんと、舞菜可愛い。舞菜頑張れ。
とても楽しかったので、物語がどこまで描かれていくのかめちゃくちゃ気になるなあ。武道館にいってくれるんだろうか。
2020年。日本を大地震が遅い、大地はあっという間に沈んでいく。中学三年の武藤歩と小学二年の剛の姉弟は、家族揃っての脱出を試みる。だが大災害に見舞われた日本は人の心も荒み、誰もが極限の状態にあった。
大災害をテーマにしたアニメ作品。「東京マグニチュード8.0」と違うのは、随所にナンセンスなエピソードや描写が挟まることでしょうか。カルト集団とかVtuberみたいな存在が登場するのって「考えるな、感じろ!」で押し通す作品に見られるような描写の仕方だった気がする。囲い込まれそうになって、どたばた逃亡して、みたいな。
大災害時における日本で、他国の人、ハーフの人といったマイノリティがどのような扱いを受けるのかという部分は見ていてすごく印象的でした。
最後に日本がどうなっていくのか、スライドショーで見られたのは、なんだかんだでやっぱり嬉しかったなあ。
売れない漫画家の藤沼悟には特殊能力がある。「再上演(リバイバル)」と呼んでいるそれは、本人の意思に関係なく発動し、意識をそのままに過去に戻ってそこから起こる悲劇を回避させるというタイムリープ能力だ。だが悟はその力の意味を見出せないまま、アルバイトで食いつなぐ日々だった。しかし母親が殺害されたことで、能力が発動。かつて遭遇した自動連続誘拐殺人事件が原因だと気付いた悟は、これから起こる事件を防ぐために飛び回る。
原作は未読。アニメ、最初はどうかなあと思っていたんですが後半になればなるほど面白くなってきて、最後はうわあああっとなりました。
少年の身体に、未来からやってきた自分の意識が入っている。これから何が起こるのか知っているだけにその行動は奇異に映るも、仲間たちの協力を得て、被害児童を守ることに成功。しかし密かに行われる犯人との攻防が、もうはらはらどきどきで。明らかになった犯人の気持ち悪さも、誰が犯人なのかわからない状況では刺激的でした。
後半の展開はご都合主義的なんですが、やり直したからこそ得られた未来がちゃんと悟に報いる形でやってきたんだと思うと、胸がじいんとする。売れっ子漫画家になっている部分は、無力感に打ちひしがれた悟ではなくなったという証のように思えたし、最後に再会した彼女には涙腺決壊でした。面白かったです。
あるところに天才的な才能を持つ魔女がおりました。名前はイレイナ。十五歳という若さで魔女になったイレイナには、魔女になるきっかけとなった『ニケの冒険譚』に憧れ、旅をするという夢があった。だがその才能をよく思わない魔女たちは師となってくれず、風変わりな魔女フランのもとに押しかける形で弟子入りするも、何故か雑用ばかり言いつけられる……やがて旅立ったイレイナは魔女として様々なものを見聞きして。
表現とか諸々は全然違うんだけれど、物語の構成としてはポジティブな「キノの旅」だなあという印象でした。こういう形で受け継がれているんだなあという気持ちで楽しく見ておりました。
天才魔女、美少女という属性を持ちつつも、中身は普通の十代の女の子で、自分が関わった人や物事が悲劇的な結末を迎えることもしばしばあるのがリアル、かつイレイナの魅力をとても強く表しているように思います。そういうものだという達観することはなく、力不足を嘆き、慟哭し、落ち込む。そういうところがとても良い。
主に登場する人物がみんな魔女なので、女性同士のやりとりが多いのもとっつきやすいのかな。百合というかそういうものが好きな層へ向けたアピールを強く感じるのは、レーベル読者への配慮を感じないこともないけれど、原作は未読なんですがエピソードが面白かったので気になっています。
彩雲国、紅家の令嬢、紅秀麗は初の女性官吏として国のために邁進する。だが茶州で謎の奇病が流行したことをきっかけに窮地に追い込まれてしまい……。家とそれぞれの思惑が交差する中、秀麗は知り得た人々と絆を持って立ち向かう。
茶州の流行病から始まり、こう、最終的な黒幕的なものがちらっちらするんですが、制作時点で原作が完結しておらず途中まで。wikiのあらすじを読んでいるとここから最後に向けてぐわーっとくる感じなのに、惜しい。とっても。
原作は1巻と2巻だけ読んだだけなのでアニメだけの印象になるんですが、こんなに中華系官僚もの、かつ神仙にまつわる込み入った長編だったんだなあと感嘆しました。「貧乏令嬢、お給金を求めて後宮妃になる」から始まった話とは思えない。きっかけはどうあれ秀麗はずっとひたむきに女の身で自らの力で政治や民と向き合おうとしたんだなあ。