読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
憎しみのために生きてきたトルフィンは父の仇であるアシェラッドの死で何もかも失い、奴隷となってデンマークのある農場で働き、ぼんやりと日々を送っていた。しかし同じ奴隷身分に落ちた農民の青年エイナルとの出会いが少しずつトルフィンを目覚めさせる。一方、アシェラッドを誅し、イングランド王に、そして兄を手にかけデンマーク王になったクヌートは、軍の維持費を得るため農場の接収を計画していた。
復讐のために生きていたせいで空っぽになった主人公が、奴隷として働くうちに仲間を見つけ「本当の戦士」として目覚める第2シーズン。
人殺しに慣れてしまっていた人間が土地を開墾し、麦を育てる。身分の違い、奪うもの奪われるものと男と女、喪失を経てトルフィンが目覚めるに至る終盤はもう面白くて面白くて! また盗み聞きした聖書から愛の本質に至る、本人にその自覚がないらしいというのがいいですね。
トルフィンの行いを通じて多くの人が考えを改め、というか新たに考えさせられているようなのも、世界をよりよく変えようとする人間や命の力を感じてすごくよかったなあ。
復讐の旅は終わり、次は新しい世界のために、大勢の人々のための旅が始まるんだろう。次シーズンが見られますように。
PR