読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
邪竜スマウグが討ち取られ、ついに解放された王国エレボール。だが王となるはずのトーリンは黄金に取り憑かれて病み、すべての者を拒んで聞く耳を持たない。約束を違えたトーリンに、協力した人間、秘宝を取り返そうとするエルフ、闇のオーク軍が迫り、ドワーフ軍と激突する。これはある善良なホビットと山の下の王と旅の仲間たちの友情と絆の物語、そしていつか始まる指輪の物語の序章。
竜の黄金に魅せられて疑心暗鬼に陥って心を閉ざす展開、ファンタジーだー! と嬉しくなる展開なんですが、実際に見ているときついよー! ビルボの必死の呼びかけが、本当に、心からトーリンを心配してなんとか助けようとしているのが伝わってきて。
だから最後のシーンがぐっとくる。誰もが諦めざるをえなかった状況で、戦う力のないビルボだけがトーリンを諦めなかった。真の友と呼ぶのも納得で、その後ビルボも彼のことを友達だと言ったところで涙腺崩壊。地図の書き込みを見て、また泣きました。
そして物語はやがてフロドに託されていくわけですが、やっぱりそのことを思うとなあ! 指輪の旅がめちゃくちゃ辛かったからな……。しかしビルボが指輪を持っていなければ助からなかったこともあったし、サウロンを滅ぼすこともできなかったからなあ……。
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