読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
各地に謎の宇宙船が飛来し、混乱する世界。言語学者のルイーズは、アメリカ軍大佐ウェバー、物理学者のイアンらとともに来訪者たちの目的を探る任務に就く。各国がやり取りを進める中、戦いを示唆する反応があったことで緊張感が一気に高まる。だがルイーズらの見解は異なり……。
想像以上に感動系で、上手いなあ、と唸りました。構成がすごい。小説でもできないことはないけれど映像だからこそのトリックですね。
すわ戦争かという緊張感が高まっている中で、ルイーズらが一生懸命に未知の生命体との交流を試みる展開は、周りに焦らされながらもルイーズが言語やコミュニケーションのことを慎重に、大事に考えているのが伝わる部分で、なんだかじんわりした。ヘプタポッドらがちゃんと反応してくれると嬉しいですね。
結末のことを思うと、ルイーズとイアンの選択はとても重くて切ない。未来がわかっていてもそれを選ぶか。何故それを選ぶのか? その答えの一つが多分これなんだろうなあ。よき作品でした。
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