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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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人情に厚い、穏やかな人柄ながら剣の達人でもある坂崎磐音。幼馴染みの二人と江戸勤番を終えて故郷に戻った三人だが、とある策略にはめられた幼馴染みたちを失い、自らも結婚の約束をした奈緒を置いて脱藩。江戸にて浪人として暮らし始める。長谷の大家は困窮する磐音を見かねて、両替商・今津屋の用心棒の職を紹介するが、図らずも商人たちの争いと幕府が流通させた新しい貨幣をめぐる陰謀に関わることになった。

原作は未読。長期シリーズなので映画化? と思っていたんですが、思いがけず面白くてびっくりした。時代劇といってもライトな雰囲気で、穏やかな人柄で軽んじられがちだけれど剣の達人、礼儀正しく優しいのでみんなに好かれる、賢くて知恵を巡らせて窮地を救う、と完全に主人公体質な磐音が事件に立ち向かう。
旅立ちの理由も、幼馴染みたちが策略によって勘違いから人を殺し、その人物と策略を巡らせた人物を別の幼馴染みが殺し、それを磐音が討ち取らざるを得なかった、という、ほぼほぼ「村を焼かれた」なのも面白いなあ。
悲しみを抱えながら腐らずにいる磐音がまたいいんですよね。それを新しい恋が支えてくれたり。
最後に奈緒と、再会しつつ永遠の別れを告げるのも哀愁が漂っていてよかったな。
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Author:月子
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