読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「三食昼寝付き」で「勉強ができる」と聞いて自ら宮女狩りに志願した田舎娘の銀河。宮女となるため娥舎で同室となった仲間たちとともに学ぶ銀河は、独特な感性と物言いを遺憾無く発揮する。そうして卒業試験を経て、なんと正妃に抜擢されるが新皇帝は後宮にやってくるときに出会った謎の青年コリューンで!?
「大人の小説」として活字ばかりの本を読み始めた頃、二冊目とか三冊目とかに読んだのが酒見賢一さんの『後宮小説』でした。それを原作にしたアニメがあると知ったものの、視聴する機会に恵まれず、十年くらい経ったかなあ……こうやって有料配信サイトで見られる日が来るなんてあのときは思いもしなかった。
というわけで感無量で鑑賞。短くあっさり、わかりやすくまとめられているものの、銀河の魅力はやっぱり際立っていてにっこにこで見てしまった。原作は結構周りの設定が悲惨なだけに……。
銀河の立身出世の物語として最後まで描かれていましたが、原作のルームメイトたちとの絆が好きだったので、わがままをいうならその辺りももう少し見たかった。銀河とコリューンの不思議な結びつきは想像した通りで、二人の別離はこの年になっても胸がぎゅっとしてしまったのでした……。
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