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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「あの、私と婚約して頂けませんか!?」
ウェルベザ王国で、長年虐げられた貧乏令嬢・アリスの一世一代の告白――受け入れたのは、初対面のはずの次期公爵だった! 眉目秀麗なアーサー・グリンデルバルドは自信のない彼女を優しい笑顔でなぜか全肯定、「君のためなら何でもする」と誓ってくれて? そんな僥倖に、アリスは公爵夫人への道を歩み出す。道は険しく、気弱な彼女に付け込む者は後を絶たない。だが、どんな窮地にもアーサーの愛は益々燃え上がり……登下校は毎日付きっきり、屋敷に住まわせ、彼女の部屋に鍵までつけてしまう始末で!?
「安心して。もう誰も君に触れさせはしない」
(……どうしてこんなに愛してくれるの?)
2人の秘められた過去が甘くて重い(?)奇跡を起こす、王道シンデレラストーリー!(裏表紙より)

会うたびに嫌がらせをしてくる将来の結婚相手から長年のモラハラを受けて、すっかり自信をなくしていたアリス。実家の経済状況が悪いため、この結婚からは逃れられない。付き合っている人がいるという嘘を本当にするために、思い切って通りかかった人に婚約を申し込んでみたら、なんとそれは公爵家令息アーサーだった。
優しく弱々しく可憐なご令嬢が、愛されて愛されて幸せになる話、でいいのかな。しかしずっと彼女が好きだったというアーサーの執着が加速し、部屋に外鍵をつけられて外出を制限されるというヤンデレエピソードがあり、愛が重いなあと笑ってしまった。笑えるのは、「嫌なら嫌と言いなさい」と言ってくれた彼の友人たちの存在と、アリスがちゃんとそれを言えたこと、アーサーが聞く耳を持っていたから。
イラストがすごく少女小説、少女漫画できらきら。カラーピンナップ、めちゃくちゃ綺麗だなあ。
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グラハム家の祖母エレンが亡くなり、娘のアニーはグループ・カウンセリングで話したように、自分の家系は先天性遺伝で精神疾患を発症することを案じていた。アニーの息子ピーターは高校の友人宅のパーティに行くつもりだったが、お目付役として妹のチャーリーを連れて行くように言われる。だがその日、事件が起こる。そしてそれをきっかけに次々と恐ろしい出来事が起き始め……。

「ミッドサマー」のアリ・アスター監督作品。むしろこの「ヘレディタリー」があったから「ミッドサマー」が期待されてそれに裏切らないホラーだったという感じなんでしょうね。むちゃくちゃグロくて悪趣味でぞくぞくしました(褒めています)。
冒頭から不穏な空気が漂っていて、チャーリーの首が飛んだときは「始まったぞ……」感がすごかったです。やばいことが襲ってくるのが目にも明らかで。家庭が崩壊し、ギスギスした食事の席や、どんどん心が離れていく家族と、それに付け入る他人、そして終盤にちらちら姿を見せるようになる怪しい集団。ただのホラー映画と違うのは、凄まじく狂信的な人々がいて、それに巻き込まれていく登場人物たちへの没流感と、恐ろしい存在がもたらす容赦ない悲劇と苦痛がものすごく常識はずれなのにセンスがよいところ。ホラー映画としてこんな風にただグロいのではなくて、理解できなくて気持ち悪くて怖い、というのが味なんだと思います。
ちょっと検索してみたらネタバレ解説のページを見つけたので、面白く読みました。いやあ、何度も見たいと思わないけれど見なくちゃなという気にさせるホラーだなあほんとに。
「アニメ世界への扉」
森下孝三、高橋洋子、荒牧伸志、神山健治ら日本のアニメ制作に携わる人々へのインタビューを試みるドキュメンタリー。

アメリカの番組なので、日本はこんな風に見えるんだなあ、という画面が面白かった。「独特な」「不思議な」文化があると感じられるように描かれているのはわざとなのかな。それともそんな風に感じるのは私が日本人だからだろうか。
日本のアニメの世界を知るための入り口という感じで、深く突っ込んだ話はあまりなかったのですが、Netflixでこれを見た人が続いて、この番組に登場した作品を見て感じるものがあったら嬉しい、などと思ったのでした。
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詐欺師の枝村真人は外国人観光客から金を盗むつもりが、逆に自分が騙されていることに気付く。獲物にした観光客はローランと言い、真人を信用詐欺師集団コンフィデンスマンとして利用するつもりだった。こうして真人は巻き込まれる形で彼らに協力することになり……。

「コンフィデンスマンJP」というドラマがあったけれど、信用詐欺師って流行ってるのかなと思ったら、同じ脚本家の方がアニメもドラマも書いていたんですね。アニメはアニメで、ド派手な詐欺が大変楽しい。また映像やデザインがかっこいいんだ。
コンフィデンスマンたちをそれぞれ主役にする形のエピソードが四つ。全世界を股にかけるとはまさにこのことで、ロサンゼルス、シンガポール、ロンドン、そして日本と中国を舞台に、FBIに成りすましたり、王女になってみたり、ハリボテのビルを建ててみたりとすごい。
四つ目のエピソードは、真人の葛藤と成長、仲間たちの絆を感じさせてよかったなあ。ローランや初期メンバーの悲しい過去や、獲物である朱雀から信頼を受ける痛快さと切なさ、そして仲間同士で騙し合いのようになりつつも大団円(?)に向かっていって、とても楽しかった。
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北海道☆テレビの報道部に配属された雪丸花子は、社内外の人間に『バカ』と評されるとんでもないトラブル体質。特に同期入社の山根は最も迷惑を被っている。しかしある日上役たちが『バカ枠』という採用枠で雪丸を採ったことを聞いてしまう。地方テレビ局の仕事とドタバタ劇を描くドラマ。

佐々木倫子『チャンネルはそのまま!』が原作。確か一巻は読んだはず。
バカ枠の雪丸とバカ係の山根を中心に、テレビ局の裏側や仕事におけるドタバタ劇を描くコメディ作品。佐々木倫子作品はあの独特の書き文字が有名だと思うんですが、ドラマ内でも心の声やツッコミや説明文がその独特の文字で浮かぶ形で描写されていて、めちゃくちゃ笑いました。
HTVの制作なので北海道ゆかりの芸能人が出演していて、TEAM NACSのメンバーがちゃんと登場しているのを見つけるのは楽しかったです。
ストーリーは「バカは世界を救う」という感じの、何にも考えていないがゆえに裏表のない言動で人の懐に飛び込んでしまう雪丸がいろんな騒動と奇跡を起こすもの。どのエピソードもきっちりと面白く、全編を通じて描かれるスプラウトまいんどの事件が終わる最終話はとてもよかった。とてもおもしろかたです。
「水曜どうでしょう 北海道で家、建てます」
2019年の作品。北海道で家を建てる。
相変わらずのだべりっぷりと自由さ。そこから生まれる事故みたいな笑い。
数年がかりで雪国に家を建てるって無謀だなあと思ったら、やっぱり無謀だった笑 でも無理だろーって言いながらどたばたするの、どうでしょうらしくて好き。
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 まもりと葉二は婚約者となった。同時に葉二は仕事のため神戸に、まもりは大学卒業まで関東で暮らす遠距離恋愛に!
 これまでみたいに一緒にご飯を食べられない分、食べたものを報告しあったりしましょうね……って、さっそくトラブル発生ですか!?
 両家の顔合わせをきっかけに、急ピッチで結婚式準備や卒論、就職準備をするまもりは大わらわ。けれど、神戸で過ごす葉二にはその焦りや悩みが上手く伝わらない。
 さらには、葉二の自宅とつながっているはずのビデオ通話に、見知らぬ女性が映り込み——!?(裏表紙より)

ご結婚おめでとうございます!
婚約して遠距離中の二人が入籍するまでの話。両家の顔合わせ、やるつもりのなかった結婚式の準備とすれ違い、卒業式と入籍。いやあ一巻からを思うと感慨深い。
周りの言い分に合わせて自らを削ってしまうまもりと、大人ゆえにそうした諸々をスルーしつつ仕事のように片付けてしまえる葉二と。っていうか亜潟さんの場合、絶対にブラックに勤めた経験からか他人の言うことをほどほどにしか受け取らないようになってますよね……? まあそれが処世術なんでしょうけれど。だからまもりの辛さを察して、ちゃんと駆けつけて、不器用ながらも泣かせてくれたのは、彼の変化も感じられて嬉しかったです。
次は最終巻。社会人一年目、夫婦一年目のまもりがどうなるか、楽しみにしています!
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ナショナル・トラストの保護資産を紹介する本。2006年12月発行。
湖水地方の風景がすごく好きなので読んでみようと思ったんですが、思いがけずBBC「高慢と偏見」「ハリー・ポッターと賢者の石」など知っている作品のロケ地として紹介しているページがあり、面白く読みました。特に「高慢と偏見」、ダーシーの泳いだ池はこの辺りにあるのか、とか。肖像画はこの建物に飾られたのか、とか。
人気作品のロケ地を見に行く聖地巡りの精神はどの国にもあるのだなあ、と微笑ましい解説文が添えられていて、いまだったら「ダウントン・アビー」のロケ地が人気なんだろうなあなどと思いました。
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その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた——。
1998年、春。夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!
この“世界”ではいったい、何が起こっているのか?
秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける……。
気をつけて。もう、始まってるかもしれない。(帯より)

アニメの方を先に見ていたので誰が「もう一人」なのかはわかっていたのですが、なるほどこれは普通に読んでいたら違和感を抱いても「もう一人」のことがわからないかもしれない。
原作は恒一と鳴のやりとりが多く、クラスメートとの関わりは薄め。世界から切り離されたような少年少女のやりとりが、なんとなく、寂しくて切ない。
最後、合宿所に行くまでの展開はお見事でした。いやあ絶対ここで惨劇が起こるよねっていう閉ざされた場所にちゃんと連れて行くんだもの。クラスメートへの思い入れがあんまりない分、恐怖感は薄かったですが、どんどん脱落していく様は呪いの感染という感じでぞくぞくしました。
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 仙娥の罠にはまり、皇后の地位を剥奪された小玉。綵とともに後宮最下層の冷宮に送られ、誰もが小玉の過酷な未来を予想した。
 しかし意外にも、小玉は生き生きと下働きに励みはじめる。さらに冷宮での生活で、小玉は走り続けていた自分を見つめ直す、凪のような時間を得ていた。
 その一方、珍しく文林が真桂のもとを訪れる。文林が真桂に持ちかけたのは、小玉救出のための悪あがきのような一手だった。
 本人ですら死を覚悟した環境の中、小玉が助かる道は果たしてあるのか——。(裏表紙より)

皇后の位を剥奪された小玉。したがって文林とは離縁し、二人の部下たちとともに最下層の冷宮に送られる。
あらすじほど生き生きしているわけではないですが、生来の強さと、味方たちが手を回してくれたおかげで、難なく切り抜ける。小玉自身はほとんど動いておらず、過去へと思いが向いてしまうのは、やっぱり彼女も歳をとったということなのかもしれません。
一方、後宮の状況はめまぐるしい。仙娥の結末があれって、すごく中華風後宮の闇を感じました。この状況で、小玉は今後どうするんだろうな。ラストシーン、読んでいた私もちょっと衝撃でした。
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Author:月子
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