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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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動物と話すという特殊な能力を持つドクター・ドリトル。女王陛下より保護区となる庭園を賜り、冒険家のリリーと結婚して幸せな日々を送っていたけれど、愛する彼女が旅に出た先で亡くなってからは動物たちとともに引きこもるようになってしまった。ある日猟師の息子スタビンズは水鳥を撃ちたくないあまりに狙いをそらすものの、リスを撃ってしまう。助けを求める彼のもとへ巧みに喋る鸚鵡のポリーに導かれた先は、人の立ち入りを禁じるドリトルの家で……。

公開中なので続きから。



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強盗団の逃がし屋のドライバーで金を稼ぐベイビーは、かつて裏社会の大物であるドクの車を盗んだことでその借金を返済させられている。だがそれもやっと終わる。耳鳴りを忘れるために音楽が手放せないベイビーは、ある日亡くなった母がかつて働いていた店で、印象的な鼻歌を歌っていたデボラという女性と出会う。だがドクは、天才的なドライブテクニックを持つベイビーを手放すつもりはなかった。大切な人たちを守るため、ベイビーは否応なしに犯罪に加担し続けるが……。

想像していた以上にベイビーがいい若者だった。言葉はかなり悪いけど、いきった兄ちゃんが犯罪者を翻弄する話かと思ってた。
交通事故で両親を失ったベイビーは、事故の後遺症で常に耳鳴りがしている。それを忘れるためにいつも音楽を聴いているが、その間脅威的な能力を発揮することができる。耳が不自由な養父に、犯罪を辞めるよう言われながら、やっと終われると思ったとき、恋に落ちた。
罪を犯しているという自覚が芽生えたときから、はらはらどきどき感がすごく増す。だってベイビーがすごくいい子なんだよー! 人を傷つけないように。困らないように。犯罪に加担している合間合間に、彼が根っから悪い人間じゃないことがわかるのが、すごくよくて、すごく辛い……。
けれどそういう人間だからこそ更生の道が残されているわけで。
ヒロインのデボラ役のリリー・ジェームズがめちゃくちゃ、めっっっっっちゃくちゃ可愛い! 粋な感じというのか、華やかなのに素朴。でもぱっと目を惹く「美しさ」がにじみ出ていてすごく素敵だった。
いい映画でした。
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ゾロアスター教ペルシャ系移民出身だった青年は、フレディと改名し、音楽の道を志した。「クイーン」と名を変えたバンドのアルバムを制作し、彼はやがてフレディ・マーキュリーを名乗るようになる。生涯の友となる女性メアリーとの恋、自身のセクシャリティ、脱退やソロ活動、そして復帰と続く彼の人生は、常に音楽とともにあった。

これは、話題になるのもわかるな! という作品でした。こういう芸術関係の偉大な人物の話って、だいたい人間関係のドロドロや、社会的に認められなかったセクシャリティの問題、ドラッグ、アルコール、どろどろにもつれる恋愛関係など濃く描いていて見ていて酔ってしまいそうになることが多いんですが、この「ボヘミアン・ラプソディ」はすごくそれがさらっとしていた。クイーンの楽曲に乗せて展開されるのでミュージカル的な演出が多いせいもあったのかな。辛い部分を描いていないわけではないんだけれど、それ以上に「人に恵まれた」という感じが強く残って、フレディ・マーキュリーという人の最高の舞台を見せてくれたラストが本当によかった。
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船旅の最中嵐に遭遇したヴァイオラは、遠く離れた地に漂着。
帰る術もなく、女の身で生き抜くためにはと、男装し、オーシーノー公爵に仕えることに。
ところがこの男、極端な人嫌い!!
初めは戸惑うヴァイオラだったが、本当は不器用なだけの彼に、気づけば恋をしてしまう。
そんななか、彼の様子もどこかおかしくて……!?
「公爵、私は男、ですよ!?」珠玉の喜劇ラノベ化!(Amazonより)

うっかりシリーズ二冊目から読んでしまったけれど特に問題はなかった。
シェイクスピアの喜劇「十二夜」を下敷きにした作品。双子の男女がいて、妹が男装して公爵に仕えるも、行方不明だった兄が戻ってきて大騒ぎ、そして大団円へ。
一生懸命なヴァイオラの可愛らしさと、オーシーノー公爵がそんな彼女(彼?)に心を開いていくところが大変にやにやでした。
演劇調の台詞回しが面白くて原作を大事にしている感じがしました。そういう芝居掛かったやり取り、めちゃくちゃ「きたー!」ってなるんですよね。好き。
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公子から婚約を打診された伯爵令嬢マリアは、決めた――死んだふりをして、修道院へ逃げようと。なぜなら彼女は伯爵と血縁のない、まがいもの令嬢だったのだ。そこで善は急げと馬車に乗ったのだが、幻獣が棲むガラスの森を通りかかったマリアは、巨大ハムスター(幻獣)に連れ去られて窮地に!? そのとき、颯爽と隣国の王子レイヴァルトが現れて……。幻獣から助けてくれたうえに、夢だった薬師としての場所を用意してくれるなんて、たとえ下心ありでも、助かります!
なぜか幻獣に絡まれまくる少女の薬師ライフラブコメディ!(裏表紙より)

ハムスターの可愛さとおかしみが爆発している。何度ハムスターの動きに笑わされたか。
マリアはとある理由で伯爵の養女になった。親類縁者もそれを認めており、いずれ気の合う一族の若者と結婚すればいいだろうと考えていた。だが公子に見初められてしまい、血縁の娘という経歴詐称がばれてしまえば伯爵家の縁者が罪人になってしまう。というわけでそれから逃げて義理の親族たちを守るべく、修道院に入ることにしたのだけれど、ハムスターたちにさらわれた!
とにかくハムスターですよ。他にも幻獣はいるんですがいたるところに巨大ハムスターがいて、イラストのハムが頭をよぎるわけです。可愛い。可愛いけど怖い。
マリアがしっかりした娘さんで、穏やかでちょっと不思議なところのあるレイヴァルトといい組み合わせだと思います。後半怒涛の展開で明かされたものにはえっとなりましたが、次巻があったらそのあたりの話になるのかな。
とても可愛いハムスターラブコメ(違います)でした。
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「新文化」連載エッセイ「こじらせ系独身女子の新井ですが」を一部抜粋したものに書き下ろしを加えて加筆修正したもの。書店員の新井見枝香さんのエッセイ。
本好き感、ものぐさ感、心を震わせるものを尊敬し愛している感が、とてもいいなあと思って読みました。真面目すぎないように思えるんだけれど、多分めちゃくちゃお仕事ができる人なんだろうなあ。人や周りをよく見ているのがわかる視点や考え方が、エッセイに滲み出ている。
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会社員から農家に転職した夫婦の、四季折々の野菜と献立を紹介する本。
分厚い本ではないんですが、写真が多めで、料理の内容が旬の野菜中心のシンプルなものなのがほっとします。これでもできそう、とも思うし、そんなに美味しいというなら食べてみたい! とも。
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戴国に麒麟が還る。王は何処へ——
乍驍宗が登極から半年で消息を絶ち、泰麒も姿を消した。王不在から六年の歳月、人々は極寒と貧しさを凌ぎ生きた。案じる将軍李斎は慶国景王、雁国延王の助力を得て、泰麒を連れ戻すことが叶う。今、故国に戻った麒麟は無垢に願う、「王は、御無事」と。——白雉は落ちていない。一縷の望みを携え、無窮の旅が始まる!(裏表紙より)

あんなに待ち望んでいたのに怖くて積んでいた十二国記最新刊、ようやく読み始めました。
面白くてぶっ飛ぶかと思った……。
まずすごいのが、するっと十二国記の世界に入ったこと。ブランクなんて感じさせない滑らかさで完璧な「続き」になっているんですよね! 思わず『黄昏の岸 暁の天』を読み返してひえーって言いました。
そうそう、十二国記って、無辜の民の苦しみがすごく密に書かれるんだったよな……。王と麒麟の存在に縋るしかない無力さがひたすらに続く一巻目なので、多分ここから希望の道が開かれるはず! と信じて読むしかない。
成長した泰麒がめちゃくちゃいい子だよ……こうなってしまった経緯が経緯なので、手放しに喜ぶことはできないんだけれど、でも彼の慈悲と行動がいろんな人をいい方向に導いてくれることを信じたい。
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アンジェリス迎賓館で働くブライダルプランナー、間宮菫子。結婚式のプロデュース業を営む彼女のもとに、どこか秘密を抱えたカップルがやってくる。五回も会場を下見する新婦、まるで他人同士のような二人……。菫子は彼らの秘密を解き明かそうとする。新郎新婦に心を開いてもらい、彼らの悩みを解決するために。そして幸せな結婚式に導くために。 でも一筋縄ではいかなくて……。 そして菫子自身にも、ある秘密があった。 サムシング・フォー ―― 花嫁に幸せを呼ぶというジンクスになぞらえた、4つの愛と秘密のかたち。(Amazonより)

お仕事もの。とある秘密を持つブライダルプランナーが、結婚式の相談に来ながらも事情を抱えたお客様に……振り回される? 事情を聞き出す? 謎解きもののように図々しく事情に突っ込むのではなく、どうしたんですかと尋ねたり、話を聞いたり、周りの人に助けられて落とし所を見つけたりするところが、読んでいてなんだか心地よかった。
菫子がずっと秘密を抱えているせいか、そちらの方が気になってしまうのもありましたが、彼女の苦悩する姿がすごく人間味があった。越えられない傷があることも、目を逸らすことも、それを少しずつ乗り越えることも、四つの話の中で少しずつ変化するのが感じ取れて、最後はほっとしました。
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自ら収監された後、脱獄し、刑務所の盲点を洗い出すセキュリティ・コンサルタントのレイは、CIAからやってきたジェシカから脱出不可能とされる非合法の監獄に行ってもらえないかという依頼を受ける。偽名を名乗って収監されたレイは、身の危険を感じてあらかじめ教えられていた符牒で計画中止を伝えるが、知らないと言われてしまう。騙されたと知ったレイは、何かと助けてくれるロットマイヤーと協力し、脱獄を目指す。

スタローンとシュワルツネッガー共演作品。むさい。むさいがそれがいい。筋肉とアクションと銃を綺麗に盛り付けました! みたいな作品。最後のオチまでとても「らしい」映画だったと思いました。みんなこういう漢が好きだよねえ。あと女性がちょっとずるくて賢い役なの。
渋みが出たスタローンとシュワルツネッガーを堪能する作品でした。髭面のシュワちゃんかっこいいな……。
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Author:月子
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