読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
マリー・ブライディは伯爵令嬢でありながら、社交界にも出ず、魔法石の研究に没頭している17歳。ある日、酔っぱらった父が「おまえの花婿を拾ってきてやったぞ」と、ひとりの青年をつれてくる。デューイというその青年は、なんとこの国の王子だった。デューイはマリーに求婚するが、独身主義のマリーは結婚する気などまったくない。だが、デューイは花婿として家に居座ってしまい……?
「僕はあなたの花婿です。異論は認めません」(裏表紙より)
『若奥様、ときどき魔法使い。』と同一世界観。魔法使いはみんな生まれ持った魔法があるというお話で、魔法石研究家の伯爵令嬢と王子が結婚するのかしないのか攻防を繰り広げつつも、魔法石にまつわる事件を解決する。
ほんわかとしながらもやると決めたことはやり通す王子殿下と、つんと澄ましているように見えてとても繊細で優しいマリーの、二人のやりとりがとても微笑ましい。マリーのお嬢様喋りが好きだなあ。
そして魔法石の美しいこと。どんな石なのか、実物を是非見てみたいと思わせるきらきら感。月翅晶、なんて美しい言葉の並び。
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