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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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あるかしら書店
「あるかしら書店」は「本にまつわる本」の専門店。本を探しにくるとたいてい「ありますよ!」と言って奥から出してくれます。今日も本にまつわる本を探しにお客さんがやってきて……。

大人も読める絵本という感じ。ヨシタケシンスケさんの本って、ありえないものでもあるかもしれないという感じで描かれるのがすごく楽しくて、想像を絵に描き起こすことのできるすごさを感じます。
「大ヒットしてほしかった本」の章がすごく好きです。確か雑誌でちょっと見た覚えがある。本にまつわる人はみんな「大ヒットしてほしいなあ」と思っているという夢や期待や悲哀、わかるなあ……。
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聖グリセルダ学院の事情 (ルルル文庫)
殺るしかない――そんな生活が一変!? 暗殺者一族に生まれた少女ティエサが16歳のある日、内乱だらけのサディル国はとても平和に。暗殺稼業は廃業となり、ひょんなことからティエサは、貴族の師弟の通う聖グリセルダ学院で寮生活を送ることに。野性的でツンツンな王子キアスは、ティエサの秘密を探ろうとするうち、意外にも……!? ときめきの恋と国を揺るがす事件が待つ、学院ロマンミステリ-!(裏表紙より)

『横柄巫女と宰相陛下』と世界観を同じくするお話。
なんだかこう、少女小説! ロマン! をすごく感じていいお話だったなあ。因縁や過去を引きずりながらも新しい時代がやってきた。それを象徴するかのような様々な子どもたちが集まった聖グリセルダ学院。ここでティエサをはじめとした生徒たちが見つけていく道が、多分この世界に新しい未来を作るんだ。そういう希望に満ちたお話、すごくすごく大好きです。
引っ込み思案ながらも高い能力を持つティエサがまた可愛くて。それはみんな世話を焼いてしまうよね。友達もできたようでよかった。
インターステラー [Blu-ray]
滅びゆく地球で、かろうじて生き延びている人類。息子と幼い娘とともに暮らすクーパーは、家に起こるとある現象をきっかけにNASAで行われている極秘プロジェクトの一員として否応無しに関わらされることとなった。その任務とは、人類が居住可能な惑星を見つけるため、先人たちが旅立った惑星へたどり着くこと。娘マーフとはすれ違ったまま「必ず帰る」と約束して旅立ったクーパーだが、人類生存のために行われている計画の真実を知ることとなり……。

父と娘の物語だったなあ……という壮大なSF作品。すごく多重的にいろんな要素が積み重なっていて、時間が長い(2時間50分ある)こともあって一度では見きれなかった気がします。繰り返し見て紐解きたいと思わせるいい映画だった。
重力問題を解き明かそうとする博士とその娘アメリア、そしてクーパーと娘のマーフ。この二組がメインで、話が進むにつれてクーパーとアメリア、博士とマーフの組み合わせになって、さらに話が進行すると別の形に……っていうのが面白いなあ。なんだか宇宙感を覚えました。
形は違えど根底には「愛」があるのもとても面白かった。そうした結びつきが次元という概念である世界観もあるのかもしれないなあなんて思いました。
地球を救おうと果てしない宇宙に漕ぎ出す人たちがただものではないのは当然で、宇宙で起こる出来事や明らかになる真実は頭を抱えるものが多くてはらはらさせられどおしだったんですが、ラストの余韻が超絶好みだったのでもう本当に、いい映画だったと思います。生命の生存はかくあるべきという感じがしました。
古都アイテーリアにある不思議な居酒屋「のぶ」。古都の住民に珍しい料理を出すこの店、実は現代日本にあるはずの居酒屋だが何故か店の入り口が異世界と繋がってしまっている。馴染みの食材や調理で出した料理や酒が珍しがられ、知る人ぞ知る店となっていくのぶだが……。

原作は1巻のみ読了済。
異世界につながった居酒屋で出される料理が、ありふれているけれど実に美味しそうで、日本の食事情ってめちゃくちゃ進歩してるんだなあと思わせる。比較するのが中世風(多分?)異世界のドイツっぽい国なので、お酒のクオリティって多分めちゃくちゃ高いんだろうなって思うんですよね。
短い話が続く作品で、お客さんが実はすごく偉い人だったり、最終的にのぶの危機を助けてくれたりっていう展開がめっちゃ好き! と思いました。人がたくさん出てくる話はこういうところが楽しいなあ。
おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件 (ビーズログ文庫)
優秀な兄達の“おこぼれ”で女王即位が決まったレティーツィア。そのためレティは兄達と【とっても仲が悪く】なければならず、理解不能な兄妹仲に、レティの騎士・デュークはやきもきするばかり。そんなある日、呪いの魔法陣が王宮内に描かれる事件が発生! 次期女王たる自分への挑戦かと怒り狂うレティだが、浮かび上がった犯人像は——え? グイードお兄様!? 最強女王伝説、驚愕の第2弾!!(裏表紙より)

視点人物が文章の途中で入れ替わるので、若干読みづらかった。
女王となるべくしてなるレティーツィアの物語、第二巻。一巻を読んでから間が空いたのでだいぶと話を忘れているんですが、王宮ものとして裏側がだいぶとどろどろしているの、面白いなあ。その中で兄妹としての絆を守ろうとするレティを応援したくなります。
自分の騎士であるデュークにも完璧に線引きをして「王女」の顔をするレティは本当にかっこいんですが、彼女が心を許す誰かが現れる日はくるのかな。楽しみだ。
侠飯 (文春文庫)
就職活動に悩む大学生・若水良太は、ヤクザどうしの銃撃戦に巻きこまれ、組長の柳刃竜一が部屋に居座ってしまう。居候の柳刃はお取寄せが趣味でキッチンを占領しては料理を作り、恐怖と美味に混乱する良太。そこへ同級生たちも加わって事態は予想外の方向へ! まったく新しい任侠×グルメの異色料理小説。文庫書き下ろし作品。(裏表紙より)

ドラマは視聴済み。ドラマはかなり忠実に作ってあるんだなあと思いました。
料理がメインでもあるんですが、同時進行する就活の様子がなんだか胸にくる……。きついんですよー就活の話ー。ずっと慣れない気がする。
それにしても登場するご飯が美味しそうなこと! つまみっぽいって最高に美味しいじゃないですか。食材などのちょっとしたうんちくも楽しかった。
針の魔法 ~スワンドール奇譚~ (ビーズログ文庫)
スワンドールにある『オズモンドの被服工房』で元気いっぱいに働くマリアンネの夢は、仕立師になって素敵なドレスを縫うこと! ある日運命的に出会った気さくな准侯爵ハリィ・ソルジェに好意を抱きつつ、身分の違いに躇躊いも……。そんな時、ハリィとの楽しい時間と、恋心に悩むマリアンネの元を訪れたのは——「夜の女王」。その類稀なる才能を見込まれたマリアンネは、彼女からある魅力的な「提案」を持ちかけられるのだが——!? 流れる歴史と様々な恋を描く、スワンドール物語シリーズ!!(裏表紙より)

不遇な少女の立身出世物語。どストレートな少女小説でとても面白かった。
貧しい生まれながら裁縫の才能を見せたマリアンネは、十歳にして男爵夫人が経営する被服工房のお針子となる。ドレスを縫いたいと夢見るマリアンネは、もともとのひらめきや才能に加えて努力家で、必死に仕事を覚え、図書館に通ってドレスを仕立てる職人に必要な知識を学ぶ。
健気過ぎて泣けるんですが、またマリアンネがめちゃくちゃ賢いとわかる言動が随所に散りばめられていて、とても魅力的。そりゃハリィもうっかり恋に落ちるわ……。
結婚して、さらに店主になるにはちょっと早すぎるんじゃないかなと思いはしましたが、ロマンがあるのでそれはそれでよし!
マリエル・クララックの婚約 (アイリスNEO)
地味で目立たない子爵家令嬢マリエルに持ち込まれた縁談の相手は、令嬢たちの憧れの的である近衛騎士団副団長のシメオンだった!? 名門伯爵家嫡男で出世株の筆頭、文武両道の完璧美青年が、なぜ平凡令嬢の婚約者に? ねたみと嘲笑を浴びせる世間をよそに、マリエルは幸せ満喫中。「腹黒系眼鏡美形とか!! 大好物ですありがとう!」
婚約者とその周りにひそかに萌える令嬢の物語。WEB掲載作を加筆修正&書き下ろしを加え書籍化!!(裏表紙より)

地味で若干オタク気味な小説家の令嬢と、生真面目でツッコミ気質な副団長のラブコメ。
マリエルの貫きっぷりが楽しいです。ここまで達観した感じだと一人でも生きていけそうですが、彼女のそういう性格を受け止めてくれたシメオンもまた愉快な人だなと思いました。ちょっとついていけてない感ある気がするけど大丈夫?笑
仮面伯爵とお嬢様―駆け落ち相手はストーカー!? (一迅社文庫アイリス)
商家の娘アンネリーゼは窮地に陥っていた。というのも、わけあって企てた嘘の駆け落ちのはずが、相手役の伯爵クリストハルトが本気だったから! ただでさえ仮面を被った変わり者なのに、昔からアンネリーゼを想い続けて尾行を繰り返し、「愛の観察日記をつけています」と誇らしげ。……って、ドン引きなんですけど!! なぜか周囲は彼の味方のため、アンネリーゼは彼の究極の愛に孤軍奮闘することになって!?
駆け引きなんて通用しない!ネオ執着系ラブコメ!!(裏表紙より)

至極ごもっとも! なツッコミが冴え渡るラブコメ。いくら美形で次期公爵となる男性でも、ストーカー男はまっぴらごめん! と逃げ回る商家の娘が、彼の優しいところにちょっとほだされたり、高貴な人々に関わったことで事件に巻き込まれたり。
マイナスから始まる二人の関係が面白いんですが、ディートフリートがなんだかすごく好きでした。切れ者の王太子殿下でありながら茶目っ気があって、結構世話焼き……って苦労するかと思いきや結構クリスのことをうまく扱っている感じ、好きです笑
迷惑メール、返事をしたらこうなった。 詐欺&悪徳商法「実体験」ルポ
パソコンの受信ボックスには毎日、たくさんの迷惑メールが送りつけられる。おそらく私と同じように日々せっせと迷惑メールの削除をしてから仕事を始める人も多いのではないだろうか。2012年度は全メール数の約6〜7割が迷惑メールという驚くべき数字になっている。そこで今回は、みんな興味はあるけれども、その見られない先の世界には何が待っているのか、「多くの人が行ってみたいけれども行けない世界」をあえて覗いてみた。
本書はその記録である。「はじめに」より(カバー折り返しより)

2013年11月の本なので、登場する迷惑メールは一昔前感がありますが、昔もいまも迷惑メールってほとんど根本は変わっていないんだなあと思いました。結局出会い系かっていう。
そうした迷惑メールを種類別に紹介しつつ、相手側とコンタクトを取れる場合はちょっとメールしてみたり電話してみたりと、メールの内容を眺めるだけではない内容。ただテレビ番組のようにさらに踏み込んで、というのはなく問い詰めたりやりこめたりっていうのはないです。
ただ最後に、迷惑メール被害者の相談に乗るっていう悪徳業者の紹介があったのはおおっと思いました。こういう詐欺もあるんだなあ。
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Author:月子
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