読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
牧場を持っていると嘘をついたのび太は、証拠を見せろとジャイアンたちに迫られ、ドラえもんに泣きつく。ドラえもんが持っていた福引のはずれ券が小惑星がもらえるものだと知ったのび太は一縷の望みをかけて牧場を作ることのできる星を探すが、どれもこれも小さなクズ星ばかり。危うく嘘がばれるところでたどり着いた星は、なんと自然豊かな場所だった。のび太たちはこの星でひみつ道具の「生命のねじ」でおもちゃたちに命を与え、「ねじ巻き都市」を作ることにするが……。
どこかの星に作ったおもちゃたちの都市。のび太たち人間と、熊虎のような悪い大人という異分子が入り込みながら、星の行末が決まる……という、製作者の思いがそこここに散りばめられているような作品だなあと思いました。映画ドラえもんシリーズは大人が子どもに伝えるもの、世相を反映させた話が多いけれど、これは教育というより思いのバトンを繋ぐ話だったな。
熊虎のコピーの一人が気弱で心優しい、っていうのがなんともいいなあ。どんな凶悪な人間でもひとかけらの良心、道を踏み外さなければ善良であっただろう欠片があるんだという願いが感じられるように思いました。
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ミステリートレインの切符を手に入れたと自慢するスネ夫に意地悪されたのび太は、しかしそれどころではなかった。ドラえもんが三日も不在にしているのだ。戻ってきたドラえもんは二十二世紀の銀河ミステリートレインの切符を手に入れており、のび太は大喜び。結局いつもの五人で銀河ミステリートレインの旅を楽しむことになるが、たどり着いた星にはある生命体がいて……。
ミステリートレインがテーマ。この頃流行っていたんだろうなあ。過疎地にテーマパークを誘致したと思わせる内容も時世を感じる。
今回で笑ってしまったのが「のび太は大長編になるとかっこいいことをいう」という台詞があるところ。藤子・F・不二雄先生、わかってやっている……笑
しかししっかりのび太は射撃の腕前を見せてくれるので、わかってるなあ。大長編だからかっこいいのび太、とてもいいですね。大事なところでちゃんとやってくれる感じ。
警察庁刑事局長の父を持つ成績優秀で眉目秀麗な高校生、夜神月は、ある日落とし物らしき黒いノートを拾う。それは名前を書いた人間が死ぬ死神のノート、デスノートだった。ノートのルールを理解した月は、犯罪のない新しい世界の神となるべく死神のリュークとともに暗躍を始める。だが多くの犯罪者が死んでいく不可解な状況に人々が気付かないはずがなく……。
昔見ていたものを改めて見てみよう、というわけでデスノを見ました。思っていたよりもさっくりまとまっていて意外でした。かなり長期シリーズだった気がしていたので……。
いまも使われる名言(迷言?)の数々やシーンの初出を確かめたり、月の顔芸を楽しんだり、改めて月の異常性を知ったり、面白かった。月は結構な頻度で「目を見ればわかります」とか「目を見てくれ」と言うんですが、デスノートを使っているときもその記憶がないときにも同じようにその言葉を使うので、こいつの根っこは「目を見ること」なのか? というのがなんとも。声優さんの演じ分けがまたすごくて、ますます笑っていいのか呆れていいのかという思いで見ていました。
死んでいく月が無様なのに美しくてなあ……。最後の最後に普通の人間として死んでいくところがとてもよかった。
総集編の『DEATH NOTE リライト 幻視する神』『DEATH NOTE リライト2 Lを継ぐ者』も見ましたが、この総集編だけでだいたい話がわかるのでおすすめです。
ゴンはキルアとの武者修行を終え、父親ジンの手がかりをたどる一方。仲間の仇である蜘蛛こと幻影旅団を追うクラピカ。闇オークションが行われるヨークシンシティで、果たしてクラピカは復讐を果たすのか? そしてジンを追ってゴンたちはゲームの世界に飛び込むが……。
ヨークシンシティの話くらいまではちゃんと旧作アニメを見ていた気がするのですが、センリツがやっぱり好きなんだよなあ……。こんな優しい、有能な人いないよ……。しかし死んでしまいそうでどきどきする。
グリードアイランド編は、完結までアニメで初めて見ました。でも旧作アニメはOVAで一応やっていたのね。知らなかった。
ここではビスケがめちゃくちゃ強くて可愛くてかっこいい! 頼れる師匠感。ゴンとキルアの実力を認めて、他のゲームプレイヤーが最終的に仲間として協力し合うところがいいですね。ビスケの「親の気持ちになっちゃう」、この2023年に見ていると確かに……! と思っちゃうくらい気付けば大人になっておりました。旧作を見ていた頃は「クラピカの耳飾りの揺れるカットがめちゃくちゃ綺麗でかっこいい」とか言ってたんですけど。
驚異的な力、奇跡の復活、無から有を生み出す能力、強力な幻、人の姿や運命まで変えてしまうほどの呪いなど、いろいろなパワーを秘めた魔法や魔法のアイテムを多数紹介した本です。神話や伝承、童話に登場する魔法や魔具を取り上げている一方で、陰陽術や錬金術など現実に存在した魔術も扱っています。この一冊を手に取って、人間の想像力が生み出した深奥なる世界へ踏み込んでみましょう。(Amazonより)
古今東西の驚異的な力、存在、道具などを逸話に絡めて紹介する一冊。
有名なあれそれってどういういわくがあるの? という入門ですが、あまり詳しくないインド神話やケルト神話のこともわかったし、そういえばそうだったと思い出した話もあって、読んでいて楽しかった。こういう本にのっている逸話にわくわくしたからいまがあるんだよなあ。
流れで覚えていることもあるので、道具ひとつだけピックアップして読めるのは勉強になったな。
数々の華やかなVTuberが所属する大手運営会社ライブオン。その三期生で『清楚』VTuberの心音淡雪が、不注意から配信を切り忘れた結果――「やっぱロング缶の鳴る音は最高だぜ!」「は? どちゃしこなんだが?」「わたしがママになるんだよ!」素の性格(酒カス・女好き・清楚(VTuber))がバレてしまい!?
そして翌日「めちゃくちゃ切り抜かれてる!? トレンド世界1位!? なにこの同接数!!!!」大炎上するかと思ったら、ギャップがウケて大バズ! その結果「おっしゃー配信始めるどー!」開き直った彼女は、大人気VTuberへ駆け上がっていく!!(Amazonより)
ネタがわかるやつは危ない(断言)。すなわち私はヤバイ。
Vtuberの発言とコメントを読む作品。だいたいシュワちゃんが喋って、誰かのコメントを読む。話はあってないような感じだけど、細かい時事ネタが多くて笑ってしまった。壺ゲームとか。
ただこの勢いで続けていくのは大変そうだから、続刊をどうやって作っているのかめちゃくちゃ気になるな……。
「yama LIVE COLLECTION 2020 - 2022」
ライブ映像『yama 2022 Live / Life is Beautiful』、ドキュメンタリー『yama 2022 Documentary / Life is Beautiful』、過去に配信されたライブ映像アーカイブ5作品をまとめた、Amazonプライム独占配信の映像集。
最近よくメディアに露出するようになったなあと思っていたので、ああなるほど、そういう気持ちや葛藤があって、いま表に出てくるようになったんだな……と納得させられるドキュメンタリーでした。最初から上手い人って、挫折したときに乗り越えられないとなかなか再起できないように思うので、なんとか立ち上がったyamaさんに拍手を。そして顔出ししなくても表現できる現代に感謝を。
ライブの合間、一生懸命喋ろうとする彼女がとても等身大だった。同世代でその姿に、話し方や内容に、感銘を受けた人たちはめちゃくちゃたくさんいるんじゃないかなあ。しゃべりの拙さや声の震えが、勇気を振り絞って、歌っているだけじゃだめだ、もっと次へ、次へ、と前に進もうとする必死さを感じて聞き入ってしまったし、その歌声の力強さに惹かれる理由に、すごく納得しました。
ライブ映像『yama 2022 Live / Life is Beautiful』、ドキュメンタリー『yama 2022 Documentary / Life is Beautiful』、過去に配信されたライブ映像アーカイブ5作品をまとめた、Amazonプライム独占配信の映像集。
最近よくメディアに露出するようになったなあと思っていたので、ああなるほど、そういう気持ちや葛藤があって、いま表に出てくるようになったんだな……と納得させられるドキュメンタリーでした。最初から上手い人って、挫折したときに乗り越えられないとなかなか再起できないように思うので、なんとか立ち上がったyamaさんに拍手を。そして顔出ししなくても表現できる現代に感謝を。
ライブの合間、一生懸命喋ろうとする彼女がとても等身大だった。同世代でその姿に、話し方や内容に、感銘を受けた人たちはめちゃくちゃたくさんいるんじゃないかなあ。しゃべりの拙さや声の震えが、勇気を振り絞って、歌っているだけじゃだめだ、もっと次へ、次へ、と前に進もうとする必死さを感じて聞き入ってしまったし、その歌声の力強さに惹かれる理由に、すごく納得しました。
芸能活動をする姉によく似ているが残念美人と評判の綾瀬千早。小学生のときに福井県から転校してきた綿谷新との出会いで、幼馴染の真島太一とともに競技かるたの世界に飛び込んだ千早は、再び転校していった新と再会することを夢見ていた。しかし高校生になり、かるたはやめたという新。千早はかるたの世界で再会できるのか?
何気なく見始めて、あまりの面白さに一気に見てしまった。
無自覚天然、かるた馬鹿の美少女と、小学生のときからずっと彼女を見ていた幼馴染のモテ男、転校したいまでも二人とかるたをした思い出を大切に抱くかるたの天才少年の三角関係を交えた、競技かるたという部活を絡めた青春もの。
仲間が揃って大会出るようになってからの、かるたに対する熱量の違い、選手としてのスタンスがぶつかり合うところの面白さ。
天才的な千早に対抗する、それぞれ個性的かつ強い他校の選手、そして社会人になってもなおもかるたに挑む選手たち。
新が深く関わるようになったことで幼馴染組の関係が変わる展開。
後輩が入部したことで起こる不和、それを乗り越えたみんなの絆の強さを感じる展開。
そして始まる、幼馴染組の関係性が決定的に変わる第3シーズン終盤。
波が、山場がすごくって! 夢中になって見てしまった。かるたと私とみんなという関係性がそれぞれあって、みんな違ってすごく大事にしていて、いやもう本当に、いっぱい泣いたよ……。
いやしかし新のプロポーズはすごかった。本人があんまり意図していない、けれど本気の『一生一緒にいよう』だった。
それに対して太一は、どうしてずっと一緒にいてくれるのかに対するアンサーだったわけだと思うんですが、かるた馬鹿な千早にはちょっと弱かったんだろうなあ……。切ない。不憫すぎて愛しい。
個人的には詩暢と千早の仲良いのかよくないのか、でも確実に詩暢は千早に懐きつつある関係が微笑ましいのでもっと見たいです!
めちゃくちゃ気になるところで第3シーズンが終わってしまったので、何卒、何卒最終話までアニメ化お願いします!