忍者ブログ
読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
[265]  [266]  [267]  [268]  [269]  [270]  [271]  [272]  [273]  [274]  [275
女中譚 (朝日文庫)
90歳を超えるばあさんは「アキバ」のメイド喫茶に通い、かつて女中をしていた若かりし頃の思い出にふける。いつの世にもいるダメ男、わがままお嬢様、変人文士先生につかえる、奥深い女中人生……。直木賞受賞作『小さいおうち』の姉妹小説。《解説・江南亜美子》

女中として働いた思い出が、90歳のおばあさんが語る。その時代の様々な事情が感じられて、それでもごく普通に生きていた人がいて……。実際の文豪作品などを引きつつ、戦前などの風景や社会、人間関係を描く。
喋り方フェチなので、「なさらないの」「お上がんなさい」「よしますわ」なんて台詞がある「文士のはなし」ににやにやしました。
同じ女中さんが出てくる「小さいおうち」とは違って、ここに出てくる女中の物語は、どこにも記録されないし、聞いてくれる人もきっと世間話のひとつとしていずれ忘れてしまうものだろう、という寂しさがある……。
PR
眠れない悪魔と鳥籠の歌姫 悪魔に歌う子守唄 (一迅社文庫アイリス)
冷酷で美しい悪魔憑きの青年・アルドと、彼に自ら囚われた精霊使いの歌姫ニーナ。アルドの悪魔を眠らせるために子守唄を歌う生活を続けていたニーナは、悪魔を探す異国の精霊使いシャハルと出会う。悪魔ごとアルドを殺そうとするシャハルと生活を共にすることになったニーナは、自分の心にある気持ちが育っていると気づき——。悪魔が解放される時、彼に囚われた歌姫が取った行動とは。大人気ラブファンタジー、待望の続編が登場!!(裏表紙より)

二巻目。その後の二人で、ニーナは相変わらず枕と子守唄の役目をしていた。けれど、やはり悪魔憑きとしてリミットが近付いているのではという懸念もあり、悪魔を探すシャハルや、サミアの手を借りて、悪魔落としをすることに。
ニーナがしっかり者で、ちゃんとアルドの手綱を握っているかと思えば、弱いところはしっかり彼に守られてるってところがいい! 独占欲ばりばりなアルドは、やらしくって好きです笑
最後はなんだか悪魔が哀れに思えてしまった。なんとなく、欲しいということも分かっていないような、それを素直に言ってもいつもの言葉にならないような、寂しい気持ちがそこにある気がする。
恋の因果律 裏切りものの恋の詩 (ビーズログ文庫)
サロンで噂の才女——伯爵令嬢のマリオンは怒っていた。ある事件を発端に、行方不明だった幼なじみのジルが(大嫌い!な)国王直属の軍人になって帰ってきたからだ。だけどある日「寂しい。会いたい」という彼の手紙を見つけたマリオン! ジルを追いかけ、故郷に帰ってみるが……自宅屋敷が“翼の一族”を捜す軍によって占拠されていて!? ジルと軍の目的は一体? 謎めく恋のおとぎ話、開幕!(裏表紙より)

純粋で、詩や空想の物語を綴り、語ることで、あちこちのサロンで有名になってしまったマリオン。その心の中には、ある事件以来疎遠になっていた幼馴染のジルのことがあった。そのジルと再会するも、別れる原因となった軍人になっている彼に怒りと戸惑いを隠せないマリオンだったが。
天使を探すという目的になっていくんですが、優雅でいてちょっと血なまぐさい、それでもメルヘンな物語で、なんだか可愛らしいなあと思いました。そして最後に下着云々になるのはやっぱり前のシリーズからの伝統……?笑
おいしいベランダ。 午前1時のお隣ごはん (富士見L文庫)
 進学を機に一人暮らしを始めた大学生の栗坂まもりは、お隣住まいのスーツの似合うイケメンデザイナー亜潟葉二に憧れていた。ある時ひょんな事からまもりは葉二に危機を救ってもらうのだが、それは憧れとはほど遠い、彼の真の姿を知る始まりで……!?
 普段着は黒縁眼鏡にジャージ。ベランダは鉢植えとプランターにあふれ、あげくに草をむしって食いながら「会社辞めてきた」って大丈夫このヒト!?
 ベランダ菜園男子&野菜クッキングで繋がる、園芸ライフラブストーリー、スタート!(裏表紙より)

なんかこういう感じの本、むかし読んだことあるんだけどどこだったろう……って思いながら、これめっちゃ好きなやつだー!! と大歓喜で読みました。めちゃくちゃ面白かったです。
お隣さんと、ベランダ菜園で繋がって、野菜育てたり料理したりしながら、大学生活を楽しみつつ恋なんかしちゃったりする、それこそ、いきいきとした緑みたいな話。自分で育てた野菜はおいしいし、とれたては美味しし、料理も簡単だけど美味しくてサイコー! って感じ。読んでいて楽しくてちょっと元気になりました。
面白かったです!
女子漂流 ーうさぎとしをんのないしょのはなしー
浪費、整形、ホスト……女の業を体現し続ける作家・中村うさぎと、“女戦線”からの離脱を切に願う“隠遁女子”作家・三浦しをん。ともに女子校育ち、だけど歩んできた道は正反対。そんな2人が、長い漂流の先に見つけたものは——(帯より)

読んで思ったのは、私はしをんさん寄り! ということでした。
中村うさぎさんはイケイケの方で、三浦しをんさんはまったりオタクって感じがしました。でも、不思議なことに共通点はたくさんあるような印象でした。結構赤裸々に、あんまり触れないような話題も出てくるので、元気な時じゃないと読めない気がしました。
うん、モテとかそういう文脈からは、脱落したいよね。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
不思議な事件を呼び込むのは一冊の古書
 鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。
 だが、古書の知識は並大低ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。
 これは“古書と秘密”の物語。(裏表紙より)

話題になるとすごく読みたくなるか、逆にまったく読む気が失せるかどちらかなんですけれど、これは後者で、たいへん長らく積み上げたままになっておりました。早く読んでおけばよかったなー。面白かったんですが、これは時間が空いたおかげなんだろうか。ずいぶん読みやすくて分かりやすくて楽しいミステリーだと思いました。
儚い黒髪美人(人見知りで眼鏡っ娘)な栞子さんと、ごつくて顔がちょっと恐い五浦くん。まだちょっと距離のある二人が、これからどう近づいていくのかも楽しみですね。
劇場版「空の境界」未来福音(通常版) [DVD]
未来を見ることができる少女・瀬尾静音は、すれ違った男を救おうと声をかけ、揉めてしまったところを、眼鏡の青年に助けられる。自分の告げた未来視の力を信じた彼は、黒桐幹也。未来を見ることについて教えられた静音は、彼の未来を見てしまい……。同じ頃、両儀式は、連続爆弾魔事件の犯人に付け狙われていた。

大人になった式が見られると思って、見ました。相変わらず美しい、というか、子持ちだとは思えないよかっこいいきれいいい……!
お話は、視点があっちこっちに行くので、小説でじっくり読んで理解したいな、と思う内容でした。最後に「彼」が出てくるとは思わなくて鳥肌が立ちましたが、これもやっぱり小説でも読みたい。
未那は、凄まじい美少女で小悪魔なので将来が楽しみですね。こういう子が一回折れるところを見てみたいんですが、それは周りが許さないかなあ、なんて思いました。そういう星の巡り合わせの子のような気がします。
式と幹也はおめでとうございました。幸せになれ……。
ジャニヲタですけど何か?
漫画家かたおかみさお先生が描く、愛と夢と、ちょっぴりの欲望にあふれたジャニヲタあるある!!(帯より)

自分がジャニーズを通ってきていない、アイドルを通ってきていないというオタクなので、ジャニヲタの世界はなんだか広くて深いなあというのを遠くから眺めている感じだったので、どういうものか知りたくて読みました。
あるあるネタと用語集がメインです。しかし「BGVをいつの間にか本気で見ていた」とか「コンサートDVDは全公演出してほしい」とか、短冊に良席を願うところとか、は、わかる……。
好きなものをおっかけるのは大変だ、としみじみ思いました。
前進する日もしない日も (幻冬舎文庫)
着付け教室に通ったり、旅行に出かけたり、引っ越ししたり。仕事もお金も人間関係も自分なりにやりくりできるようになった30代後半から40歳にかけての日々。完全に「大人」のエリアに踏み入れたけれど、それでも時に泣きたくなることもあれば、怒りに震える日だってある。悲喜交々を、きらりと光る言葉で丁寧に描く共感度一二〇%のエッセイ集。(裏表紙より)

益田さんのエッセイを読んでいると、とにかくこの人は不器用で生きづらそうだ……と思ってしまう。作品は「それでも、わたしはわたし」っていうしなやかな強さがあるように思うんだけれど、エッセイは、なんかどこか、しんどそう。でも、それでも自分の生活を自分なりに生きている感じが、読んでて心地よくもある。
雲は湧き、光あふれて (集英社オレンジ文庫)
超高校級スラッガーの益岡が最後の甲子園を前に腰を故障した。監督は益岡を代打で起用し、さらに補欠の俺を益岡専用の代走としてベンチ入りさせると言うのだ。そんな理由で数少ない選手枠を奪っていいのか? 益岡との関係もギクシャクする中、ついに地方大会が始まって…。友情、嫉妬、ライバル心、そして一体感。少年たちの熱い夏を描いた涙と感動の高校野球小説集。(裏表紙より)

あらすじ紹介されている内容の「ピンチランナー」。
強豪校のエースと戦った弱小校のピッチャーに惹かれ、取材をした新人スポーツ記者が、気持ちを新たにする「甲子園の道」。
昭和十七年、甲子園が中止され、戦況はますます悪化する中、それでもその場所を目指す少年たち「雲は湧き、光あふれて」。
三編収録。どれも、「甲子園」という夢の舞台を目指す、少年たち、あるいは大人の物語で、素晴らしく面白かった。こんなに短いのに、すごいドラマチックだった。
努力をして、必死になって、けれどそれが国とか戦争とか自分の思い通りにはならない大きな流れによって妨げられることがあるなんて、ということが読んでいて一番苦しかった。夢が消えてしまう世界はいやだ。そんな風に思いながら読みました。
Profile
Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
Search
Calender
12 2026/01 02
S M T W T F S
1
5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
Archive
Shopping
Analyzer
Counter
忍者ブログ [PR]