読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
オタク、ニート、ひきこもりである若者たちが、弱小ベンチャー「アキハバラ@DEEP」として、検索エンジン「クルーク」を制作した。Yahoo!越えを目指したその検索エンジンが話題になっていくと、大手IT企業が提携を申し出た。やがて、暴力的な方法でクルークを奪われたメンバーは、奪還作戦を開始する。
原作は読了済。ドラマは見てません。
だいぶと昔に原作を読んだ印象だと、タイトルの「アキハバラ@DEEP」はアングラな俺たちのこと、みたいな印象だったんですが、映画を読むと、メンバーのことだけを指している気がしました。クルークに関する描写がないからかな。
アキハバラ、な要素よりも、ジョブズとかザッカーバーグとかのことをやるような映画だったのかもな、と思う。一つの企業が一時代を築くものを作る、というストーリーなのですが、全体的にこじんまりしているのがちょっと残念な気がしました。原作の、クルークのことが、ものすごくアツかったので、それが見たかったんだけどなあ……!
久しぶりに原作を読むか、と思いました。
いつもの人たちが、ベトナム旅行に行った旅行記(雑すぎる紹介……)。菅野さん、月夜野さん、雁さん、そしてお友達のちかちゃんの四人。仕事が終わらなくて、とか、仕事しなくちゃとネットカフェに、というところが、本当にいつも通りだなと思いましたが、罵詈雑言が飛んでないのがよそ行きっぽい。
ベトナムで遭遇した変な出来事とか、個性的すぎるガイドさんとか、旅行に来ているはずなのに全然ゆっくりしてないし、ベトナムの人たちの自由っぷりが、なんかもうアジアだなあと思う。アジア圏に旅行すると聞くと、多分せわしないんだろうなと思うのは何故なんだろう。
しかし、ベトナムに行くと服を作るのが普通なんでしょうか!? それいいなあ、やってみたい! それから、陶器のお皿をいっぱい買うのもいいなあ。素敵なものがたくさんあるんだろう。
ロイエンタール元帥、皇帝ラインハルトに叛す——その報せは、銀河帝国に戦慄をもたらした。ヤン・ウェンリー暗殺の黒幕である地球教団大主教ド・ヴィリエが張りめぐらした陰謀の網は、ついに帝国中枢をも捕らえたのだ。皇帝に力及ばぬことを知りつつも、自らの矜持のもと、あえて誤解を解かぬままに反逆者となることを決意したロイエンタール。そんな親友の心中を察し、潔白を主張するミッターマイヤーに、反乱鎮圧の勅命が下る。さまざまな思いが交錯する中、新領土を揺るがす「帝国の双璧」の対決が、ついに幕を開ける!!(裏表紙より)
帝国における最後の戦い、と呼びたいような、ラインハルトとロイエンタールの戦いは、やっぱり大きくて悲しかった。そうなるよなーーーでもなーーーーー!!
ロイエンタールの最期もたいへん「らしかった」し、ミッターマイヤーに託されたものも、そうなるよなーー!!(アツいわー!!)と納得のものでした。しかし、なあ、しかし……という気持ち。
ラインハルトとヒルダも落ち着いたところで、最後の章の上下巻を残すところになったけれど、これ、最後は誰が生き残ってるのかなあ。ラインハルトもいなくなるんだろうか。どきどきしながら続きを読もう。
「きさまの玉座は、血の海に浮かんでいる」皇帝暗殺未遂で捕らえられた男の言葉は、病床から離れたばかりのラインハルトに、重い衝撃を与えた。ヴェスターラントの虐殺——その記憶は、いまだ拭い去れぬ心の傷として彼を苦しめていた。その頃、ヤンを失い、懸命に未来を模索するユリアンたちのもとに、意外な情報がもたらされる。それは、かつての同盟元首トリューニヒトが高等参事官として“新領土”に赴任するというものだった。不穏な空気のなか、新帝都フェザーンでは、人々の間にある噂が流れていた……。(裏表紙より)
そうなったらいいな、という希望と、そうなるかな、とは思ってたけどやっぱり辛いことの二つが起こる巻。
ラインハルトとヒルダは、そうなったらいいな、どうなるだろうか、と楽しみにしていたんですけれど、恋だの愛だの言いそうにない二人が欠けたところを補うみたいにして一緒にいるところはやっぱりいい。尊敬から始まる愛もあるよきっと……。「帰らないでくれ。ここにいてくれ」というのは! 情事のロマンだと思うの!
その後のラインハルトの、ふわふわした様子に振り回される人々の様子がおかしくて楽しい。こういう平和なときもあるんだね……。
ついに、ロイエンタールが死に場所を選んだ、という感じで、どうなるんだろうと思いましたが、勝利するのはやっぱりラインハルトだよね。ミッターマイヤー辛いね……。
家族が要介護とかではないのですが、ちょっと勉強してみようかと思って読むことに。
「10の基本ケア」とググると出てきますが、その10のことを実践しているあすなら苑での実践例などのお話。教訓的なところもなく、読みやすい文章でするするっと読めて、今の自分の持っている老人ホームの印象が90度くらいは変わったかもしれない。
「換気をする」とか「地面に足をつけて座る」とか、人間が人間として生活する上で当然のことや、気持ちのいいことをすればいいのかな、と解釈しました。実践例のように、寝たきりだった方や噛みつきがあった方などが、こんなに劇的に変わるのかなと思ったりもしたけれど、やっぱり基本的なことが大事なのかもしれない。
暗殺者の凶弾に倒れたヤン・ウェンリー。その突然の死に、イゼルローン要塞は深い悲しみと絶望に包まれた。希望を失い離脱していく人々——しかしユリアンとフレデリカは、残された者たちとともにヤンの遺志を継いで戦うことを決意する。一方、人生最大の敵をうばわれたラインハルトもまた、喪失感のなかで新たな時代をつくるべく動き始めた。新帝国暦2年、銀河帝国の首都はフェザーンに遷され、旧同盟領を統治する新領土総督としてロイエンタール元帥が着任する。だがその水面下、ある陰謀が進行していた……。(裏表紙より)
ヤンがいなくなった旧同盟軍。怒りを叫んでしまうラインハルトの強い孤独が垣間見えた瞬間でもありました。輝かしい光は、みんなに置いていかれるさだめなんだろうなあ。
第2部開始、という感じで、ヤンの位置にユリアンがつき、ラストに向けていろんな人が動いている。ロイエンタールがいったい何をしでかしてしまうのか、すごく怖い。そして、沈黙し続けているアンネローゼにどうやら何かある様子……?
2014年に読んだ本(今年発刊にあらず)の中で、個人的にヒットしたものを適当にあげる、一年の総まとめの記事です。
読了した本は415冊。小説180冊。絵本81冊。詩等1冊。エッセイ17冊。漫画77冊。その他34冊。画集・写真集3冊。レシピ本15冊。雑誌7冊。
今年は、自分の勉強のために絵本を読んでいましたね。春から職が変わった影響で、最初の頃は気分転換で読書していたもののそのうち余裕がなくなり始めて、結局中盤からペースががくりと落ち、今年も500冊は達成できず……orz
さて、2014年の個人的ヒット作。
マサト真希『アヤンナの美しい鳥』
顔に傷のある娘アヤンナ。祖母から「お前のような醜い娘には、市場で夫を買ってこなければなるまいね」と呪いをかけられる。その祖母も亡くなり、一人孤独に暮らすアヤンナの元に、美しく、足の悪い男が転がり込んでくる。
傷ついた娘と青年。遠くて静かで小さな世界で二人きり暮らしていけるはずだったのに……。という切なさもさることながら、大きな世界、国、そしてその国すらも飛び越えた世界が存在しているような話で、美しくて胸に刺さりました。綺麗だった。
多崎礼『夢の上』
刊行時から「面白すぎる」と噂になっていたものをようやく読み、あまりのツボリ具合に爆発して、急いで続きを買いに本屋さんに走った、という……。
空が結晶に覆われた世界。とある王家の騒動に発端した事件が、王国を大きく動かし始める。『光』の元に集う様々な人々の視点から語られる、叶わなかった夢と叶った夢の物語。
鮎川はぎの『横柄巫女と宰相陛下』
巫女として修行に励むノトは、表情や感情をうまく表現できず、ぶっきらぼうな物言いばかりをして『横柄巫女』と呼ばれている。ある日、シリウス王国から、即位のための王巫女を選ぶためにカノンたちがやってきた。継承権がありながら宰相をしているカノンは、あまりの有能ぶりに『宰相陛下』と称されており……。
終盤の連続刊行が話題になっていた記憶。そんなに巻数を重ねて、しかも連続刊行とかどうなってんの!? と興味を惹かれて読みましたが、キャラクターや読みやすさもすごかったですが、王宮や王国での陰謀、神話が絡む要素にのめり込みました。鮎川はぎのさんは二人組の筆名なのですが、別の名義で近頃ミステリーの賞を受賞された様子。おめでとうございます。
高殿円『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』
あのシャーロック・ホームズが女性だったら? というコンセプトの元、ホームズもワトソンも女性、原典に登場する主だった人々はすべて女性になった、パスティーシュ。女性ばかりだからといって百合とか萌えなどは絡まず、女性主人公による女性のための物語だったかな、と思いました。だから、すんごい、好き……。
梨沙『華鬼』
どんだけ流行に乗り遅れるんだよ!
というわけで、Web小説書籍化の原点(であろう)作品を読みました。面白すぎて一気に読んだ。
母親の胎内にいるときに刻まれる、花嫁の刻印を持つ神無は、迎えを受けて、夫となる鬼の元へと連れ去られる。
冒頭から憎み愛全開で、かつ逆ハーレムで、そして最後にはたった一人を選ぶ、という異種婚姻のおいしいところがめいっぱいでした。映画まで観ました。ごちそうさまでした。
さいとうちほ『とりかえ・ばや』
『とりかへばや物語』を下敷きにした、平安時代の宮中で双子の入れ替わり劇を描く。
『ざ・ちぇんじ!』が大好きな自分にとっては、夢中にならないほうがおかしいだろう! という作品でした。ただ、『ざ・ちぇんじ!」とは違って、平安ものらしく、恋だの愛だのとどろどろした感じが大好き! 続きを楽しみにしています。
鈴木央『七つの大罪』
アニメ化に際して作品を知ったんですが、食わず嫌いよくない。好みすぎてくらくらしました……。
『七つの大罪』と呼ばれる七人の大逆罪人を探している王女エリザベスと出会った、酒場・豚の帽子亭の主人メリオダス。その彼こそ、『七つの大罪』の団長メリオダスだった。王国を護るべき騎士たちが、民を虐げ苦しめていると訴えるエリザベスの求めに応じて、仲間を探す旅に出た彼ら。しかし、巨大な闇が王国を覆い尽くそうとしており……。
王国、騎士、魔法。ブリテン。妖精族、巨人族、魔人族、女神族。アーサーと名乗る人も出てきたりなどして、アーサー王伝説や、フェアリーテールをつまみ食いできるところがいい。また、ヒロインたちがとってもかわいく、ちらちらと見えるいろんな人の恋模様が本当にピュアだったり悲しかったりして、きゅんきゅんする! 特に最近のマーガレット王女とのあれは、ときめきすぎて床を転がりました。
以上! 思い出せる限りのものを書いてみました!
今年は映画もたくさん見る! と言っていたんですが、まったく達成できず。
本も、ほとんど買わない一年でしたが、来年はもう少し読みたいです……。
読了した本は415冊。小説180冊。絵本81冊。詩等1冊。エッセイ17冊。漫画77冊。その他34冊。画集・写真集3冊。レシピ本15冊。雑誌7冊。
今年は、自分の勉強のために絵本を読んでいましたね。春から職が変わった影響で、最初の頃は気分転換で読書していたもののそのうち余裕がなくなり始めて、結局中盤からペースががくりと落ち、今年も500冊は達成できず……orz
さて、2014年の個人的ヒット作。
マサト真希『アヤンナの美しい鳥』
顔に傷のある娘アヤンナ。祖母から「お前のような醜い娘には、市場で夫を買ってこなければなるまいね」と呪いをかけられる。その祖母も亡くなり、一人孤独に暮らすアヤンナの元に、美しく、足の悪い男が転がり込んでくる。
傷ついた娘と青年。遠くて静かで小さな世界で二人きり暮らしていけるはずだったのに……。という切なさもさることながら、大きな世界、国、そしてその国すらも飛び越えた世界が存在しているような話で、美しくて胸に刺さりました。綺麗だった。
多崎礼『夢の上』
刊行時から「面白すぎる」と噂になっていたものをようやく読み、あまりのツボリ具合に爆発して、急いで続きを買いに本屋さんに走った、という……。
空が結晶に覆われた世界。とある王家の騒動に発端した事件が、王国を大きく動かし始める。『光』の元に集う様々な人々の視点から語られる、叶わなかった夢と叶った夢の物語。
鮎川はぎの『横柄巫女と宰相陛下』
巫女として修行に励むノトは、表情や感情をうまく表現できず、ぶっきらぼうな物言いばかりをして『横柄巫女』と呼ばれている。ある日、シリウス王国から、即位のための王巫女を選ぶためにカノンたちがやってきた。継承権がありながら宰相をしているカノンは、あまりの有能ぶりに『宰相陛下』と称されており……。
終盤の連続刊行が話題になっていた記憶。そんなに巻数を重ねて、しかも連続刊行とかどうなってんの!? と興味を惹かれて読みましたが、キャラクターや読みやすさもすごかったですが、王宮や王国での陰謀、神話が絡む要素にのめり込みました。鮎川はぎのさんは二人組の筆名なのですが、別の名義で近頃ミステリーの賞を受賞された様子。おめでとうございます。
高殿円『シャーリー・ホームズと緋色の憂鬱』
あのシャーロック・ホームズが女性だったら? というコンセプトの元、ホームズもワトソンも女性、原典に登場する主だった人々はすべて女性になった、パスティーシュ。女性ばかりだからといって百合とか萌えなどは絡まず、女性主人公による女性のための物語だったかな、と思いました。だから、すんごい、好き……。
梨沙『華鬼』
どんだけ流行に乗り遅れるんだよ!
というわけで、Web小説書籍化の原点(であろう)作品を読みました。面白すぎて一気に読んだ。
母親の胎内にいるときに刻まれる、花嫁の刻印を持つ神無は、迎えを受けて、夫となる鬼の元へと連れ去られる。
冒頭から憎み愛全開で、かつ逆ハーレムで、そして最後にはたった一人を選ぶ、という異種婚姻のおいしいところがめいっぱいでした。映画まで観ました。ごちそうさまでした。
さいとうちほ『とりかえ・ばや』
『とりかへばや物語』を下敷きにした、平安時代の宮中で双子の入れ替わり劇を描く。
『ざ・ちぇんじ!』が大好きな自分にとっては、夢中にならないほうがおかしいだろう! という作品でした。ただ、『ざ・ちぇんじ!」とは違って、平安ものらしく、恋だの愛だのとどろどろした感じが大好き! 続きを楽しみにしています。
鈴木央『七つの大罪』
アニメ化に際して作品を知ったんですが、食わず嫌いよくない。好みすぎてくらくらしました……。
『七つの大罪』と呼ばれる七人の大逆罪人を探している王女エリザベスと出会った、酒場・豚の帽子亭の主人メリオダス。その彼こそ、『七つの大罪』の団長メリオダスだった。王国を護るべき騎士たちが、民を虐げ苦しめていると訴えるエリザベスの求めに応じて、仲間を探す旅に出た彼ら。しかし、巨大な闇が王国を覆い尽くそうとしており……。
王国、騎士、魔法。ブリテン。妖精族、巨人族、魔人族、女神族。アーサーと名乗る人も出てきたりなどして、アーサー王伝説や、フェアリーテールをつまみ食いできるところがいい。また、ヒロインたちがとってもかわいく、ちらちらと見えるいろんな人の恋模様が本当にピュアだったり悲しかったりして、きゅんきゅんする! 特に最近のマーガレット王女とのあれは、ときめきすぎて床を転がりました。
以上! 思い出せる限りのものを書いてみました!
今年は映画もたくさん見る! と言っていたんですが、まったく達成できず。
本も、ほとんど買わない一年でしたが、来年はもう少し読みたいです……。
小学校教師のポールは、数年前演出した聖誕劇をこき下ろされた経験がある。しかも、それと同じくして絶賛されていたのは、ともに演劇学校を出たかつての親友。恋人とも別れてしまい、レベルの低い学校に所属しているポールは、親友と再会したときに「僕の聖誕劇をハリウッドでプロデューサーをやっている彼女(元恋人)が見にくる」と嘘をつく。やがてその嘘が、街を巻き込んだ騒動に発展してしまい。
原題は「Nativity!」。その通り、クリスマスの聖誕劇を演じる物語です。
聖誕劇を成功させよう! というストーリーなので、ちょっと尺が足りてない気もしましたが、コメディで明るく楽しく、台詞や状況の端々から見えてくる、関係性や、人のちょっとした過ちなどが見えるのが面白くて! 劇を成功させようとする気持ちがどんどん大きくなっていくポールがの子どもたちとの接し方が徐々に変わっていくところがよかったし、子どもたちの一生懸命さがとても可愛かった! 劇は、本当に可愛かった。等身大の子たちが無理せずに演じてる感じでした。
クリスマスの話は、幸せなストーリーでいいなあ。心があったかくなりました。