読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

小国ロートリンゲンの王女として天真爛漫に育ったアンジェラ。なのに最近は、縁談やら、戦争が始まれば大好きな兄が出征するとか、面白くない話ばかりでうんざり。そんなことが王族の義務だなんて! そんなある日、飛行船が王宮に不時着。見たこともない巨大な姿にすっかり心魅せられてしまう。大空へ、そして初めての外の世界へとアンジェラは今、飛び立った——!(裏表紙より)
わがまま放題で育ったブラコン王女が、外の世界へ飛び出していく話。これ、一巻だけだと、なんともいえずアンジェラが子どもすぎて読むの辛いなあ笑 もうちょっとよく考えろ、と言わずにはおれない浅い考え方の持ち主です。もちろん、これがどんどん変わっていくんだろうなあと期待させるんですけれども!
不時着した飛行船の持ち主、セシル・マクレガーと、彼の養い子ランディとともに外に世界に出て行くことになったアンジェラ。セシルとアンジェラは、保護者と子どもな喧嘩ップルぽいんですが、これが変化したら面白いと思わせるので、ぜひアンジェラは成長してセシルをめろめろにしてもらいたい!
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長期間にわたる戦争は、じわじわと同盟の秩序を蝕み、政府の腐敗を生んでいた。ひさしぶりに首都ハイネセンに戻ったヤンは、宇宙艦隊司令長官ビュコックに、クーデターが発生する可能性が高いことを告げた。ヤンの目は、その背後に帝国軍元帥ラインハルトの謀略を見ていたのだ。危惧はあたった。各地で起きた武装蜂起。救国軍事会議を名乗るクーデター側の放送に現れたのは、ヤンが信頼をよせる副官フレデリカの父、ドワイト・グリーンヒル大将であった。クーデター鎮圧の任をうけたヤンの作戦とは——!!(裏表紙より)
まったく気付いてなかったけど内容紹介がネタバレだー!! 前巻から続くラインハルトの帝国掌握、率いては彼が糸を引く同盟のクーデターにまつわる一連の戦い。二人とも近いところにいるわけではないのに、遠くからお互いを見ている感じが運命の敵という感じですね。でも、相対するにはまだちょっと距離がある。

超有名な大手銀行で活躍する九条雅は、誰もが羨む美女であるにもかかわらず、結婚相手が現れない。自らの相手を探すため、友人のあずさと夏希、幼なじみの京介を誘い、会社を退職し結婚相談所《マリッジプランニング》を立ち上げることになった。しかし、告知を始めるもののなかなか相談者が現れず、会社の資金も底をつきかけたとき、母親をともなった女性が現れ…。(裏表紙より)
容姿端麗、有能とすべてに恵まれた雅。仕事についていけず鬱になったところを雅に助けられた可愛らしい容姿のあずさ。雅の友人の快活美女、夏希。ほどほどな作家、でも食べていけないという、雅の小中の同級生だった京介。この四人で立ち上げた結婚相談所と、雅の恋の話。
雅が、これでもか! というくらい女王様。でもカリスマがあるのか、それほど嫌みじゃないような。案外夏希やあずさに可愛いって思われてるからかなー。
売れない作家でもてない男の京介のハーレムなので、ツッコミが頻発し、あらすじを読んで女性のサクセスストーリーを想像していたのですが、あーそういう話だったかーと思いました。がっつりちやほやしてもらっているわけではないのですけれども、ちょっとえって思った。
一番アツいと思ったのは武藤さんのエピソードです! いいよなーそういう人柄のいいひとーしかもお金持ちー。読みながらなんとなく想像していたけれど、結婚相手が見つかってよかったよかった。いい人は幸せになるべき。

悲しくてあったかい女子高生の物語。
あこがれの同級生に、告白する間もなくふられた僕。そして僕をふった張本人である彼女は、僕を無理やり連れて学校をさぼると言い出して——「scratches」。偏屈そうなおじいさんが一人で暮らしているはずの隣の部屋のベランダで、タバコをふかす変なおじさん。おじいさんの親戚だという彼と、ベランダでぼんやりすることが多い私は、次第に話をするようになり——「サブレ」ほか計4作品を収録。4人の少女たちの、トホホでワハハな日々を描く、哀しいけれどあったかい、珠玉の青春ストーリー。(裏表紙より)
「scratches」「Run! Girl,Run!」「タカチアカネの巧みなる小細工」「サブレ」の四編。
ラノベと言われるような作品をたくさん出しているレーベルで出る短編っていうと、あんまり上手じゃないものが多いように思うのですが、柴村さんは短編中編でもばっちり面白いなあ。個人的に、短編は「スベッてない」ものが面白いと思うんです。
「scratches」は『プシュケの涙』などの由良三部作関連作品。最初にこれがくるとおっと思うなあ。
それから、やっぱり「サブレ」がいい! 日常の中の特別とか、変だなって思いながら学校社会を生きてるところがいい。学生ものはそういうところが、びしびし刺さっていいなあ。

難攻不落といわれた帝国の要塞、イゼルローンが陥落した。それはひとえに同盟軍の青年士官ヤン・ウェンリーの智略によるものであった。「魔術師ヤン」と讃える人々の声。しかし彼の心には、戦争への疑問と虚しさがつのるだけだった。やがて、高まる主戦派の声は、無謀きわまりない帝国領土への侵攻作戦にまで発展する。だが、フェザーン自治領の策謀により、すべての情報は帝国側に漏洩していた。待ち受けるラインハルト——ヤンに勝機はあるのか!?「ファイナル・バージョン/銀河英雄伝説」第2弾。(裏表紙より)
イゼルローン陥落から、皇帝フリードリヒ四世逝去まで。
帝国、同盟軍ときたら、自治領フェザーンもきた。そういえば三つ巴って言ってたわ……と思いながら、それっぽい悪役(しかも宗教組織だ……)が出てきておおっと思う。いいですねー王道ですねー。
ヤンへの好感度がぐんぐん上がる一方、野心家であるラインハルト、キルヒアイス組の今後が不安になってきます。オーベルシュタインが、絶対お前がなんかするんだろ! という怪しさで。信頼を置きすぎると、裏切られたときが辛いので、ラインハルトもキルヒアイスも大人になってください……。姉アンネローゼを戴いている二人を見ると、まだまだ少年なのかという若さが不安になる。

アンナは由緒正しい伯爵家のご令嬢。しかし実は、父が遺した借金に追われる日々。
ジェラルドは「金で爵位を買った」と言われる男爵家を継いだ青年銀行頭取。しかし実は、国に借金を踏み倒されて銀行は火の車。
そんな二人が、現状打破のため良縁を得ようと参加した慰霊祭で知り合った! 肩書きを信じた二人は、勢いで王子の前で結婚の約束を交わしてしまったけれど——!?(裏表紙より)
凍れる皇帝と政略結婚した令嬢の切ない歴史恋物語『氷雪王の求婚』、敵国の将を愛してしまった王妹と将軍の『たとえ許されない恋だとしても』も、湊作品のどちらも大好きでしたが、今回はお金がないヒーローとヒロインの金策、かつ利益重視の結婚物語でした。とても明るくて、楽しかったー!
王子の異母妹(しかし王族とは認められず、援助も受けられない貧乏令嬢+工事、内職で働く)と、銀行の頭取(有能、かつ行員には慕われているけれどお金に困っている)。お金がない、お腹いっぱいになりたい、というようなことが書かれるわけですが、ここまでヒーローが「おなかをいっぱいにしてあげなくては……!」と思う話だとは思わず、にやにやして読みました。アンナも、王子の異母妹、かつ伯爵令嬢にしては、すっごく庶民的で普通の娘さんなので、まあ口がよく回る……笑 おしとやかでなく活発に動き回るところが、なんだかいいなあと思いました。
でも、一番好きだと思ったのはジュジュさんですよ! なんだあのひと! 借金取りのくせにお母さんみたいじゃないか! めっちゃいいひと! 好き!

「お姫様なんて柄じゃない」。そう思っていたけれど誰もが憧れる王子様から突然プロポーズを受けたあたし、木内鈴鹿。
若干先走っている彼は、結婚式への準備を着々と進めていく。なかなか実感が湧かなかったけれど、幸せ気分で日々を過ごしていたら……
突然彼の弟の拉致されて——
結婚までの道のりは一筋縄ではいかない!?
平々凡々なちびっ子OLとイケメン上司の基本まったりときにシリアス(?)ラブストーリー!(カバー折り返しより)
プロポーズ後。社内でやっかまれ、史鷹の実家にまつわる揉め事に巻き込まれ……。
ヒーローの溺愛っぷりがどんどん増してきている中、ヒロインのツッコミが冴えて気持ちいいです。甘やかされるだけでないヒロインはとてもいい! 史鷹の実家、南条家を「気持ち悪いわ!」と言い切れる、肝の太さ。恋敵(というかストーカー)に向かっている中、お前は引っ込んでろと言える気持ちの強さ。ヒロインじゃない、私は平民です、という女性のもえどころは、ヒーローを蹴っ飛ばすことができる最強具合だな! という楽しさでした。面白かったです。

宇宙暦八世紀末、銀河帝国と自由惑星同盟とにわかれ、ながい抗争をくりひろげてきた人類の歴史は、ふたりの天才の出現によって、おおきな転機を迎えようとしていた。覇権をめざす若き獅子、帝国軍上級大将ラインハルト。そして同盟軍においては一介の青年士官に過がなかったヤン——帝国軍遠征隊を同盟側が迎え撃った「アスターテ会戦」こそが、彼らの初めての邂逅であり、宿命の戦いの幕開けであった。名作の誉れ高き壮大なロマン「銀河英雄伝説」、ファイナル・バージョンとして刊行スタート!!(裏表紙より)
本読みのたしなみ(かどうかはさだかではありませんが)として、やっと銀英伝を読み始めました。私は徳間デュアル文庫版で読む。田中節は久しぶりだ……。
とりあえず顔出しという一巻。じわじわ面白くなってきそうな、帝国軍のラインハルトと、同盟軍のヤンの一度目の邂逅から。やってやりかえして、だけじゃない話だといいなあと思います。登場人物もすごく多いようだし!
個人的に、今のところヤンがいいなあと思う。傲慢王子様なラインハルトより、庶民かつ苦悩しそうな気配のあるヤンがいい……。
とにかく、最後まで脱落せずに読んでいこう。

木内鈴鹿、二十五歳、OL。
無邪気な少女だった頃は、「いつか王子様が——」なんて夢見ていたけれど、大人になったいま、そんなのはお話の中のことだけだって理解している。
ほどほどの自分に合う、ほどほどの人と結婚して、ほどほどに幸せな人生を歩むと思っていたのだけれど……
誰もが憧れるイケメン上司から突然のプロポーズ!
いったい何がどーしちゃったの!?
しっかり者のOLとイケメン上司の、ほのぼの&まったりラブストーリー。(カバー折り返しより)
おっもしろかったー! 友人からのオススメだったのを二年越しくらいにようやく読んだんですが、ノリが軽くてすごく楽しかった! 読みながら、何故かドラマの「ホタルノヒカリ」が頭をよぎったんですが、多分ヒロインの脳内突っ込み「隊長!」のせいだ。
中編の連作。プロポーズと一夜だけの話が冒頭にあるんですが、これだけでも、会社での立場とかどういう環境かとか、話の裏もしっかり分かってすごいなあと思いました。オフィスもので、しっかり書いてあるものは面白い! ヒロインが実はしっかり人脈持ってたりするお約束的なところもしっかり踏んでて、いいなあ。
ただ、ノリがだめな人はだめかなーと思います。一人称なので、ヒロインが脳内ツッコミが激しいのと(「隊長! これが墓穴というものですか!?」みたいな感じのやら、はううう!? みたいな奇声が多い)、言動がちょっと子どもっぽいのと。読んでると、実はしっかり社会の荒波にもまれ、かつすれてないところが分かってくると思うんですが、でもしらけてしまう人は合わないと思います。
私は、すっごくすっごく楽しく読みました! 二巻も読もう!

女を忘れて20代の日々を仕事に費やし、ある日ふと「素敵な大人の女性」にはほど遠い自分に気付いた著者が一念発起。食事のマナーやメイク法、護身術、社交界デビューから介護に至るまで、大人の女性に必要なすべてを体験取材! 2年をかけて学んだ22のレッスン。さあ、貴女も一緒に女を磨き抜きましょう。(裏表紙より)
体験エッセイです。女磨きものを読んでいるのは、別に自分がしたいからではなく、読みやすくて面白そうなエッセイ、作家さんで選ぶと、そういうものを無意識にチョイスしているからです。
中身の体裁は、桜庭一樹読書日記みたいな。下段に注釈や写真が入ってるやつ。
インタビューから実践まで、お仕事紹介みたいな内容でもあって、丁寧な文体なのにちょっと卑屈に皮肉ってる感じが面白い……。
個人的に外資系OLになる回が面白かった。何故、そのチョイス! いやでも確かに気になるけど! 恋愛小説でオフィスものがたくさん出ているせいでかなり気になってた! 注釈がいちいち面白いです。