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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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紫色のクオリア (電撃文庫)
 自分以外の人間が“ロボット”に見えるという紫色の瞳を持った中学生・毬井ゆかり。
 クラスでは天然系(?)少女としてマスコット的扱いを受けるゆかりだが、しかし彼女の周囲では、確かに奇妙な出来事が起こっている……ような?
 イラストは『JINKI』シリーズの綱島志朗が担当。「電撃文庫MAGAZINE増刊」で好評を博したコラボレーション小説が、書き下ろしを加え待望の文庫化! 巻末には描き下ろし四コマのほか、設定資料も収録!!
 うえお久光が紡ぐ、“少し不思議な”日常系ストーリー、登場!!(カバー折り返しより)

うおおおおおお面白かった!! 導入でもある最初の話「毬井についてのエトセトラ」は、うーんライトノベルの文章だなあ……とちょっと読みづらかったのですが、「1/1,000,000,000のキス」からはまってしまった! うおおおおおお。
普通の人とは相容れない認識の力を持つ少女・毬井ゆかりを心から友人だと思っている少女・波濤マナブの日常と非日常の物語。あくまで日常の中で世界・運命と戦うマナブの話「1/1,000,000,000のキス」がもうすごかった!
とある組織から数学に対して天才的な才能を持つ少女アリスがやってくる。アリスの目的はゆかりを連れて行くこと。ゆかりを救うために、マナブはとある能力を使って、ありとあらゆる平行世界を行き来する。ある時は人を殺し、ある時は別人になり、ある時は組織さえもつぶし……。
量子力学がどうのという話は私はあまり理解がないのでそこはさらっと読んだので、とんでもなく面白かったです。何度でもあなたのために世界線を越える、という話で、それがまた中学生の少女たちの話なので、本当に私の好みどストライクでした。結末の付け方が、ああ、いいなあ……と思うものでした。
世界も運命も、いつでも私たちのものだ。
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奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター (講談社X文庫―ホワイトハート)
 BLを愛する“貴腐人”のゆりは、男前な性格の美人OL。半年前から同居する恋人の曜は、いまいちブレイクできない声優。ゆりに求婚するも拒まれてばかり……。そんな曜に十八禁の「BLノベルゲーム」の仕事が入る。が、ゆりは曜の声にダメ出しの連続。
 ゆりが惚れ込む曜の本来の声の力を発揮させるため、貴腐人の個人レッスンが始まる!
 ホワイトハート新人賞受賞作。(裏表紙より)

BL大好き貴腐人の年上ヒロインと、気弱な売れない声優である年下のヒーローのお話。続きはないのかー!? 面白かったですが、続きが、気になる!
最初から完全にカップルでプロポーズまでする/されるような仲の二人ですが、二人の間に特に大きな事件は起こるわけではなく、それぞれの仕事での問題が描かれていて、そこで終わるの続きは!? という物足りなさが! 特にゆりさんが出来る人すぎたので、別方向からのアプローチをどうかわすかというのが見たかったのになあ!
貴腐人の女性と声優という組み合わせが面白かったです。個人レッスン! ゲームか! と思いました。一シーンしかなかったので、もっとべたべたしてほしいなあ! ゆりさん好きだー! かっこいい惚れる。
続きが出るなら読んでみたいなあと思いました。面白かった。
ファンタジーの魔法空間
西洋の代表的なファンタジーの様々な要素について論じた一冊。「家」のファンタジー、「旅」のファンタジー、「魔法」のファンタジーの三章からなる。
歌について書いてある部分が非常に興味深かったです。『指輪物語』に登場する歌を分類してあるのがめずらしい。また、「進化」する魔法の項で魔法と歌について『ライアルと5つの魔法の歌』でちょっと書いてある。人形とファンタジーの項も面白かった。
お嬢様ルール入門―正統派マナーから気になるライフスタイルまで (PHP文庫)
「知的に美しく優雅であること」、それが”お嬢様ルール”です——本書は、フランス・ローゼル城のサヴォア・ヴィーヴルで上流マナーを身につけた著者が、おしゃれ、食事からデート、贈り物まで、誰でもお嬢様になりきれるノーブルな作法をお教えします。朝食メニューや御用達ブランドなど、とっておきの美学と共に、憧れの”お嬢様の世界”を大公開! 『センスアップ・マナー講座』を改題。(裏表紙より)

菅原さんが考えるお嬢様のマナー入門の一冊。一例としては面白いのですが、西洋びいきなところが感じられたのが残念。しかし、上流階級の生活がかいま見れるところが面白いです。菅原さんは非常にお金持ちなお嬢様なんだなあ。仕事は何をしているんだろう。マナー講座というよりも、エッセイで読んでみたいと思う本でした。
スカーレット・クロス 月窟の黙示録 (角川ビーンズ文庫)
神の子と謳われる最強の祓魔師・ギブ神父。彼は伝説の《悪魔》が封じられた《聖櫃》を開くための“鍵”だった!! イブリスと契約した魔物たちは、ギブを“鍵”として覚醒させるため次々と襲いかかってくる。しかもギブの下僕のヴァンパイア・ツキシロも、もう一つの“鍵”だとみなされてしまい……。互いを守るために、二人はそれぞれの闘いに身を投じていく——。スカーレット・クロスセカンド・シーズン、緊迫の第2弾!!(裏表紙より)

ギブとツキシロが方針を決める今回。ギブの俗世周りのごたごたも方向性が見えたところで、ツキシロが! という引きで終わってしまった。
ツキシロは前々からでしたが、ギブがようやく自覚するようになってよかった! そうなるとツキシロは、ギブ神父は自分のことを好きじゃないというようなすれ違いが起こっている! なんだそれおいしい! でもなんとなくツキシロも変化を感じ取っているというか、懐の大きな女の子になりつつあるなあ。
そしてこの巻、相変わらずフェチズムがあってにやにやしました。コスプレとシャツ一枚か……。
個人的にはレオナルドとルーシーがかわいかったです。ルーシーもふもふ。しっぽぱたぱた。
十七歳の湯夫人【マダム・タン】 (MF文庫 ダ・ヴィンチ か 1-2)
美しい娘、阿露の正体とは?

王例の妻で十七歳の湯夫人の元に、妖艶な娘・阿露が連れてこられた。主人が何者かに追われていたところをかくまったのだ。娘が家に来てから、家畜が無惨に殺される事件が相次ぎ、ついには王家の家人が内蔵を抜かれた死体で発見される。傍には血まみれの阿露。果たして阿露の正体は? 「吸血鬼カーミラ」を彷彿とされる表題作ほか、アジアン会談全17作品。解説は南条竹則氏。(裏表紙より)

面白かった! 主に中国圏を舞台にした幻想短編集。仙人が出てきたり、科挙の話があったりします。先日タニス・リーの「血のごとく赤く」という童話を元にした短編集を読みましたが、この「十七歳の湯夫人」はアジアでの伝承などを元にしている感じがしました。不勉強なので「感じがした」としか言いようがないのですが、多分どこかで聞いたことのある妖怪・幽霊・幻想のお話だと思う。
表題作の湯夫人が淡々としていて面白く、意外な正体が明らかになったラストはなんだかしみじみと面白い話だなあと思いました。「四つ辻の男」はちょっと現代っぽい雰囲気の流れるちょっととぼけたところのあるお話で、なのに幻想的。長い作品もありますが、二ページくらいの小品もあり、とても面白い短編集でした。オススメです。
はじめまして、本棚荘(MF文庫ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
お家賃は本で、払います?

本棚荘の大家さんは言う。「昔は本がお家賃だったのよ」と。中にも外にも本棚だらけのそのアパートに越して来た“わたし”。そこで出会ったのは、猫芝居をなりわいとする猫遣い師、本棚に捨てられていたサラリーマンなど、やっぱりへんてこの住人たち。どこかいびつで、とげを抱えた彼らに触れるうち、少しずつ“わたし”のなかで何かが変わり始める……。文庫書下ろし。(裏表紙より)

不思議な、独特の世界観でのお話でした。シュールなのか、ファンタジーなのか、よく分からないまま読んでいって、いつの間にかくすっと笑っていました。
主人公はとげ抜き師。同じとげ抜き師の姉が外国にいってしまったので、代わりに部屋の留守番をすることになった。その部屋は本棚荘という変わったアパートにあり、大家さんは「昔はお家賃は本で払ったものよ」と言う。
冒頭がとげ抜きのお話なので、とげというのは人の心の傷や心に根を張った何かなのかなあと思ったら、それについては言及されることはなく、本棚荘なので本の話をするのかなと思ったらそういうわけでもなく。奇妙な住人と奇妙な生活のお話で、最後はちょっと煙に巻かれたような気もしましたが、なんだかふんわりと満足しました。
住人たちが、なんとなくみんな猫っぽいなあと思う。本と猫の相性はいい、と聞いたことがありますが、猫遣い師とその鞄猫、日中ずっと寝ている女学生、捨てサラリーマンと、なんとなくみんなマイペースに生きているように感じられて、猫っぽい。
「空の境界」第一章俯瞰風景、第二章殺人考察(前)の二本。
劇場版「空の境界」 俯瞰風景 【通常版】 [DVD]劇場版「空の境界」 殺人考察(前) 【通常版】 [DVD]
両儀式と黒桐幹也。1995年、二人は出会った。触れ合っていくうちに幹也は式の歪んだ性質を知り、式はいくつかの事件を経てその力を手に入れた。直死の魔眼を持つ女と彼女を思う男の全八章からなる物語。

以前どなたからかオススメいただいた覚えがあるのですが、最近細々と見始めまして、第一章と第二章を見ました。原作は読了済みです。この話、時系列が行き来するので初見の人はすごく戸惑うと思うんですが、解き明かしていくととても面白いです。ちゃんと伏線があるんだよなー!
音楽が! とても! 好き! 美しいコーラスの禍々しさ! 映像の色彩や陰影、光がとても綺麗で、すごく好きだ。血も綺麗なんだよなあ(品格を疑われそうな感想で申し訳ない)。ストーリーは怪奇伝奇もので、言葉遊びをするような台詞回しがとても心地いいです。なんだかにやっとしてしまう。一章の「今日は飛べなかった」というのが、実はすごく好きなんです。
スプラッタなシーンが結構あるので苦手な方はぎょっとすると思うので注意が必要ですが、やはりとても綺麗な映像なのでおすすめしたい。血が無理でも、奈須きのこ節が大丈夫そうなら小説をお勧めします。
次の話も早く見よう!
ガーデン・ロスト (メディアワークス文庫)
眠れない夜を生きる少女たちの失花園
 誰にでも、失いたくない楽園がある。息苦しいほどに幸せな安住の地。しかしだからこそ、それを失うときの痛みは耐え難いほどに切ない。

 誰にでも優しいお人好しのエカ、漫画のキャラや俳優をダーリンと呼ぶマル、男装が似合いそうなオズ、毒舌家でどこか大人びているシバ。花園に生きる女子高生4人が過ごす青春のリアルな一瞬を、四季の移り変わりとともに鮮やかに切り取っていく。
 壊れやすく繊細な少女たちが、楽園に見るものは——。(裏表紙より)

最初から最後まで、気持ち悪くて心地いい、毒のあるようで優しい、あのときの私たちの話、でした。いつも、どこかにいる、少女たち。
お人好しで優しく、誰をも責めることができないエカ。自分をかわいらしく飾って、誰をも好きにならないマル。男っぽい容姿をして女としての自分を認められない部分を持つオズ。世界を呪って自分を呪うシバ。私の中での彼女たちはそういう印象でした。本当に、日本のどの高校にも、絶対何人か彼女たちがいると思う。
四人が四人とも、言動が! リアルで! こわい! 遊んでいるようなふざけているような、でも結構本気の言葉。言い回し。世界を皮肉っていて、でも離れていけない自分を知っていて、もがいてる感じ。もう、本当にきもちわるい!(褒め言葉)でも好き……!
海馬が耳から駆けてゆく〈5〉 (新書館ウィングス文庫)
「四十になったら、振り袖を着ましょうとも!」
友人・月夜野亮のその一言を、著者は忘れはしなかった……。
周囲も総ざらいに巻き込んで、阿鼻叫喚の宴の準備。
果たしてどうなりますか——!?

ニャン太との、切ない最後の日々を綴った「文庫版後書き」も収録!!
日本を抱腹させた爆笑エッセイ、とりあえずの最終巻!!(裏表紙より)

これを読むとちょっと間を置いて「……大丈夫か」と真顔で聞いてしまいたくなる。非日常に思えるけど日常なんだよな……。
親戚の小学生の女の子になんとも言えない気持ちになった。おかしいんだけど、恥ずかしいよな世界が狭いって!(自分を思い出して悶える)
この巻で一番すごかったのは、やはり月夜野さんの誕生日パーティだ。初出は03年からの「Wings」なのでもうすぐしたら十年ですが! 本当にウェディングドレスを着るんでしょうか!
ニャン太との別れは悲しかった。でも文庫で海馬をずっと読んできたから、最後を知れてよかったという気もする。
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Author:月子
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