読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
「バタフライ・エフェクト」
![バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51RWZFT6EJL._SL160_.jpg)
父親は精神病院におり、母の女手一つで育てられた少年エヴァン。彼には、時々記憶がなくなるという不思議な現象が起こっており、その治療のために日記を書き始める。やがて州立大学のエリートとして成長し、幼い頃の日記を見つけたエヴァンは、それに、過去へさかのぼり、運命を変える力があることを知る。
おっもしろかったー! あなたを救うために何度も運命に抗う、という話は好きだ! しかし遙か3とは比べ物にならないほどのシリアス、容赦ない展開で、何度も「うわああああ!!」と叫んだ。台詞のひとつひとつが伏線になっていて、すごく面白かったなあ! 袋小路に迷い込み始める感じがもうすごかった。
役者さんも演じ分けがすごい。少しずつ性格が違うのがいいなあ。それでもひたむきにケイリーを救おうとするエヴァンが切ない。どんな時間軸でも彼女を愛していて、友人たちを愛していて。けれど何度やっても……! というところがもうね!
レンタルで見たので、別エンディングは二種類見ました。確かにあれはない! セルDVDのディレクターズカットでどんなだったんだろう。気になる。
はああああ好きだあああ。ごろんごろんしてしまうな!
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父親は精神病院におり、母の女手一つで育てられた少年エヴァン。彼には、時々記憶がなくなるという不思議な現象が起こっており、その治療のために日記を書き始める。やがて州立大学のエリートとして成長し、幼い頃の日記を見つけたエヴァンは、それに、過去へさかのぼり、運命を変える力があることを知る。
おっもしろかったー! あなたを救うために何度も運命に抗う、という話は好きだ! しかし遙か3とは比べ物にならないほどのシリアス、容赦ない展開で、何度も「うわああああ!!」と叫んだ。台詞のひとつひとつが伏線になっていて、すごく面白かったなあ! 袋小路に迷い込み始める感じがもうすごかった。
役者さんも演じ分けがすごい。少しずつ性格が違うのがいいなあ。それでもひたむきにケイリーを救おうとするエヴァンが切ない。どんな時間軸でも彼女を愛していて、友人たちを愛していて。けれど何度やっても……! というところがもうね!
レンタルで見たので、別エンディングは二種類見ました。確かにあれはない! セルDVDのディレクターズカットでどんなだったんだろう。気になる。
はああああ好きだあああ。ごろんごろんしてしまうな!
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毎年恒例になりつつある、夏なので積読を崩そうの自分計画。
去年の目録に同じ本があるのにおののきつつ……。
今回は40冊です。読み終わったら通常運営になりますが、果たして全部読めるのか!
2011年7月25日開始です。
<追記>2011年9月25日終了しました。</追記終わり>
綾辻行人『十角館の殺人』
冲方丁『天地明察』
今 敏『KON'S TONE 千年女優への道』
小路幸也『マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン』
辻村深月『ツナグ』
初野晴『1/2の騎士』
福井晴敏『戦国自衛隊1549』
森博嗣『夢・出逢い・魔性』
森谷明子『千年の黙 異本源氏物語』
吉田修一『パレード』
デュ・モーリア『レベッカ』上・下
ボストン・テラン『神は銃弾』
レイ・ブラッドベリ『華氏四五一度」
タニス・リー『血のごとく赤く』
池田弥三郎『光源氏の一生』
江村洋『ハプスブルク家の女たち』
辻由美『図書館であそぼう 知的発見のすすめ』
小田菜摘『大河は愛をつなぐ そして花嫁は恋を知る』
壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』4
茅田砂胡『スカーレットウィザード』1・2・3・4・5・外伝
河合ゆうみ『花は桜よりも華のごとく 第二幕・月下氷刃』
黒野伸一『かもめ幼稚園』
紅玉いづき『毒吐姫と星の石』
古戸マチコ『やおろず弐 でこぼこな恋、始めました。』
十文字青『ぼくのうた』
清家未森『身代わり伯爵と伝説の勇者』
高殿円『プリンセス・ハーツ〜両手の花には棘がある、の巻〜』
谷瑞恵『花咲く丘の小さな貴婦人 荒野へ、心に花束を抱いて』前・後
時海結以『業多姫 伍之帖 春惜月』
永野水貴『アヴェントの娘』金の騎士は姫君に誓う・碧眼の囚われ人
長谷川朋呼『雪燃花』
瑞山いつき『隠されし月の誓約 スカーレット・クロス』
*****
多少積ん読は崩れたかな! という感じです。後半になると忙しくて読めなかった……。
去年の目録に同じ本があるのにおののきつつ……。
今回は40冊です。読み終わったら通常運営になりますが、果たして全部読めるのか!
2011年7月25日開始です。
<追記>2011年9月25日終了しました。</追記終わり>
綾辻行人『十角館の殺人』
冲方丁『天地明察』
今 敏『KON'S TONE 千年女優への道』
小路幸也『マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン』
辻村深月『ツナグ』
初野晴『1/2の騎士』
福井晴敏『戦国自衛隊1549』
森博嗣『夢・出逢い・魔性』
森谷明子『千年の黙 異本源氏物語』
吉田修一『パレード』
デュ・モーリア『レベッカ』上・下
ボストン・テラン『神は銃弾』
レイ・ブラッドベリ『華氏四五一度」
タニス・リー『血のごとく赤く』
池田弥三郎『光源氏の一生』
江村洋『ハプスブルク家の女たち』
辻由美『図書館であそぼう 知的発見のすすめ』
小田菜摘『大河は愛をつなぐ そして花嫁は恋を知る』
壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』4
茅田砂胡『スカーレットウィザード』1・2・3・4・5・外伝
河合ゆうみ『花は桜よりも華のごとく 第二幕・月下氷刃』
黒野伸一『かもめ幼稚園』
紅玉いづき『毒吐姫と星の石』
古戸マチコ『やおろず弐 でこぼこな恋、始めました。』
十文字青『ぼくのうた』
清家未森『身代わり伯爵と伝説の勇者』
高殿円『プリンセス・ハーツ〜両手の花には棘がある、の巻〜』
谷瑞恵『花咲く丘の小さな貴婦人 荒野へ、心に花束を抱いて』前・後
時海結以『業多姫 伍之帖 春惜月』
永野水貴『アヴェントの娘』金の騎士は姫君に誓う・碧眼の囚われ人
長谷川朋呼『雪燃花』
瑞山いつき『隠されし月の誓約 スカーレット・クロス』
*****
多少積ん読は崩れたかな! という感じです。後半になると忙しくて読めなかった……。

だれもが一度はあこがれるマンガ家。でも実際はどんな世界? 少女誌で活躍中の若手作家が、プロになるまでの道のり、マンガ家の日常生活、マンガづくりの極意など、マンガっ子が知りたい少女マンガ界のあれこれを、イラストいっぱいで紹介します。プロを目ざす人はもちろん、夢をふくらませたいすべての人に。(裏表紙より)
ふらーっと図書館を歩いてたら見つけたので。こういう本が最近面白くて……。
93年の本。少女マンガ家の北原菜里子さんが、一ページ漫画とエッセイで、作家生活を紹介。少女漫画家のデビューは早いと聞いたことはあったけれど、中三でデビューかあ。すごいなあ。
北原さんの投稿生活、デビュー、漫画家になった後の仕事、作品についての悩み、道具、アシスタント、といった色んなものに触れられている。
お話作りについて、意識したら思った通りの出来で完成できるみたいなのはすごいな。プロだ。そういうのが大事なんだろうなあ。比較的ゆるゆるしていたように書かれてあるけれど、実際、描くのはすっごく大変だったろう……。
合わせて読みたい。絵夢羅『今日も明日も。』


浄化の力を持つ《水の一族》の娘・シェルタ。存在を秘匿され行動を制限される彼女を、弟セレーノと妹ルチヨラが訪れる。十一歳のルチヨラとメガロス皇国の第三皇子の結婚が決まったという。妹の懇願と長兄の命令で、身代わりとしてメガロス皇国に入るシェルタは、そこで再会と出会いを果たす。
シリーズ二巻。前回はカルフ巻でしたが、今回はソティラス巻でした。金髪! 金髪!
愛を持って言うんですが、金髪が痛い目を見るのおいしいです! がつんとやるのがシェルタのまっすぐの言葉だからいいなあ。ソティラスは腹黒いですが、それでもシェルタの無垢さに打たれるところが嬉しいな。目覚めていくという感じがする。
カルフは保護者みたいな、でもまた違う気持ちでシェルタを見ているように感じられて、この二人の関係もどう変わるのかなと思います。
しかし、カルフとソティラスが仲良くしてるシーンいいな! こういう大人の付き合いってときめく。とことん本音は言わないけれど、心の奥底でお互いを理解しているというか、付き合い方を誰よりも知っているというか。それが一方でライバルでもあるので、面白いな!

ルシードが北へ遠征中、ロ・アンジェリー城の大公妃ジルのもとへ、愛妾選考会で選ばれた美しい伯爵令嬢オルプリーヌが花嫁行列をなしてやってきた! 突然の事態にジルを除いて城は大混乱。そんななか凱旋してきたルシードは、自分の愛妾の出現に驚愕! ますます大混乱の王宮で、オリプリーヌが意味あり気な行動を…!? マシアスの意外な過去も明かされる! 華の王宮で、恋と野望は止まらない!
二巻め。愛妾候補が王宮に押し掛けてきた! という感じで、陰謀は解決されないまま三巻へと続く。
ジルがかわいいなあ。ルシードもジルのことを気にしているのに、この仮面夫婦は全然素直になれなくて、というより自覚がなくて。見ていてにやにやする。
政治面がとても分かりやすいというか読んでいてなるほどーと思う。本当に作り込まれた世界だよなあ。そういう背景があるのは、すごく面白いな。
今日の映画は「ヘアスプレー」
![ヘアスプレー [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61RjL1btrvL._SL160_.jpg)
ボルチモアに住む高校生のトレイシー。ローカル番組のダンサーとして踊ることを夢見る彼女は、ダンサーに欠員が出たために番組のオーディションを受けることを決意する。歌とダンスは得意だが、彼女は特異な髪型と肥満体型の持ち主で……。
楽しかったー! 二時間近くずっと歌いっぱなし。その歌がとても派手できらびやかで、時にはしんみりと染みるようでもあり、とても楽しかった。耳が幸せだ。60年代アメリカの背景も踏まえつつの、明るいエンディングがとても好きだなと思います。気持ちよく終わってくれた。
シーウィードが好きだ! それから、衣装がみんな可愛いです。ああいうスカート好きだなーと思いながら見てました。
大逆転! というのが好きな方にはオススメだと思います。
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ボルチモアに住む高校生のトレイシー。ローカル番組のダンサーとして踊ることを夢見る彼女は、ダンサーに欠員が出たために番組のオーディションを受けることを決意する。歌とダンスは得意だが、彼女は特異な髪型と肥満体型の持ち主で……。
楽しかったー! 二時間近くずっと歌いっぱなし。その歌がとても派手できらびやかで、時にはしんみりと染みるようでもあり、とても楽しかった。耳が幸せだ。60年代アメリカの背景も踏まえつつの、明るいエンディングがとても好きだなと思います。気持ちよく終わってくれた。
シーウィードが好きだ! それから、衣装がみんな可愛いです。ああいうスカート好きだなーと思いながら見てました。
大逆転! というのが好きな方にはオススメだと思います。

死者との再会を叶える『使者(ツナグ)』。再会できるのは一人一度だけ。突然死んでしまったタレントに会いたい女性、母親に会いたい五十代の男性、事故死した親友に会いたい女子高生、行方不明の恋人を捜す男性。巡り合わせで『使者』と繋がったかれらは、死んでしまった人と再会しようとする。連作長編小説。
特殊能力を持った人間がつなぐ、生者と死者の物語。一人称がなんだかめずらしい気持ち。
陰気な女性や女子高生の描写に、痛い痛い痛いと呻く。そして、派手な女性に対する視線。物語の本筋とは関わらないけれど、そういう細かいところが辻村さんで好きだ。
一話一話にあっと思うところがあって、ある話で絶望的な気分になる。残酷だ。辛い。何故かそういうテンションだったのか、こういうことが自分にあったらどうしようと思って怖くなる。
最後の話に、顔文字で表すなら(´・ω・`)という顔になる。一ヶ月ほど前に祖父を亡くしただけに、受け継ぐものがあっていいなあと、羨ましい気持ちにも。

全知の天に運命を委ねる占の国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。
『薄汚い占者どもめ。地獄に堕ちろ!』
姫君は唯一の武器である声を奪われた。
星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。
少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。
第13回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作『ミミズクと夜の王』の続編、登場。(カバー折り返しより)
番外編的なものでもあるのかなと思ったら正統な続編でした。この童話めいた優しく厳しい物語が好きだ!
毒吐姫エルザの毒の数々が、読み進んでいくうちに痛々しく、愛おしくなってきて、レッドアークの人々の優しさが胸に沁みる。エルザにはきっと分からなかったのだろうけれど、かつてその国に裸足で立った女の子がいたってことは、彼女にとって幸せな巡り合わせだったのかもしれない。
「裸足の福音」の章は胸がいっぱいになった。お伽話の主人公たちが交差する。みんなに愛された人からの、なんのてらいもない祝福が、泣きたいくらい嬉しかった。
読んでいて、すごく嬉しくなる物語でした。

幼稚園の先生って、大変!
かもめ幼稚園で働き始めたちかこは、やる気のな〜い毎日。うるさいママさんグループや生意気な子供たち、日和見主義の園長、マイペースな先輩……とうんざり。それなのに彼氏は全然話を聞いてくれず、鬱憤はたまる一方。もうやめちゃおっかな、と思いはじめたころ、ちょっと素敵なパパに惹かれてしまって‥‥!? 文庫書き下ろし。巻末に宇仁田ゆみのエッセイ漫画も収録!(裏表紙より)
幼稚園で働き始めたばかりのちかこが、子どもたちと打ち解けられなかったり、ママたちにひそひそされたり、問題を起こしたり、先輩や園長に叱られたりと、仕事を始めたばかりの先生のめまぐるしい日々、という感じでした。でも、軽率なところがあるなあと思ったり。大変な人に同情してつい子守りを引き受けたり、それをなかなか断れなかったりするところは、世慣れていない人だなあとも思うけれど、簡単に園児の家に上がるのはちょっと自覚がない気もするなあと思いました。でもよく考えたらまだ二十一歳なんですよね。そうかあ、なんだか身につまされるところがあるなあ……。
園児の生意気さ、小憎らしさや、ママたちのどろどろな力関係は、読んでいていらっとしたり笑ったりして、本当にどこかにあるんだろうなあと思いました。ああ……あんな大人になりたくない……。