読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
いくら食べてもおなかがすいて、直ぐに倒れてしまう18歳の大島小鳥。原因不明のまま、病欠つづきでついに高校を留年してしまった。行き倒れていたところ、美貌の料理人・坂頼兼に助けられ「僕と結婚しませんか」と提案され——? 形ばかりの奇妙な同居生活、居心地が良くなるにつれ膨らむのは「彼はなぜ私を助けたか」という疑念。もしかして私のこと、“生贄”にしようとしてる? 舞台は鎌倉、怪異が彩る年の差契約結婚譚。(裏表紙より)
食べてもお腹が空く謎めいた体質のせいで普通とは程遠い18歳の小鳥は、ある日行き倒れたところを助けてくれた青年のおにぎりによってわずかばかり症状が和らいだことに気付く。実はこれは小鳥の体質とこの世ならざる「夜ノ人」と呼ばれるもののせいで……という、人とこの世ならざるものと御饌が絡む、ご当地もの。舞台は鎌倉です。
結婚したもののお互いに恋愛には遠い感じ? 彼が自分のことを好きだったらいいなあなんてほのかな気持ちがありそうな小鳥ですが、頼兼はどうかなあという感じですね。少なくとも家族として守ろうとしている感じがわかるのがじれったくてもどかしい! ちょっと距離が縮まってはいるものの、もうちょっと、もうちょっと何か……!
しかし結婚の際の誓約書をたくさん書いたっていう描写はだいぶ面白かったな。かわいらしかった。
PR