読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
夏草と三月を雇い金星特急を追う錆丸。だがイスタンブールで戦闘集団イェニツェリに捕まり、純国語普及委員会に監禁されてしまう。狙いは錆丸の持つ金星の情報。正しい世界語の普及を推進する団体である純国普が、なぜ金星について知りたがるのか? 疑問を覚えつつも錆丸は独力での脱出を試みる。一方、特急内の砂鉄は無事一命を取り留める。ところがその直後、突然列車が乗客たちを降ろして走り去ってしまい!? 物語はいよいよ核心へ——。人気シリーズ第五弾!!(裏表紙より)
今回もあわわわという。女の子組のちょっと不思議な楽園世界(っぽい)シーンはほのぼとしていたんですが(カラーイラストもすごく綺麗でかわいくて)なのに、最後にひえええと悲鳴。
錆丸は乗り込んだ時より、かなり度胸もついたし考えることもできるようになっていて、成長したなあと思います。はったりかますところすごくかっこいい! こういう子っていいなあ。好き。でも、ユースタスと砂鉄についてはそれなりに情報が開示されたものの、まだ明かしていないことがあるらしいので、もう本当に心臓ばくばくだ。
夏草と三月のあれそれに心臓がぎゅんぎゅん言いました。こうさー殺し殺されることで生きている人が、ちょっとずつ目を見開かされていくのに弱いというか。結局何にも勝るのは純粋な温もりや絆なんだなっていうのがさー……。
あとはあとがきに噴いたんですが、それよりもすごく爆弾が投下されましたよね。なんだ。なんだあれ……。なんて、なんて男前が……!
様々な人々、それぞれ立場、様々な場所の話なのですっごく振り回されるんですが、それがすごく楽しくて。いい本だなあ。読んでいてすごく楽しい。
PR
この記事にコメントする