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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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金星特急 (7) (ウィングス文庫)
『金星、君に会いたい』生放送で全世界に呼びかけ、金星特急をグラナダへ呼び寄せた錆丸。スペイン内戦は止まるものの、一行はイェニツェリの追跡を躱しながら列車の到着を待たなくてはならなくなる。グラナダを出れば、次はおそらく終着駅、この世に戻ることはない。覚悟を決め残された時間を精一杯生きぬこうとする花婿候補達と、それを助けたい錆丸。彼らの旅の終わりに待つものとは? そして錆丸と金星の世紀の大恋愛の行方は? 大人気シリーズ、堂々の完結!!(裏表紙より)

すごかった。
それしか言えないけど、本当にすごかった。こういう文庫のシリーズで、一冊で区切ってでなく7巻すべてないと成り立たないシリーズってそうそうない。すごく読み応えがあって、終わりに向かっていく、それだけでこの本はすごいけれど、それだけじゃなかった。
一巻からの、子ども子どもしていた(かつ、世慣れた不幸の匂いのする子だった)錆丸が、一人前の男になる過程がすごかった。7巻で爆発してた。「何、俺の奥さん」って!! なんというかっこよさ!!! かーらーの!!! 絶望感!!!!!! 思わずびっくりつけまくるよ。たたき落とされた。もう心臓ぎりぎりいったし、涙も止まらなかった。ネタバレ書きたくないけど、あー誰かが言ってたよなーとかいうのもよぎった。ただ恋をしただけなのになんて残酷なんだろう、と呆然とする展開。上位的存在である金星にも許されないことが恋なのかとか。純粋で、だからこそ残酷。
白鎖組とか、お兄ちゃんとか、家族とか。女の子同士の秘密とかともだちとか。もうなんかいろいろすごく胸に迫るものが多すぎて、未だにまとまらない。永遠というものの在処を、錆丸と砂鉄とユースタスが全部見せてくれた気がする。
電車に乗って、最後に着く場所は。
最高の冒険でした! ありがとうございました。
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