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金星特急 (4) (ウィングス文庫)
心臓を貫かれながらも一命を取り留めた錆丸だが、目覚めると月氏の幕営地からも遠く離れた草原の彼方にいた。スクープ目当てのマスコミに攫われたのだ。捜索にやって来た黒曜によって自由は取り戻すものの、期限内に金星特急に戻ることはかなわない。自身が樹に変わる瞬間を静かに待つ錆丸の運命は……!? 一方、特急は定刻通り発車する。不本意ながらもアルベルトの護衛に雇われた砂鉄は、錆丸のいない車内でユースタスと殿下を守りつつ旅を続けることになるが……?(裏表紙より)

いろんなところにいろんな情報を持った人が散ってしまっているので、まだまだ謎の解明に辿り着くまでは長いようですが、何が起こるかどきどきしながら読んでいる。金星の目的が本当にはっきりしないんだよなあ。世界の成り立ちに関係するんだろうか。伊織兄ちゃんは錆丸じゃなくて金星に追いつこうとしてるんじゃないかなーとかもあるけど、純国語普及委員会の目的が分からん。
ユースタスの理由が分かりましたが、更なる謎が関係するのかと! お前もかと! アルベルト殿下はちょー恐いし、金星特急に乗った人間はやっぱりみんなどこかしらおかしいのだなあ……と思わずにはいられない。しかし、ユースタスがまじ少女小説の人っぽくてなんだかどきどきしてきた。うまくいくといいけど、どうなるかなあ。
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