読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
“ホテル・ウィリアムズチャイルドバード”、通称〈鳥籠荘〉には、普通の社会になじめない一風変わった人々が棲みついている。衛藤キズナ(17歳の少女。バイト・絵のモデル)、浅井有生(新鋭画家。ほぼ外出しない)、井上由起(有生のイトコ。超美形で女装癖あり)。彼らを中心に、妄想癖の美女、ゴスロリ小学生、ネコの着ぐるみ、不気味な双子の老人たちも加わり、繰り広げられる——ちょっとおかしな、けれどいろいろフツーの日常がつづられた物語。今回は、キズナを慕う後輩の女子高校生の話、浅井有生と井上由起の子供の頃のキュートなヒ・ミ・ツのお話、キズナと由起のハプニングな1日の話を収録。(カバー折り返しより)
1を読んでからかなり間が空きましたが、2巻を読んでもさほど違和感はなく、2話目の有生と由起の話が新鮮で面白かったと思いました。変人ばっかりだけれど、なんだか童話めいていて愛おしい。
「ザリガニ/万引き/スケッチブック」は、オチと、その次の「彼女と彼の気まずい日曜、彼女と彼女?のハプニングな土曜」で明かされる由起の台詞に、そういうことか! と噴き出した。そうか、だからどちらも一生懸命だったわけだな!
でも「ザリガニ〜」で気持ち悪いところがあるのは変わらないな……とそこだけ後味が悪いと思いつつ。
「ザリガニ〜」で登場した、海の底から謎の巨大甲殻類が云々は、きっと有川浩さんの『海の底』だろうと思ってにやっとしました。
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