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フランダースの犬 (新潮文庫)
フランダースの貧しい少年ネロは、村人たちから迫害を受けながらもルーベンスの絵に憧れ、老犬パトラシエを友として一心に絵を描きつづける。しかし、クリスマスの朝アントワープの大伽藍に見いだされたものは、この不幸な天才少年と愛犬との相いだいた亡骸だった。虐げられた者への同情を率直素朴な表現でつづった少年文学の傑作。他に「ニュールンベルクのストーブ」を併録。(裏表紙より)

ちゃんと読んだことがないので読んでみようと思って。ネロが十五歳の少年である。パトラシエ視点の文章もあって、人間と同じように考えているのに、犬ということが強調されているので、西洋圏のお話だなあとぼんやり思う。
「フランダースの犬」の話の流れはみんなに認知されている話の流れのままだと思う。
面白いなあ! と思ったのが「ニュールンベルクのストーブ」。偶然家にあったある芸術家の傑作のストーブが父のせいで売られることになり、その中に潜り込んで一緒についていく少年の話。行方にどきどきしたり、幻想的なシーンがあったりして、最後に少年オーガストが出会ったストーブの買い手……! その他にも、二編とも芸術家というものを掘り下げようとしたり、畏敬していたりして、すごく好きだった。
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