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影詠みの天花 胡蝶の舞と月の記憶 (一迅社文庫アイリス)
遊郭が集う天下の歓楽街——《胡蝶街》には、人やモノにとり憑く《影》を詠み、《影》を封じる《巫》と呼ばれる遊女たちが集められていた。胡蝶街一の巫と名高い少女・天花は、お祭りの夜、7年前に突然姿を消してしまった幼馴染の月長と再会する。喜びと戸惑いのなか、大陸からやって来た皇子からの依頼をきっかけに、ふたりの過去と運命と恋が動きはじめる——。栗原ちひろが描く、和風退魔浪漫ファンタジー開幕!(裏表紙より)

和風退魔浪漫ファンタジー。健気で明るい、胡蝶街一、もしくは世界一の巫と名高い天花が主人公。言動が一生懸命でかわいいです。でも芯はしっかりしていて、前向きなところが好感が持てる。
お話は、どちらかというと退魔がメインで、甘くはないんですが、不思議な言動と謎めいたところのある幼馴染み月長が気になりすぎて、読んでいる途中からそわそわ。単純にふわふわした人、天花が大好きすぎて身を立てようとしただけかなーと思っていたんですが、実ははっきりとはそうでなかったというところがすごく面白かった。天花好きすぎだよこの人……!
あと鳩羽に噴く。この人多分一番面白い。変態的な意味で。
月長と紺藍だったら、紺藍が好きです。自分でももてあましてる感がよいです。
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