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wonder wonderful  君がくれた世界 (Regalo)
祈らないルカナートの話「信じるならば君の心を」。上流貴族の令嬢シルヴィアナがどうしてそう考えるまでに至ったのか、ルカナートとの初対面とライオスとの恋「何度でも」。近衛隊三人組の日常「さても楽しき」。花祭りの夜の二人「だからひそやかに祈るよ」。『wonder wonderful』の番外編衆。

どれも素敵なお話でした。祈らないルカナートに始まって、祈るルカナートに終わるというのがにくい! 好き!
中編とも言えるページ数の「何度でも」がすごく好きでした。上流階級に生まれながら、柔軟な思考と知性、親しみやすさを持ったシルヴィアナが、どうしてそうなるに至ったのか、ということが描かれているのですが、ひとつひとつ新しい見方を見つけていくシルヴィアナがとても素敵な人でした。それを見ているルカナートもライオスも、新しい見方を見つけていって、うまくいかないことも、悪意もあったけれど、シルヴィアナが自分に出来ることを信じて前を向く様がかっこよかった。
半泣きで読んでいたのが、p144-146、特に「決して相手を非難しなかった」という一文。ここにすごく感動して、ぽろっと泣いてしまった。こういう人が、この世界にいたらどれだけ素敵になるんだろう。そういう風に。
おまけがー!! もうすごく嬉しかった!
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