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美女と野獣 (角川文庫)
父の旅のみやげに一輪のバラの花を頼んだため、心優しいベルは、見るも恐ろしい野獣の住む城へ行かなければなりませんでした。さて、野獣は彼女に何を求めたでしょうか……。
詩人ジャン・コクトオが絶賛し、映画化したこの美しい幻想的な物語は、二百年も前に書かれながら今日も人々の心を捉えます。他に「三つの願い」等珠玉の十四篇収録。(裏表紙より)

古典的な児童文学(?)を読みたいなと思って手に取りました。読み聞かせるような穏やかな文体がとても心地よかったです。教訓的なお話ばかりなので、読む時が合わなければ鬱陶しいと思うかもしれないけれど……。
基本的には教訓とロマンスが多く、王様とお姫様、貴族の娘、仙女が登場する話です。心掛けを立派に、誰が見てなくとも神様が見ている、という西洋的な考えがよく現れた話ばかりだと思っていたら、解説を読むと話の元の元にあたる部分には民話があるよう。
「美女と野獣」以外は知らない話ばかりでしたが、面白かったです。
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