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侵略する少女と嘘の庭(MF文庫ダ・ヴィンチ)
お姫様は内緒で戦士募集中。
早川牧生はK中学の2年生。ある日牧生は、幼なじみである唯と琴美に「運命の相手」を見つけるという占いをさせられる。その占いで細工をした牧生は、いるはずのない「運命の相手」を探しに学校の裏庭へ向かうことに。そこにいたのは、校内でも有名な美少女だが暮らすに馴染まない不思議な少女・中山りあだった。切なくも優しいファンタジックストーリー。(裏表紙より)

MF文庫Jから出たものの新装版。清水さんはだいぶ前に『ネペンテス』しか読んだことがなかったので、久しぶりに読んだら爽やかさと痛い感じと薄暗い感じがほどよい感じに混ざってて、もぞもぞする感じがよかったです。
悪魔的な言動の美少女りあに振り回される、牧生。悪魔的な女の子ってこういうことを言うのね、という絶妙なところで同い年の子たちの辛いところを抉るりあが、かっこいいと感じるくらいすごい。異分子として幼馴染み四人組の中にやってきたりあは、関係性の変化のきっかけだったんだな。
若干不思議要素もありつつ、大人になるべく一つ階段を登る少年少女の物語でした。嘘三部作、機会があったら読んでみたい。
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