読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
決着の時が近づいているのか——。数々の陰謀を企ててきたルビンスキーは捕らえられ、皇妃ヒルダと胎内の皇子を狙った地球教団の地下組織は、新帝都フェザーンから一掃されたかに見えた。そしてついにシヴァ星域において、ユリアン・ミンツを首将とするイゼルローン軍と、皇帝ラインハルト自らが率いる帝国軍との間で戦端がひらかれる。激烈な戦闘の後に生じた奇妙な膠着状態のなかで、ユリアンは若き覇王ラインハルトが病に倒れたことを知る……。不朽の大河ロマン「銀河英雄伝説」正伝、ここに完結!(裏表紙より)
終わったー!! はあああ、すごかったー……!
ちょっと駆け足感はありましたが、最後の一文がすべてを物語っていました。
帝国軍と革命軍の最終決戦は、こんな力技でいいんか! という気もしましたが、時が流れて様々なものが変わっていったからこそ、ここにようやくたどり着いたんだろう。最初から犠牲なしにそうしておけばよかっただろうなんて言えなくて、それぞれがその時に譲れないものがあるからこそ戦うのであって、だからこそ、手に入れたものを守り続けようとしてくれるんだと思うな。
しかし、若すぎる……。終わってしまうには若すぎる命だったよ……。ラインハルトは、本望だったのかなあ。燃え尽きて、輝かしい光を投げかけて、いってしまった……。そして、やっぱり泣いたのは彼が自分の皇子に友を与えていったこと! 片割れの存在は、最後の最後まで、ラインハルトに根を張っていたんだな……。
長いことかけて読みましたが、面白かった! 再アニメ化するならぜひ見ようと思いましたし、これで関連作品を漁れるぞ! わくわく。
最愛のキャラは誰かと聞かれたら……うーんうーん、ヤン・ウェンリーかなあ。密かにマリーンドルフ伯も好きだったりする。メルカッツ提督は最後まで素敵だったし。ミッターマイヤーも好きだなあ。というわけで、決められません!
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