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黒猫の遊歩あるいは美学講義
でたらめな地図に隠された意味、しゃべる壁に隔てられた青年、川に振りかけられた香水、現れた住職と失踪した研究者、頭蓋骨を探す映画監督、楽器なしで奏でられる音楽。
日常のなかにふと顔をのぞかせる、幻想と現実が交差する瞬間。美学・芸術学を専門とする若き大学教授、通称「黒猫」は、美学理論の講義を通して、その謎を解き明かしてゆく。(カバー折り返しより)

読んだのは単行本。最近よくタイトルを見かけるので読んでみようと。
若干事件性があったりもする謎を、美学・芸術学の天才教授通称「黒猫」と、その付き人を任された院生の「私」が解いていく、連作短編集。教授という設定を存分に生かした、ポオをはじめとする文学、建築学などの講義(うんちく)が挟まり、それが謎の答えに関わる、という流れ。文章はあんまりお上手ではないと感じたのですが、謎の提示、解決に至るまでに、黒猫と私さんのキャラクターが表れる部分が面白くて、すいすいと読めて楽しかったです。表紙も可愛い。
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