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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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それぞれにキャンプを楽しむ女子高生たち。ソロキャンが趣味のリンは、のんびり年越しをしたその日道路の凍結で帰宅することができなくなってしまう。そんなとき、同じキャンプ仲間のなでしこから、浜松の祖母の家に行かないかと誘われる。みんなでキャンプをする楽しみを知るなでしこは、リンからソロキャンの魅力を聞き……。

実写ドラマのシーズン2。アニメで見た話ですが、実写がそのままなのでびっくりします。再現度高すぎ。
初めてのソロキャンでなでしこがホイル焼きを食べているシーンがめちゃくちゃ好きでね! 子どもたちと分け合って食べているところ、見ていて幸せな気持ちになります。コンビニ飯を作る姉弟に、いいねって言えるなでしこが尊い。
実写で見ているとより、それぞれのキャンプの楽しみ方があるんだって思えていいなー。それを尊重し会える空気が見ていて心地いい作品で、好きです。
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「龍が如く 魂の詩。」
広島・尾道仁涯町の悪ガキ三人組、達也、浩一、久人。こんなところで燻っているよりも、と憧れの神室町で一旗あげようとする彼らだが、ヤクザものたちが蔓延る場所でその夢は容易に叶うはずもなく……。

ゲーム「龍が如く」シリーズ関連のドラマ作品、に見えますがゲーム本編とは関わりがないと思ってもらって大丈夫だと思います。登場するのはゲームの主人公・桐生一馬に憧れる不良三人組。……桐生一馬の実写は確かに難しいと思うけどさあ……。
不良から半グレへ、そしてヤクザの下っ端へ、という深みに嵌っていく流れが描かれています。人はこうやって裏社会に飲まれていくんですよね。その末路も当然のものですが、桐生一馬の波乱万丈さと活躍を思うと、現実はそう甘くはないという気持ちになる。
「弁当屋さんのおもてなし」
二股をかけられていた恋人が結婚することになり、どん底のまま札幌へ転勤した千春。ろくに自炊ができず、鬱々と毎日を過ごしていたある日、弁当屋の「くま弁」を見つけ、縋るように弁当を買い求める。だが注文したものとは違う献立で……その理由を知ったとき、千春は自分が前を向き始めていると気付く。

HTBの短期のドラマかな? 原作は未読。
舞台が北海道なのでもちろん登場するNACSの面々。このナレーションのめちゃくちゃ喋るのは……と思っていたらそうでしたね!笑
お弁当で、店に立ち寄る人たちのちょっとした悩みごとや不安を軽くする。これが実に美味しそう! もっと見ていたかったので全4話は短かったなあ。役者さんたちも優しい雰囲気があって素敵だったのでもうちょっと長く見ていたかったし、千春と大上の関係の進展も見守っていたかった。
印象的だったのが第3話、占い師のカタリナのエピソード。家族になるって、一緒に暮らすって、多分第一に一緒に食べることにあると思うので、思い出の味と叶わぬ恋は色々と感じるものがありました。
「僕だけがいない街」(ドラマ)
売れない漫画家の藤沼悟は「再上映(リバイバル)」と自身で呼んでいる不思議な力を持っている。自分の意思とは関係なく薪戻って悪い出来事の原因が取り除かれるまでループするという、非常に厄介なだ。しかしある日母親が殺害される事件が発生し、母を助けたいと強く願ったところ、リバイバルが発生。1988年2月、小学生だった頃に戻り、そこで起こる連続誘拐殺人事件の解決に挑むことになる。

アニメ版を視聴済み。このドラマ版が一番原作に近いのかな?
後半のはらはら感と、悟が一時的に脱落したことで犯人を追うことができなくなるも、意思を引き継いだ友人知人たちがいて、最後の戦いに力を貸してくれる展開はとても熱かった。「ああしておけばよかった」という後悔が誰しもあると思いますが、リバイバルによってその後悔を払拭できたのはきっと悟だけじゃない。勇気を出す。仲間を信じる。助け合う。まっすぐな思いがとても眩しかった。
実写だとより「頼れる大人」の力強さが際立って、どうかどうか助けてあげてと祈る気持ちで見ていました。お母さんの佐和子さんが本当に理想のお母さんで、オリジナルの世界線こそ悟は鬱屈していたけれど、本来は小学生に戻って一生懸命一人ぼっちの子たちを殺人犯の手から守ろうとしたまっすぐな子なんだなあと思いました。
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この世界には、目に見える人間の世界と、精霊の世界ナユグが重なっている。女用心棒で凄腕の短槍使いのバルサは、ある日川に落下した新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを助ける。ナユグの水の精霊の卵を宿して水の守り手となったチャグムは、神を称する父帝に疎まれ、このままでは殺されてしまうという。母である二ノ妃の依頼を受け、チャグムを守り通したバルサ。やがてこの出会いは時をかけて国々を揺るがす大きな流れを生み出していく。

第二シーズンまでは見ていて、最終章の録画をうっかり忘れるという大失態を犯してから、早数年。最後まで一息に見ました。
面白かった!! 最終章、すべての人たちが少しずつ少しずつ繋いだものが、バルサやチャグムを育てて、助けたんだなあと思えるシーンがいっぱいあって泣きました。バルサとジグロの長い旅が終わったこと。チャグムと父帝が和解に至らずとも互いの生きる道をまっとうしたこと。そして何よりタンダの思いが遂げられたこと。見届けられてよかったなあとしみじみ思いました。
ドラマ版はやっぱり、帝がね!笑 俳優さんの演技力で存在感を強く感じられる登場人物で、最初から最後までラスボス感があって、この人の終わりが物語の一つの結末を象徴するようで、とてもよかった。
しかしタンダが報われると「お願い、お願いだからここで死なないで!」と思ってしまうのは……笑 報われない、だからこそかっこいい人だったのでね。ラブシーン、ちょっと泣いた。本当によかった。
「君に届け」(Netflix)
長い黒髪と真面目で口下手な性格から貞子と呼ばれてきた黒沼爽子は、高校の入学式の日に風早翔太に道を教えたことで、彼のことが気になっている。明るい性格で気遣いができる優しい風早はみんなの人気者でただ憧れるだけだったけれど、彼もまた爽子のことを気にしていて……。

Netflixのドラマ版。ざっくり最終巻までの内容です。
もうちょっと長くやってくれてもいいのでは!? いい話なので、全12話は惜しすぎる。爽子と風早を中心とした周りの変化、特にくるみの話も含めて、進路の選択と恋と未来に揺れる気持ちをもっと感じたかったんだよー!!
しかしピンは格好良すぎたな……笑 あやねちゃんとお似合いなので、さらなる展開がないのかなと期待しちゃう。
メインは若手の俳優さんたちですが、脇を固める登場人物にベテランが多く、特に風早の父役はめちゃくちゃ頑固な感じが出ていてはまり役だったように思います。しかしあんなに怒鳴られたら何も言えなくなっちゃうよ……笑
恋に敗れ、仕事を失い、出向先でくすぶる笛吹新。四十歳となってもう将来に期待できずにいたある日バー『OLD JACK & ROSE』に辿り着く。そこはジルバと呼ばれる伝説の初代ママが作った高齢バー。それぞれの事情や人生を歩むホステスたちに刺激を受け、新はそこで源氏名アララとして働き始める。

原作未読。広告などで見た覚えがあったので気になってドラマを見ました。
「40歳は終わりじゃない。これからだ!」と鼓舞するような内容でとても楽しかった。仕事を通じて知らない世界があり、生き方があり。少女時代のように寄りあつまれる友達もできるし、恋も結婚も出産もできる。たくさんの災害や感染症や悲しみや怒りがあって、そこで生きている私たちがいる。後半はリアルに寄せながら希望あるフィクションで、ああこうやって楽しい毎日にしたいなあと思ったのでした。
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暴力団の若手組員の三人は、ある大きな失敗をした結果、組長命令でシノギのためにアイドル活動をさせられることになる。強引な性転換手術と全身整形の結果、地下アイドルならぬ裏路地アイドルの『ゴクドルズ』となるが、生まれてから男として生き、極道にまでなった彼らに「アイドル」を演じることは困難すぎ……。

アニメは視聴済み。実写があるってマジかよと思って見ましたが、実写も破壊力が高すぎた。インパクトでかすぎで笑うしかない。あと組長があまりに格好良すぎて惚れる。あの喋り方がばっちり似合いすぎててときめきが止まりません……!
極道とアイドルとのミスマッチがとても面白く、コメディながらも男性と女性の振る舞いや違いを描いていてなるほどなあと思うところもあり。アイドルらしい活動をしているシーンがライブくらいしかなかったので、もっとめちゃくちゃに可愛いところ(中身はおっさん)が見たいな!
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フリーライターの正隆は、雪映という妻がありながら新聞配達員の萌と不倫をしている。だがある日萌が妊娠。保身のために堕胎を要求するが、夫の不実に我慢の限界を迎えた雪映の言葉で、すべてをやり直そうと決める。だがすべてを失った萌はそれを許すことができず、また雪映の妊娠を知って狂気に走る。これが離婚していないだけだった夫婦の「殺人共同生活」の始まりだった。

怖い。面白い。えぐい。ひりつくようなサスペンス。不倫相手を不可抗力で死なせてしまい、それを隠蔽したことで追い詰められていく二人。必死に姉の行方を探す弟と、二人を脅す半グレのガールズバー店長と、本物のヤクザに追われる一方、正隆がすべてを諦めた原因についても描かれていて、ああもうすべてが噛み合っていなかったんだなあ……とあまりに哀れなんですが、どうしようもなくクズなんだよなあ……。
そんなクズっぷりがひどい正隆に、何もかも終わらせようとしたところで救済が入るのが、美しい絶望。もっと早くに知りたかった、わだかまりを解消できていたら、と思わずにいられなかった。
しかし最後、雪映は罪に問われなかったんだな……。二人で子どものために黙っていることにしたのか。だから「離婚してないだけ」でいられるのか。二人をつなぐのは未だ罪だというのはなんとも……。
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生命保険会社に勤める遠藤愛は、SNSでいいねを求めるあまり、婚約者にふられてしまう。同じ日にスマホを落とした愛は、拾い主からそれを受け取るべく待ち合わせ場所に向かうが、そこは地下アイドルグループ「サニーサイドアップ」のライブが行われるライブハウスだった。むしゃくしゃしている愛はライブ中、メンバーの一人である栗本ハナに暴言をぶつけるが、この出会いをきっかけにハナを推しとして追いかけるようになっていき……。

「地下アイドル」「推し活」「ファンとストーカー」を描いた作品。「推しました」は実は「押しました」にかかっており、冒頭で主人公である愛が誰かを突き落としたらしいこと、その理由となるすべての始まりから語り始めるところから物語は始まる。
いいねが欲しい、きらきらした自分でいたいとプライベートを切り売りする愛や、地下アイドルやファンに対して偏見を持っているところを躊躇なく描いているところが、だいぶ「うわああああ」と頭を抱えたくなる感じでしんどいんですが、少しずつ愛が変わっていくと物語にも希望が見え始めてくる。けれど事件が起こる瞬間が近付いてくるのがもうはらはらどきどきで……。
真相はだいたいこんなところかなとはわかってはいたんですが、そこに至るまでに躊躇わずに愛が行動を起こしたこと、区切りをつけた後にちゃんとハナが真実を話しにきたことがすごくよかった。本当に好きで応援したい。その思いに応えたい。その二つが上手く釣り合ったからこその結末だった。
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Author:月子
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