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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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どの駅からも十五分ほど歩く立地の悪さと、墓地のただなかにあるレストラン。その名を「ロワン ディシー」。オーナーの黒須仮名子に引き抜かれてきた面々は独特で、前職がフレンチレストランの従業員だった伊賀もそのうちに一人だった。シェフは一流だが、他は元牛丼屋、元銀行員、元美容師見習いと不安の残る面々で、さらにはオーナーの横暴と暴走が止まらない。そんなレストランの存続はいかに。

佐々木倫子さんの漫画が原作。原作は読了済み。
オーナーの暴走っぷりがひどくて笑った笑った。各々のツッコミ描写がちょっと……と最初は思ったものの、見終わる頃には慣れていて楽しかったです。とにかく伊賀くんの顔がよくってなあ……笑
ストーリーのコメディっぷりが楽しいのは約束されているので面白く見ていましたが、独特な演技が目を惹いて楽しかったのは河合くんでした。戦隊もの出身の方かー。気になるから見てみようかなーと思わせるくらいに、とても「河合太一」ですごく好きでした。
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「腐女子、うっかりゲイに告る。」

高校生の安藤純は、同性の恋人がいる同性愛者。心の拠り所は、チャットで知り合った同じくゲイのファーレンハイトだ。ある日本屋でBL漫画を買っているクラスメイトの三浦紗枝を目撃したことで、彼女に意識され、やがて好意を抱かれるようになる。普通が欲しい純は彼女の告白を受け入れ、交際が始まるが……。

性的マイノリティを描くドラマ。原作は未読。
見ていて苦しくて、十代って、マイノリティってこんな風に生きているんだと思うと、あらゆる壁をぶん殴っていきたくなってしまう。狭い世界、ここでなくちゃ生きていけないわけではないのに、それでも外側には無理解が広がっているの、誰のせいなんだって叫びたくなる。
同性愛者が異性と付き合ったり結婚したりするの、本人も周りも辛い。そうしてしまう、そうしなければならないと思ってしまう強制力が世の中に蔓延しているんだろうな……。劇中でアウティングが発生しているのがまたきつい。大人の不在も、誰も助けてくれない証明のようでしんどい。
でもその結果、問いを投げかけられた三浦さんや亮平がそれぞれ答えを出して行動したこと、とても尊くて泣いてしまった。その後に続く生徒たちは同調して流されただけかもしれないけれど、少なくともこの二人に関しては誰に答えを強制されるわけでもなく、純の個性を大事にしたいと決めて行動したんだもんな。
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弁護士の筧史朗は年齢の割にしゅっとしているイケメンだが、毎日スーパーを周り、特売の食材でいつも手の込んだ料理を作っている。同居している矢吹賢二は美容師で、人当たりはいいがちょっと無駄遣いが多い。両親と距離を縮めた史朗のエピソードのその後を描くスペシャルドラマ。

実写化してとても嬉しかったドラマの、本編のその後のスペシャルドラマ、全三話。テーマはお金と時間。それなりの歳のため、老後のために生活費を切り詰めてこつこつ貯金に精を出すか、特に気にせず好きに使うか、相手を喜ばせたいからと思いっきり使うのか。
でも見ていていいなあと思ったのは一緒にご飯食べたいっていう気持ちだなあ。めちゃくちゃ忙しい中、史朗がごめんって言いながら賢二の作り置きのごはんをちゃんと食べて仕事に戻っていくところとか、いややっぱり一緒に食べるってその時間を大事にすることとか。いいなあ、相手のこと好きなんだなあと思ってすごくよかった。
「ウォーターシップ・ダウンのウサギたち」

英国のとあるところに、野うさぎたちが暮らす場所があった。予知能力を持つ弟が災いを予告したため、兄のヘイズルは長に警告したが、取り合ってもらえない。ヘイゼルは弟ファイバーを始め、数羽の仲間とともに理想の棲家を旅立つこととなった。

若さゆえに臆病ながらも、賢く理性的なヘイゼルが、立派な若長となる成長譚と、仲間を集い、群が安全に暮らせる場所を目指す冒険譚が合わさった作品。原作の『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』は未読ですが、映像としてもストーリーとキャラクターがかなりしっかりしているので名作と呼ばれるのも納得。
成長と冒険の他に、番いを求める恋模様も楽しいし、うさぎたちの独特の用語ややり取りも面白いなあ。こういう異文化をちゃんと描いているところ、ファンタジーらしくって大好き。
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現代日本に降り立ったブッダとイエス。立川の安アパートでルームシェアをして暮らし始めた二人は、個性豊かな人々に囲まれながら地上を満喫する。製作総指揮は山田孝之、監督・脚本は福田雄一。

実写ドラマ。いかにも低予算ですという画面構成で、俳優さんたちの演技で魅せるという、この監督ならではの雰囲気。俳優さんがブッダとイエスを演じると、その喋りがいっそうゆるーく感じられ、それだけでなんか面白い。同じ話でも作る人と味付けが変わるとこうも違うのか。実写のじわじわ笑える感じも好きです。
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進学時期の西根公輝は、ある日友人の二階堂とともにH大学の獣医学部から逃げ出したハスキー犬の子どもと、それを探していた漆原教授と出会う。ハスキー犬を貰い受けることになった公輝は、最終的にH大学の獣医学部に進学。個性的な教授たちや学部生、家では祖母と動物に囲まれ、公輝の日々は賑やかで騒がしい。

漫画原作。漫画がすごく好きだったんですがドラマ本放送時はなかなか見ることができなかったのでこの度再視聴。
ハムテルや菱沼さんの人物像がちょっと違うような気がしたものの、エピソードはやっぱり面白い。
あの頃はちゃんとわかっていなかった俳優さんたちの豪華さにひえーと思いました。ちょい役であの元女優さんとかあの子役さんなの??? とびっくりした。そういう驚きも含めて、楽しい再視聴でした。
「夫のちんぽが入らない」

大学時代に出会い、卒業と同時にその彼と結婚した久美子。しかし、付き合っていた当初から夫・研一との夫婦生活は上手くいっていなかった……夜の営みで、彼女の中に彼が入れないのだ。そのことが久美子と研一の人生を少しずつ歪ませていくが……。

原作は読了済。タイトルとその内容の強烈さに、惹きつけられる一方で、性をタブー視しがちな価値観を持つ環境で育ってきた人間としてはあんまり大きな声でその内容を話せない感じがしたり。でも、淡々とした文章の中に悲痛さと定款が滲んでいて読んでいて苦しかったんですが、ドラマもまた、その空気が非常に濃い。俳優さんたちの表情や声に現れる分、見ていて常に息苦しい。「生きづらい」という言葉が浮かびます。
そんな感じで最終話まで進んでいくので、途中でくじけそうになったんですが、最終話、ふわっと解放された感じがあって、ほっとしました。同じ悩みを抱えている人はこの世界のどこかに必ずいて、このドラマのように楽になれることはないかもしれないけれど、幸せであってほしいし、夫婦の愛情について他のことで悩んでいる人たちも幸せあれ、と思いました。
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なんもしない人を貸し出します。簡単な受け答え以外できかねます。そんな文言で活動を始めた「レンタルなんもしない人」。交通費と食事代(かかれば)をもらえれば基本的に無料で依頼に応じている。このサービスがツイッター上で脚光を浴び、様々な依頼が押し寄せて……。

レンタルなんもしない人、の実話を脚色したドラマ。本はある程度読んでいます。
実際にあった依頼を脚色したもので構成されており、特に初期にあった印象的な依頼、クリームソーダを飲む、離婚届の提出に同行する、ベビーカーで外出する、婚活を振り返る、などがちゃんと登場します。
見ているとなんだか増田さんがレンタルさんそのものに見えてくるから不思議ですね。はっきりとは描かれないものの、アンチに対するレンタルさんの過激なところがちょろっと匂わされていて、ちょっとおかしかった。後、レンタルさんのことをあまり知らず、ただドラマを見ている人が「この人どうやって妻子と生活してるんだろう?」というところをドラマの物語としてしっかり描写しているところに感心しました。見る人のこと考えて作ってるなあ。
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北海道☆テレビの報道部に配属された雪丸花子は、社内外の人間に『バカ』と評されるとんでもないトラブル体質。特に同期入社の山根は最も迷惑を被っている。しかしある日上役たちが『バカ枠』という採用枠で雪丸を採ったことを聞いてしまう。地方テレビ局の仕事とドタバタ劇を描くドラマ。

佐々木倫子『チャンネルはそのまま!』が原作。確か一巻は読んだはず。
バカ枠の雪丸とバカ係の山根を中心に、テレビ局の裏側や仕事におけるドタバタ劇を描くコメディ作品。佐々木倫子作品はあの独特の書き文字が有名だと思うんですが、ドラマ内でも心の声やツッコミや説明文がその独特の文字で浮かぶ形で描写されていて、めちゃくちゃ笑いました。
HTVの制作なので北海道ゆかりの芸能人が出演していて、TEAM NACSのメンバーがちゃんと登場しているのを見つけるのは楽しかったです。
ストーリーは「バカは世界を救う」という感じの、何にも考えていないがゆえに裏表のない言動で人の懐に飛び込んでしまう雪丸がいろんな騒動と奇跡を起こすもの。どのエピソードもきっちりと面白く、全編を通じて描かれるスプラウトまいんどの事件が終わる最終話はとてもよかった。とてもおもしろかたです。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLszepnkojZI5tID5gmStSvLef-eKcZxO-

工学部に進んだコングポップ。学部には「SOTUS」と呼ばれる、先輩が下級生を指導するシステムがあった。そこで高圧的な態度で指導をするリーダーのアーティットをはじめとした先輩たちに反発したコングポップは、罰として「僕は男が好きです」と言わなければならなくなる。だがなおもコングポップは反抗をやめず、アーティットに「先輩を僕の妻にします」と言って挑発し……。

友人に勧められて見ました、初タイBL。タイという国の大学や大学生ってこんな感じなのかーと思いながら、一番面白いなと思ったのは誰であっても両手を合わせて挨拶をするところ。とてもお国柄を感じさせてイイです。地域性が見えると興奮するタイプです。
むちゃくちゃ高圧的に、日本ならパワハラとして処分されるであろう(たとえそれが彼らのためだという指導であったとしても)アーティットたちの言動が最初は辛かった。ただアーティットが、実はめちゃくちゃ可愛げがあるのだとわかるようになってくると、コングポップの言動や、アーティットが彼に悩まされたり心を揺らされる様子がとても楽しくて、恋愛やその悩みって世界共通なんだなあ、と微笑ましかった。
Youtubeの公式チャンネルで無料視聴ができます。なおシリーズとしては「無印」「エス」となっています。
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Author:月子
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