読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
うだつの上がらない大学生の良太はついに就活シーズンを迎えた。しかし書類選考すら突破できない有様で毎日焦っている。そんなある日組の抗争によって逃亡してきたヤクザの柳葉と火野がアパートに転がり込んでくる。なし崩しに同居することになったが、柳葉は素晴らしい料理をふるまう男で……。
原作は未読。
見るとお腹が空くドラマですが、就活のシーンが辛くて胸が痛い。
しかし食べるのは大事だよなあ。心と身体には美味しいご飯が効くんだよ。柳葉たちとの交流を通じて、ふわふわしていた大学生だった良太が社会人になるべく少しずつ成長していくのは見ていて嬉しくなる。そうやって教えてくれる大人ってたくさんはいないんだよな。
ああお腹減ったー! ハムカツ食べたーい!
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台湾に転勤して三年。ついに戻ってきた蛍だったが、企画部の雰囲気はまるで変わっていた。以前のきびきびした働きぶりはどこへやら、新人ばかりのそこはやる気のないだらだらムード。しかし蛍の影響で少しずつ仕事がうまく回り始めると、蛍と部長の仲も急接近。ついに結婚の話が出た! しかし何事も「面倒臭い」「まあいいいか」で済ます干物女であることが災いして、様々なすれ違いが……。
干物女でもオンオフの使い分けができていればそれでいい、と思わされた第2期。
1期では蛍の性格が合わないと思いましたが、2期もだいぶと合わないと思いはしたもののだいぶとマイルドになっていたかなあ。部長の時々妙にノリのいい性格は謎だなとは思いましたが……。
当時は山田姐さんと二ツ木さんのやりとりが好きだったのですが、今回もやっぱりなんだかんだでノリのいい二人が楽しくて好きでした。美男美女でしっかり者、に見えて結構凸凹していてお互いに好き合っている、という二人の安心感。それに比べて蛍と部長はどうなんだと思ってしまう笑
小夏さんもいいキャラだったし瀬乃さんも恋愛小説的に美味しいキャラだったなあ。瀬乃さんの性格って一度恋に落ちると結構ベタ惚れしてくれるタイプだと思うんですよ!
マサヤスとワカナは今日も簡単でも美味しいものが食べたい。家には小姑のヒトミがいて暴飲暴食を繰り返している。三人はそれぞれ料理に自分なりのアレンジを加えて披露する……料理番組的な短編ドラマ。全4回。
2013年10月放送の四回しか見ていないんですが、DVDだとパイロット版の1話が収録されているようです。
ゆるゆるーっとした作品で、オードリーの若林さんと酒井若菜さん、佐藤仁美さんが時々素に戻った演技をされるところで噴いてしまいます。お互いに半笑いになったところでアドリブ入ったまま演技を続けているの、微妙な空気が漂っていておかしい。
焼肉、卵かけごはん、カレーリメイクなどなど、家にある簡単なものでアレンジを加えたレシピを紹介してくれます。夜中に見たらめっちゃお腹空くやつ。卵かけ御飯のお好み焼き風が美味しそうだなと思いました。
某社インテリア事業部に勤める雨宮蛍は、会社では隠しているが実は干物女だ。擦り切れたジャージを部屋着に、部屋を散らかし、縁側でつまみを片手にビールを飲んでいる。恋愛なんてだいぶとご無沙汰……そんなある日、借家の大家の息子である高野誠一がやってくる。妻に逃げられ実家に戻ってきた彼は、実は蛍の勤める事業部の部長だった。かくして秘密の同居が始まり……。
第一期を初めてちゃんと見た気がする。
ラブコメということで見始めたんですが、蛍があまりにも考えなしな上に、人としてだめだろっていううっかりぶりで、ちょっと引いてしまいました。擦り切れたジャージも縁側でつまみ片手にビールも全然構わないんですけれど、頼る人を間違っているし、大事な約束はすっぽかすし、逃げ出すし、自制できていないし、あまりにもだめだめ……。
恋愛よりも家でゴロゴロという干物女が増えている、というのが共感された作品だったかなと思ったので調べてみたら、2007年の作品なんですね。もう十年前か! そりゃみんな若いわ! 今やキラキラ女子の方が揶揄される時代ですよ……。
どんな年齢になっても恋愛には右往左往してしまうし、心が欲しくて競争してしまうし、でも仕事も頑張りたいし、というどこにでもいるヒロイン像にすごく親しみが持てました。でももうちょっとちゃんとしようねっていう気持ちが拭えないんですが苦笑 第二期を見たらまた印象が変わるのかな。
300年続くイタコの一族である乾家。節、宗和、海は、相続税が払えず家を追い出され、家を取り戻すためにイタコを始めることにする。ギャンブル好きで強い能力者である節と、霊を信じない宗和を中心に、霊にまつわる事件を解決する、オカルトコメディ。
元々漫画作品なんですね。この世ならざるものと関わる現代物を、イケメンたちが真面目に演じていると、こう、言いようのないもぞもぞ感があるんですが、それはまあ置いておいて……。
兄弟と仲間たちのドタバタな日常です。イタコってこういうものじゃないと思うので、とってもファンタジーだと思います。
深夜ドラマの面白さって、懐かしさを感じるストーリーやキャラ付けだったりとか、深夜感あふるる風景や小道具など、頑張って作ってあるなあという感じだと思っているんですが、まさにそんな感じです。
ファッションとか言動に注目しつつ、こういうのをイケメンっていうんだなあというのを楽しみました。
スターク家の子らはダイアウルフの子を手に入れた。ラニスター家の王妃は不貞を働き、これが王の死と裏切りにつながる。ターガリエン家の妹姫は異民族であるドスラクの族長と政略結婚をした。七王国の玉座と、北の冬、ドラゴンの炎をめぐる物語。
面白いと噂のゲースロ、見始めました。デナーリスが好きです!!!(どこまでも少女小説脳)
国を取り戻すため、兄の手駒となってドスラク族の長に嫁ぐデナーリス姫。言葉も異なれば習慣も違う、血なまぐさい一族でどのように生きればいいのか。でも彼女は言葉を覚え、夫となる人の優しさを見つけ、彼の子を身ごもり……という血と泥と涙が溢れる少女小説みを感じるストーリー展開。
スターク家のアリアも少女小説的展開としてたいへん美味しい。大人の汚さを認められず、少年のような心を持っているようなまだ子どもの女の子なんですが、剣術を習い、父を殺したラニスター家に属することで命を長らえた姉と違い、命を狙われ逃亡しながら強くなっていくヒロインの気配をびんびん感じます。
あとはその弟であるブランも、主人公的な立ち位置でめちゃくちゃ今後が楽しみです。彼がラニスター家、ひいてはサーセイに一矢報いる日が楽しみだ。
某国特殊工作員として働いていた私は、平穏で幸せな生活がしたいとそれまでの自分を捨てることを決意。任務中に死亡したことにして別人になり、有名企業で受付嬢をしていた。ある日セレブたちが参加するお見合いパーティーに参加したところ、帰宅しようとしたとき会場に入ってきた男性に一目惚れする。それは彼もまた同じ。かくして私は彼と結婚し、「伊佐山菜美」になったけれど、半年後、私はこの生活が退屈だと感じるようになっていた。
経歴は特殊工作員。秘密工作は得意だけれど、奥様業は苦手。けれど半年したらその生活に飽きてきてしまった。旦那様は愛しているけれどさてどうしたものか……そんなある日ご近所の奥様二人と友達になり、奥様生活で関わる人々の事件に遭遇することになって。
専業主婦を揶揄しているようなところもありつつ、くすっと笑える部分や、はらはらするバトルシーンなどもあって、面白いドラマだなあと思っていたのですがこの度全話視聴。
序盤の菜美たちの甘ーい雰囲気もとてもよかったんですが、やっぱり10話の夫婦ガチバトルはたぎるよね! その後すっと冷めたように何事もなくお茶を飲むっていう展開が、なんかもだもだするー! もうちょっと本音で話せよー!
主要人物の視点の外にいる人たちも魅力的で、毎回のゲスト的位置の人たちや事件もリアリティがあるなあと思って、はらはらどきどきさせられて楽しかったです。汚いって思うところもあれば、人の善性みたいなものを信じるところもあり……。
続きあるよなあって感じの終わりだったので、劇場版なのか特別編なのか続編なのかわからないけど、エピソード10以降の話が見たい!
ある女性が血だまりの中で倒れている。彼女は思い出す――夢と現実に悩む未玖は、ある日魅力的な雄大と知り合い、恋人同士になる。だがその言動に少しずつ違和感を覚え始め……「芹葉大学の夢と殺人」「美弥谷団地の逃亡者」「石蕗南地区の放火」「仁志野町の泥棒」「君本家の誘拐」五つの物語。同名小説のドラマ作品。
原作は読了済。映像化してみると、文章から伝わって来るイヤーな感じがちょっと薄れて、また別の、居心地の悪さや違和感や緊張感が表現されているように感じられて、とても面白かったです。役者さんの演技ってすごいなあ。
第1話にあたる「芹葉大学の~」から、狂気を感じてすごかった。雄大の言動に対するモヤモヤ感って、朝井リョウ『何者』にも通じる、人間としての嫌な部分、どうしようもないいやらしさだよなあと思う。あなたは間違ってるよと言いたいんだけど、そう言いきれない何ががあって、呆然と立ち尽くしてしまう感じがする。
原作を読んでいるだけだとそうとは思わなかったんですが、かなりサスベンスだったのだなあ。「美弥谷~」は終盤の展開にやっぱりぞくっとしてしまった。
時は1980年、若者のファッションと文化が花開いた時代。漫画家を目指す焔モユルは、大阪芸術大学に通いながらプロを目指していた。しかし自意識過剰なモユルは、批判や批評を繰り返し、同級生たちの才能や同年代のプロ漫画家たちに対して嫉妬を燃やす日々。果たしてモユルはプロになれるのか……。
原作は最近雑誌で時々読んでいる感じ。
プロを目指す人間の自意識過剰ぶりが見ていて、わかると思うし、恥ずかしい……。偉そうなこと言って本当にごめんなさいと地に伏したくなる。批評や研究として正しいところもあるんですが、やっぱり見ていていたたまれなくなる……。
あとどうしてもとんこ先輩の距離感としゃべり方がむかむかしてしまう。こういうしゃべり方をするこういう性格の女性っているよなあというリアリティが強くて、イライラさせられてちょっと見るのが辛かった。
モユルの話が進む一方、のちのガイナックスメンバーの状況も描かれていて、登場人物同士の歴史が交差する感じが面白かったです。
全国大会でキスを披露した結果、成績を残すことができなかったマッキンリー高校ニュー・ディレクションズ!だったが、ついにレイチェルたちは最終学年。進路と将来に悩み、学校生活最後の一年間をどう過ごすかを考える。それぞれの転機と決断は……。
シーズン1、2では誰がセンターでメインボーカルをつとめるかということでギスギスしていたように思うんですが、今シーズンは少しだけ棘がなくなり、別の方法で誰がメインを張るかという戦いをしてくれたのでだいぶとすっきりしました。
メインボーカル以外の部員、特にアーティが歌う曲が多くなったのも嬉しかったなあ。新入部員も入ってきて、ブレインも素敵だった。
いろんな転機がありましたが、衝撃的だったのはカロフスキーとクインのことだったなあ。
カロフスキーは彼の気持ちを思うと胸が張り裂けたし、それに理解を示そうとしたカートの姿がすごく強くてすごかった。病室のシーンは号泣してしまった。十年後の楽しみを想像しよう、って人生に絶望した人にどれだけ大きな力を与えてくれるのか見せつけられた気がした。この世界の、アメリカの高校生たちの残酷さを見せつけられているだけに余計に。
クインの事故のシーンは「嘘だ……やめてやめてやめて!」と叫んでしまった。その後だいぶと歩けているようになっているのは、ちょっと出来すぎかなという気がしましたが……。
そして今回も全国大会へ。その後万感の「We are the Champions」。感無量でした。
夢へ向かう道は辛く険しいものだけれど、一つのことに打ち込んで少しだけ自分を取り巻く世界を変えた彼らがすごく眩しくて羨ましい。迷っても立ち止まっても、目指すものを諦めないで進んでいってほしい。
シーズン3も楽しみました。続きも楽しみだ。