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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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「夫のちんぽが入らない」

大学時代に出会い、卒業と同時にその彼と結婚した久美子。しかし、付き合っていた当初から夫・研一との夫婦生活は上手くいっていなかった……夜の営みで、彼女の中に彼が入れないのだ。そのことが久美子と研一の人生を少しずつ歪ませていくが……。

原作は読了済。タイトルとその内容の強烈さに、惹きつけられる一方で、性をタブー視しがちな価値観を持つ環境で育ってきた人間としてはあんまり大きな声でその内容を話せない感じがしたり。でも、淡々とした文章の中に悲痛さと定款が滲んでいて読んでいて苦しかったんですが、ドラマもまた、その空気が非常に濃い。俳優さんたちの表情や声に現れる分、見ていて常に息苦しい。「生きづらい」という言葉が浮かびます。
そんな感じで最終話まで進んでいくので、途中でくじけそうになったんですが、最終話、ふわっと解放された感じがあって、ほっとしました。同じ悩みを抱えている人はこの世界のどこかに必ずいて、このドラマのように楽になれることはないかもしれないけれど、幸せであってほしいし、夫婦の愛情について他のことで悩んでいる人たちも幸せあれ、と思いました。
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なんもしない人を貸し出します。簡単な受け答え以外できかねます。そんな文言で活動を始めた「レンタルなんもしない人」。交通費と食事代(かかれば)をもらえれば基本的に無料で依頼に応じている。このサービスがツイッター上で脚光を浴び、様々な依頼が押し寄せて……。

レンタルなんもしない人、の実話を脚色したドラマ。本はある程度読んでいます。
実際にあった依頼を脚色したもので構成されており、特に初期にあった印象的な依頼、クリームソーダを飲む、離婚届の提出に同行する、ベビーカーで外出する、婚活を振り返る、などがちゃんと登場します。
見ているとなんだか増田さんがレンタルさんそのものに見えてくるから不思議ですね。はっきりとは描かれないものの、アンチに対するレンタルさんの過激なところがちょろっと匂わされていて、ちょっとおかしかった。後、レンタルさんのことをあまり知らず、ただドラマを見ている人が「この人どうやって妻子と生活してるんだろう?」というところをドラマの物語としてしっかり描写しているところに感心しました。見る人のこと考えて作ってるなあ。
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北海道☆テレビの報道部に配属された雪丸花子は、社内外の人間に『バカ』と評されるとんでもないトラブル体質。特に同期入社の山根は最も迷惑を被っている。しかしある日上役たちが『バカ枠』という採用枠で雪丸を採ったことを聞いてしまう。地方テレビ局の仕事とドタバタ劇を描くドラマ。

佐々木倫子『チャンネルはそのまま!』が原作。確か一巻は読んだはず。
バカ枠の雪丸とバカ係の山根を中心に、テレビ局の裏側や仕事におけるドタバタ劇を描くコメディ作品。佐々木倫子作品はあの独特の書き文字が有名だと思うんですが、ドラマ内でも心の声やツッコミや説明文がその独特の文字で浮かぶ形で描写されていて、めちゃくちゃ笑いました。
HTVの制作なので北海道ゆかりの芸能人が出演していて、TEAM NACSのメンバーがちゃんと登場しているのを見つけるのは楽しかったです。
ストーリーは「バカは世界を救う」という感じの、何にも考えていないがゆえに裏表のない言動で人の懐に飛び込んでしまう雪丸がいろんな騒動と奇跡を起こすもの。どのエピソードもきっちりと面白く、全編を通じて描かれるスプラウトまいんどの事件が終わる最終話はとてもよかった。とてもおもしろかたです。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLszepnkojZI5tID5gmStSvLef-eKcZxO-

工学部に進んだコングポップ。学部には「SOTUS」と呼ばれる、先輩が下級生を指導するシステムがあった。そこで高圧的な態度で指導をするリーダーのアーティットをはじめとした先輩たちに反発したコングポップは、罰として「僕は男が好きです」と言わなければならなくなる。だがなおもコングポップは反抗をやめず、アーティットに「先輩を僕の妻にします」と言って挑発し……。

友人に勧められて見ました、初タイBL。タイという国の大学や大学生ってこんな感じなのかーと思いながら、一番面白いなと思ったのは誰であっても両手を合わせて挨拶をするところ。とてもお国柄を感じさせてイイです。地域性が見えると興奮するタイプです。
むちゃくちゃ高圧的に、日本ならパワハラとして処分されるであろう(たとえそれが彼らのためだという指導であったとしても)アーティットたちの言動が最初は辛かった。ただアーティットが、実はめちゃくちゃ可愛げがあるのだとわかるようになってくると、コングポップの言動や、アーティットが彼に悩まされたり心を揺らされる様子がとても楽しくて、恋愛やその悩みって世界共通なんだなあ、と微笑ましかった。
Youtubeの公式チャンネルで無料視聴ができます。なおシリーズとしては「無印」「エス」となっています。
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第二次世界大戦後、夫フランクとともにスコットランドを旅行中の従軍看護婦クレアは、不思議な力によって18世紀に飛ばされてしまう。夫の先祖であるイングランド軍人ランダルから逃れるため、クレアは助けてくれたスコットランド人のジェイミーと結婚することになり……。

アウトランダーシリーズのドラマ化作品。以前第1部の「時の旅人クレア」を読んだことがあって、ドラマ化されると聞いて見てみたいと思っていたんですが、ってどれだけ年数経ったんだ……? というくらい昔の話で長らく積んでおりました……。
18世紀の風景や衣食住が垣間見れてとても楽しいです。話は結構痛い(物理)ものが多くて、いまとは常識が全然違うんだなあということをしみじみ感じます。暴力の世界ですね……。
二人の男性の間で揺れるクレアの気持ちも、未来人としての医学の知識で困難を切り抜けるのも、熱い展開。でもこれ落ちが見えなくてめちゃくちゃ心配です。どんどん血と泥に塗れて生き抜いて行くところしか想像できないぞ……。
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エリザベスは、器量はそこそこだが才知溢れる魅力的な女性だった。だが娘たちを結婚させたい母親と低俗な妹たちのせいでベネット家の評判はよろしくない。近隣の屋敷にやってきたお金持ちのビングリー氏と姉ジェーンの仲もそのせいで上手くいかない。さらには氏の友人のダーシー氏に見えないところでこき下ろされているのを知ってしまい……。

BBC版のドラマ。めちゃくちゃ面白かったです。ダーシーってこんなに魅力的だったんだなと再確認しました。
勘違いと思い込みによるすれ違いロマンスで、周りのせいで上手くいかないことばかりの話なんですが、高潔であろうとする人たちが報われるのはやっぱり見ていて嬉しいし安心しますね。最初の悪印象が結構きついと感じたんですが中盤からめきめき面白くなってきて、ダーシーの不器用ぶりには色々なところで笑いました。エリザベスの賢さは台詞で際立っていたし、いいロマンスだった。
『Pride and Prejudice』は映画、小説、ドラマと色々見てきましたが、見る度に面白いなあと感じさせられてすごい。描き方や切り取り方がそれぞれなところが、比べるととても興味深いし面白い。
WOWOW開局20周年記念番組 三谷幸喜「short cut」 [DVD]
その夫婦の仲は完全に冷え切っており、どうにも噛み合わず険悪だった。葬儀を終えて帰宅するはずが、車がエンスト。早く帰りたいと山に分け入ったところ、山登り(遭難?)が二人の本音をあぶり出じ、なんだか奇妙な展開になっていく。果たして二人は無事に帰ることができるのか。

三谷幸喜作品。「大空港2013」より前の作品で、こちらもワンカット・ワンシーンドラマ。ひたすら夫婦が喋り、途中で第三者が現れたりなどもするのですが、よく喋り続けられるなという部分にとても感心しました。山道を歩き、妻と夫それぞれの違いが露見しつつも、ひたすら喋る。撮影、大変だったろうなあ。
ただ登場人物が少なく、二人に焦点が当たるだけなので途中で少しだれた気がしました。「大空港2013」が結構密だっただけに、さりげないシーンの積み重ねが少し見ていて疲れたかもしれません。
ドラマW 三谷幸喜「大空港2013」DVD(2枚組)
羽田着の飛行機が天候不順のため松本空港に着陸した。グランドスタッフの大河内はとある乗客と関わることになった。その田野倉一家、全員が訳ありの非常に面倒な人たちで、次から次へと明らかになる真実に大河内は巻き込まれていくことになり……。

ワンシーン・ワンカットドラマ。実は初めて見るタイプの映像だったのでおおー! と思いました。すごくいいですね。人に迫っている感じがする。
めんどくさい人たちの事情が絡み合いつつもオチにたどり着くまでのストーリーはお見事。安心安定の三谷幸喜という感じでした。何見ても面白いんだよなあすごいなあ。
いやでも最後の上司はないわー!笑 だれでもええんかい!!! って全力で叫ぶよね。面白かった。
あなたの番です[DVD-BOX]
マンションに引っ越して来た手塚翔太と菜奈夫妻。ある日菜奈は、マンションの住民会でふとしたことから「交換殺人ゲーム」をすることになった。誰にでも一人は殺したい人間がいる、その名前を記した紙を全員でくじのようにひく。他愛ないゲームでしかなかったはずが、管理人の死をきっかけに、次々と殺人が起こり始める。果たしては犯人は誰か。

毎回誰か死ぬ。誰が犯人なのかなーと思いながら見ていましたが、そう来たかーという感じ。でも情報の開示が遅くて推理させるものじゃなくて、はらはらしながら見るやつなんだなと思いました。毎回はらはらさせられて面白かったです。
もうみんな怪しくてどこか壊れていて、その中でまっすぐでピュアな翔太くんが眩しくて、でも怪しくて、と疑心暗鬼に陥る自分が嫌になったりなどしましたが、ぶっ飛んで怖かったのは尾野ちゃんです。最初から普通なところが見られなくて、何をしでかすんだろうと常に怖かった。翔太くんから二階堂くんへ対象が映ったとき、ウェハースを渡すところから始まったときは「あ、そういう……」と何を繰り返してきたのかわかってぞわぞわしました。
孤独のグルメ Season2 DVD-BOX
五郎のぼやきが、のんびりしつつも的確で笑えてしまう。ちょっと癖になってきました。
他のお客さんって、密かに観察するの面白いよなあ。同志を見つけると嬉しいのわかる。心の中でエールを送ったりね。
本当に、どこにでもある普通のご飯屋さんのものを美味しく食べてくれるので、夜中に見てはいけない。
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Author:月子
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