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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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忘却のサチコ DVD BOX
文芸編集者の佐々木幸子は、結婚式当日に夫となる人に逃げられた経歴の持ち主。失意の底にあった彼女はサバの味噌煮を口にしたことでしばしその辛さを忘れることができた。個性豊かな作家たちや新人の小林などとの関わり合いの中で、幸子は俊吾を忘れることができるのか。

連続ドラマ版。原作は途中まで読んでいるんですが、ドラマで俊吾さん周りの話がある程度落ちがつくとは思っていなくてびっくりしました。すごく面白かった! 心って美味しいものを食べていないと弱ってしまうよなあ。
サチコが普通の人より感情が表に出にくくてごんぶとメンタルなのが、見ていてすごくフィクションだなあと思うんですが、こういう人もちゃんと食べないとだめだめになってしまうのはリアリティがあって楽しい。
これを見ていてあったかいうどんが食べたくなって、つい夕食にうどんを作ってしまった。美味しかった。人が美味しく食べている作品はいいものだなあ。
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ミス・シャーロック/Miss Sherlock [DVD]
外科医で医療ボランティアをしていた和都は、シリアから帰国した直後、恩師の死を目撃する。その事件の捜査には、天才的な頭脳を持ちながら傍若無人な物言いと自分勝手な行動で周囲を振り回す捜査コンサルタントの女性、通称シャーロックが関わっていた。和都は彼女の言動に反発心を覚えるも、共同生活を始めることになり……。

もしシャーロックとワトソンが現代日本で二人とも女性だったら? というドラマ。シャーロックがすごくいいシャーロックでした。自分勝手で強くて天才で、けれど懐に入れたものには弱い。和都が近くにいるのが自然になっていく彼女がすごく微笑ましくて、でも最後の事件ははらはらしました。
一方和都は少々ヒステリー気味で考えが足りない女性になっていて、ちょっと不満だったかも。ちょっと恋愛脳気味なところも、なんだかなという感じがしました。BBCの「SHERLOCK」のジョンには感じなかったんだけど、どうして和都にはいらいらしたんだろうと考えて、スマートじゃないからかな、と思いました。すぐ親密になれるような愛嬌とユーモアが足りないように感じられたのかも。
シャーロックとワトソンが女性なので、あの人もじゃないかな、と思っていたんですが。うん、最初からめっちゃ怪しかったもんね!
過保護のカホコ DVD BOX
お姫様は女王様にすべて決めてもらっていました――カホコは、母親にすべての行動を委ねる究極の箱入り娘。そんな母娘に、父親も周囲も口に出せずにいる。けれどある日、カホコは同じ大学で絵を描いている初くんと出会う。カホコのおかしなところをずばずば言う彼にどんどん惹かれていって……。

過保護に育てられた箱入り娘が、大きく成長する家族もの。カホコがカホコらしさを失わずに、ばらばらになりかけた家族をまとめてくれて本当によかった。大切に育てられたことで優しく大きくなった心が、多分みんなを惹きつけるんだろうなあ。普段言えないようなことを、拙いながらも一生懸命に言うシーンはたくさんあったけれど、いつも真剣に聞き入ってしまった。
初くんがまた、歯に衣着せぬ物言いで痛いところも突くんだけれど、カホコのことを応援し始めると、背中を押すようなことをいっぱい言ってくれて、いい人だなあとしみじみしました。
家族のいいところも悪いところもしっかり描いていて、あるある感がすごかった。
オープニングのカホコのコスプレ、最後がシンデレラじゃないかー! と中の人ネタ的に興奮しました。
とても面白かったです。
おっさんずラブ DVD-BOX
モテない不動産会社の社員である春田創一は、あるときからモテ期を迎えていた。言い寄ってくるのは同性の部長と後輩で、ノーマルな春田は混乱する。ピュアな乙女心を持つ部長か、家庭的かつイケメンな後輩か。それとも幼馴染(女性)か。春田が選ぶのは……。

スペシャルドラマ版も見ましたら、この度連続ドラマも視聴。人を好きになるって、性別関係なくみんな必死になるよなあと思って、胸に来たし、笑えて、楽しかった。全力の演技が本当に面白くて、またピュアな部長が可愛いんだー。おっさんを可愛いってこれほど思ったことはない。
スペシャルドラマを下敷きにしつつ、部長の妻とか、同僚の人たち、幼馴染などの新キャラが登場してパワーアップしていた。押しに弱すぎる春田はどうかと思うけれど笑 全力でラブコメしてて楽しかった。
獣になれない私たち DVD-BOX
IT企業に勤める晶は、パワハラ社長に振り回され、同僚たちに手を貸しては自らを疲弊させ、恋人の京谷とは四年も付き合っているのに結婚の話ができていないという状態だった。だが行きつけのバー「5tap」で常連客であった恒星と交流を持ったことで、少しずつ周囲の人々の問題が浮き彫りになっていく。「馬鹿になれたら楽なのにね」言いたいことも言えない、与えられた役割を演じてしまう、けれど本当の自分を持っている人たちの行く先は……。

面白かった。人が当たり前に持っている痛みや苦悩、どうしても踏み出せない一歩を丁寧に描いてくれていた気がしました。創作物なんだから劇的に変わってほしいし、スカッとしたいんだけれど、こういう風にリアルに、じりじりと変化する様を描いてくれる作品は色々考えさせられて面白い。
ちょっとした台詞がさりげないのにすごくしゃれていたなあという印象。だから時たま口にされる、くさい台詞におかしみがあって、ふっと力が抜けて笑ってしまう。心地いいと感じました。
恒星さんがすごくいいキャラで、かっこよかった。こういう力の入ってない、ゆるっとした毒舌の人、好きだなあ。
サバイバル・ウェディング DVD-BOX
二十九歳の黒木さやかは寿退社したその日に、婚約者の和也の浮気を知り、婚約破棄。このままでは生活できない! と会社に戻ろうとするが、配属されたのは売れっ子雑誌「riz」だった。個性的すぎるやり手編集長の宇佐美から「三十歳までに結婚できなければクビ」を言い渡された挙句、婚活コラムを連載することを命じられたさやかだったが、仕事を通じてある出会いがあり……。

結婚こそ女性の価値のすべて、みたいな前半に若干違和感があって、ドラマとしては面白いんだけどなんだかなあ……と思っていたんですが、最終的に「私が養ってあげるから」という台詞はかろうじてブレイクスルーにつながった……? と感じられたので、セーフかな……。
あとさやかの決断力のなさと迷いっぷりがどうしようもなくめんどくさかった。いくら元婚約者でも向こうの誘いに乗るのはだめだし、むしろ接触するなよって感じで。うーんでも、さやかの迷いは世の迷える女性と共感するのかな……だめんずを引きずる人たちにとってあるあるなのかも?
終盤は自分の人生を決める内容で、海外に暮らすことや安定性を欠くかもしれないと決断を迷う悩みはよくわかる。最後に自分から踏み出したのもよかった。
glee/グリー シーズン6(SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
全国大会を制覇できなかったため、解散させれたグリークラブ。しかしレイチェルとカートが顧問となり、シュー先生はボーカル・アドレナリン、ブレインはウォブラーズの顧問となって、ともに全国を目指す。新しい部員勧誘に苦労したり、部員たちと良好な関係を築けなかったり、プライベートの面で思い悩んだりした彼らの行く先は……。

ファイナルシーズン。拍手!!!!!
マイノリティーと、夢を追い続けることの希望を描くシリーズだったと思います。感無量でした。
シーズン6まで見てきて、かなり毒気がきついときもあったんですが、それでも「ニュー・ディレクションズ!」の確固たる絆と、仲間たちとの友情が揺るぎないものだとわかる頃には、終わってしまうのが惜しいと思うくらいに嵌り込んでいました。
レイチェルは夢を叶えることができるのか。同性カップルの行方は。大人のトランスジェンダーの問題。そして、スー先生との最後の対決。見所がたくさんあるんですが、とにかくみんな幸せになってよかった。ちゃんとハッピーエンドですごく嬉しい。
それだけにフィンの不在が悲しくて。きっとレイチェルの隣に立っていたのはフィンだったんだろうなと思うと、切なくてたまらない。第12話で過去の話をやりましたが、「Don't Stop Believin'」の映像がみんな若くて、この作品の関係者はきっとフィンのことも思ってくれているんだとわかって涙が止まらなかった。
ありのままというだけではなく、自分たちがあるべき世界をどのように見て、生きていくのか。難しいことや、ままならないことばかりで、マイノリティは常に辛い立場に立たされるけれど、ありのままがあるがままに変わった世界で、みんなが自由に、夢に向かっていくことができるように祈っている。
最高のドラマでした。ありがとうございました。
glee/グリー シーズン5 (SEASONSブルーレイ・ボックス) [Blu-ray]
全国大会で優勝できなければグリークラブは廃部。校長となったスーからの宣告を受けて力を合わせる部員たち。一方レイチェルは「ファニー・ガール」の主役を射止め、仲間たちも大学やデビューに向けて進んでいた。だが思ってもみない訃報が届く……。

フィン役の俳優さんが亡くなられ、それをフィンの逝去ということで描いた本シーズン序盤、全国大会の結果を描く中盤。そしてレイチェルのデビューと、才能あふれる仲間たちの夢と未来を描く終盤。やっぱり思うんだけれどシーズン1のギスギス感がだいぶと薄れて、仲間たちの絆が、衝突しあいながらもかけがえないみんな、として描かれるシーズンになっていて本当に好きです。スポットライトが当たるのがレイチェルだけじゃなくて、カート、ブレイン、サンタナ、メルセデスといった面々にも成功や挫折が描かれるのがめちゃくちゃいい。すごく楽しい群像劇になっていた。
ここからまたそれぞれの道を行くようなので、フィンのことやグリークラブの結末もあって切なかったけれど、ファイナルシーズンでどうなるか楽しみだ。
glee / グリー シーズン4 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
ついに全国制覇を果たした「ニュー・ディレクションズ!」。主要なメンバーが卒業してそれぞれの道を歩み、下級生たちは新しくなったグリークラブで連覇を目指す。肥満を恐れるマーリーや、パックの異母弟のジェイク、口が悪いチアリーダーのキティ、アメフト部の踊れる選手ライダーなど新メンバーが加入するが、地区大会で事件が……。

レイチェルは大学に進学して初舞台を目指し、カートもそれを追ってニューヨークへ。フィンは軍を辞めてグリークラブの副顧問的な立場になったりと、卒業後のメンバーもちょこちょこ絡むシーズン4。
新メンバーのパンチはそれまで3期と比べるとだいぶと弱いですが、歌唱力は抜群に安定しています。みんな絶妙にうまいんですが、それでも「私がセンターよ!」という勢いはなくて、これもまた時流かなあと思ったりも。それでも女子メインを張ることになるマーリーの作詞作曲能力や、ユニークの素晴らしい歌声は、ニュー・ディレクションズ!の連覇を期待させるなあ。
社会的な問題として扱っているのは、夢を追うことだったりトランスジェンダーや同性愛だったりSNSだったりするんですが、一番衝撃だったのは第18話。「Shooting Star 最後に伝える言葉」で扱われた銃の発砲、もし学校に銃を持った人間がやってきたらという問題です。
それまである程度柔らかで優しい話が続いていたので、ここにきてかなりハードできつい展開になってびっくりしたし、銃社会の恐ろしさや問題を突きつけられた気がして息が止まりました。偶然音楽室にいたために立てこもった生徒たち、そこに居合わせたシュー先生やビースト先生。一人学外に避難できたティナ。トイレに行ったところに発砲を受けて個室に立てこもるブリトニー。事件に遭遇した人間の、それぞれの立場(恐怖の現場にいること、仲間が外/内にいることなど)や傷が描かれて、これはすごいエピソードだった。
レイチェルは「ファニー・ガール」の主演を掴むことができるのか。新たなメンバーを加えたグリークラブは連覇を達成できるのか。他のメンバーの未来は。次シーズンはフィン役の俳優さんが亡くなっておられるので、また見るのが辛い予感がしますが、最後まで見届けたい。
出版社で働く編集者の佐々木幸子は、四角四面すぎる性格の持ち主。そんな彼女はついに結婚するが、結婚式の当日、夫となるはずだった俊吾に逃げられてしまう。ショックを受けている自覚もなかったが、疲れきった幸子はふらりと入った食堂のサバ味噌定食を食べてその旨さに感嘆する。

見たのはスペシャルドラマ。
グルメもの。原作は何巻かまで読んだことあり。
食事シーンの過剰すぎる表現も面白いのですが、幸子のありえないほど几帳面すぎる性格が実際に表現されているのが面白いなあと思いました。こんな人は生きづらいだろうけれど、そういうのを感じさせないお話で、とにかくご飯が美味しそう。ご飯を食べていて美味しいものに巡り合ったときって、なんかもう、どっぱーと幸福感が溢れる感じですよね。
連続ドラマはどんな感じになってるのかなあ。見てみたい。
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Author:月子
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