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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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獣になれない私たち DVD-BOX
IT企業に勤める晶は、パワハラ社長に振り回され、同僚たちに手を貸しては自らを疲弊させ、恋人の京谷とは四年も付き合っているのに結婚の話ができていないという状態だった。だが行きつけのバー「5tap」で常連客であった恒星と交流を持ったことで、少しずつ周囲の人々の問題が浮き彫りになっていく。「馬鹿になれたら楽なのにね」言いたいことも言えない、与えられた役割を演じてしまう、けれど本当の自分を持っている人たちの行く先は……。

面白かった。人が当たり前に持っている痛みや苦悩、どうしても踏み出せない一歩を丁寧に描いてくれていた気がしました。創作物なんだから劇的に変わってほしいし、スカッとしたいんだけれど、こういう風にリアルに、じりじりと変化する様を描いてくれる作品は色々考えさせられて面白い。
ちょっとした台詞がさりげないのにすごくしゃれていたなあという印象。だから時たま口にされる、くさい台詞におかしみがあって、ふっと力が抜けて笑ってしまう。心地いいと感じました。
恒星さんがすごくいいキャラで、かっこよかった。こういう力の入ってない、ゆるっとした毒舌の人、好きだなあ。
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サバイバル・ウェディング DVD-BOX
二十九歳の黒木さやかは寿退社したその日に、婚約者の和也の浮気を知り、婚約破棄。このままでは生活できない! と会社に戻ろうとするが、配属されたのは売れっ子雑誌「riz」だった。個性的すぎるやり手編集長の宇佐美から「三十歳までに結婚できなければクビ」を言い渡された挙句、婚活コラムを連載することを命じられたさやかだったが、仕事を通じてある出会いがあり……。

結婚こそ女性の価値のすべて、みたいな前半に若干違和感があって、ドラマとしては面白いんだけどなんだかなあ……と思っていたんですが、最終的に「私が養ってあげるから」という台詞はかろうじてブレイクスルーにつながった……? と感じられたので、セーフかな……。
あとさやかの決断力のなさと迷いっぷりがどうしようもなくめんどくさかった。いくら元婚約者でも向こうの誘いに乗るのはだめだし、むしろ接触するなよって感じで。うーんでも、さやかの迷いは世の迷える女性と共感するのかな……だめんずを引きずる人たちにとってあるあるなのかも?
終盤は自分の人生を決める内容で、海外に暮らすことや安定性を欠くかもしれないと決断を迷う悩みはよくわかる。最後に自分から踏み出したのもよかった。
glee/グリー シーズン6(SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
全国大会を制覇できなかったため、解散させれたグリークラブ。しかしレイチェルとカートが顧問となり、シュー先生はボーカル・アドレナリン、ブレインはウォブラーズの顧問となって、ともに全国を目指す。新しい部員勧誘に苦労したり、部員たちと良好な関係を築けなかったり、プライベートの面で思い悩んだりした彼らの行く先は……。

ファイナルシーズン。拍手!!!!!
マイノリティーと、夢を追い続けることの希望を描くシリーズだったと思います。感無量でした。
シーズン6まで見てきて、かなり毒気がきついときもあったんですが、それでも「ニュー・ディレクションズ!」の確固たる絆と、仲間たちとの友情が揺るぎないものだとわかる頃には、終わってしまうのが惜しいと思うくらいに嵌り込んでいました。
レイチェルは夢を叶えることができるのか。同性カップルの行方は。大人のトランスジェンダーの問題。そして、スー先生との最後の対決。見所がたくさんあるんですが、とにかくみんな幸せになってよかった。ちゃんとハッピーエンドですごく嬉しい。
それだけにフィンの不在が悲しくて。きっとレイチェルの隣に立っていたのはフィンだったんだろうなと思うと、切なくてたまらない。第12話で過去の話をやりましたが、「Don't Stop Believin'」の映像がみんな若くて、この作品の関係者はきっとフィンのことも思ってくれているんだとわかって涙が止まらなかった。
ありのままというだけではなく、自分たちがあるべき世界をどのように見て、生きていくのか。難しいことや、ままならないことばかりで、マイノリティは常に辛い立場に立たされるけれど、ありのままがあるがままに変わった世界で、みんなが自由に、夢に向かっていくことができるように祈っている。
最高のドラマでした。ありがとうございました。
glee/グリー シーズン5 (SEASONSブルーレイ・ボックス) [Blu-ray]
全国大会で優勝できなければグリークラブは廃部。校長となったスーからの宣告を受けて力を合わせる部員たち。一方レイチェルは「ファニー・ガール」の主役を射止め、仲間たちも大学やデビューに向けて進んでいた。だが思ってもみない訃報が届く……。

フィン役の俳優さんが亡くなられ、それをフィンの逝去ということで描いた本シーズン序盤、全国大会の結果を描く中盤。そしてレイチェルのデビューと、才能あふれる仲間たちの夢と未来を描く終盤。やっぱり思うんだけれどシーズン1のギスギス感がだいぶと薄れて、仲間たちの絆が、衝突しあいながらもかけがえないみんな、として描かれるシーズンになっていて本当に好きです。スポットライトが当たるのがレイチェルだけじゃなくて、カート、ブレイン、サンタナ、メルセデスといった面々にも成功や挫折が描かれるのがめちゃくちゃいい。すごく楽しい群像劇になっていた。
ここからまたそれぞれの道を行くようなので、フィンのことやグリークラブの結末もあって切なかったけれど、ファイナルシーズンでどうなるか楽しみだ。
glee / グリー シーズン4 (SEASONSコンパクト・ボックス) [DVD]
ついに全国制覇を果たした「ニュー・ディレクションズ!」。主要なメンバーが卒業してそれぞれの道を歩み、下級生たちは新しくなったグリークラブで連覇を目指す。肥満を恐れるマーリーや、パックの異母弟のジェイク、口が悪いチアリーダーのキティ、アメフト部の踊れる選手ライダーなど新メンバーが加入するが、地区大会で事件が……。

レイチェルは大学に進学して初舞台を目指し、カートもそれを追ってニューヨークへ。フィンは軍を辞めてグリークラブの副顧問的な立場になったりと、卒業後のメンバーもちょこちょこ絡むシーズン4。
新メンバーのパンチはそれまで3期と比べるとだいぶと弱いですが、歌唱力は抜群に安定しています。みんな絶妙にうまいんですが、それでも「私がセンターよ!」という勢いはなくて、これもまた時流かなあと思ったりも。それでも女子メインを張ることになるマーリーの作詞作曲能力や、ユニークの素晴らしい歌声は、ニュー・ディレクションズ!の連覇を期待させるなあ。
社会的な問題として扱っているのは、夢を追うことだったりトランスジェンダーや同性愛だったりSNSだったりするんですが、一番衝撃だったのは第18話。「Shooting Star 最後に伝える言葉」で扱われた銃の発砲、もし学校に銃を持った人間がやってきたらという問題です。
それまである程度柔らかで優しい話が続いていたので、ここにきてかなりハードできつい展開になってびっくりしたし、銃社会の恐ろしさや問題を突きつけられた気がして息が止まりました。偶然音楽室にいたために立てこもった生徒たち、そこに居合わせたシュー先生やビースト先生。一人学外に避難できたティナ。トイレに行ったところに発砲を受けて個室に立てこもるブリトニー。事件に遭遇した人間の、それぞれの立場(恐怖の現場にいること、仲間が外/内にいることなど)や傷が描かれて、これはすごいエピソードだった。
レイチェルは「ファニー・ガール」の主演を掴むことができるのか。新たなメンバーを加えたグリークラブは連覇を達成できるのか。他のメンバーの未来は。次シーズンはフィン役の俳優さんが亡くなっておられるので、また見るのが辛い予感がしますが、最後まで見届けたい。
出版社で働く編集者の佐々木幸子は、四角四面すぎる性格の持ち主。そんな彼女はついに結婚するが、結婚式の当日、夫となるはずだった俊吾に逃げられてしまう。ショックを受けている自覚もなかったが、疲れきった幸子はふらりと入った食堂のサバ味噌定食を食べてその旨さに感嘆する。

見たのはスペシャルドラマ。
グルメもの。原作は何巻かまで読んだことあり。
食事シーンの過剰すぎる表現も面白いのですが、幸子のありえないほど几帳面すぎる性格が実際に表現されているのが面白いなあと思いました。こんな人は生きづらいだろうけれど、そういうのを感じさせないお話で、とにかくご飯が美味しそう。ご飯を食べていて美味しいものに巡り合ったときって、なんかもう、どっぱーと幸福感が溢れる感じですよね。
連続ドラマはどんな感じになってるのかなあ。見てみたい。
侠飯~おとこめし~ DVD BOX(5枚組)
うだつの上がらない大学生の良太はついに就活シーズンを迎えた。しかし書類選考すら突破できない有様で毎日焦っている。そんなある日組の抗争によって逃亡してきたヤクザの柳葉と火野がアパートに転がり込んでくる。なし崩しに同居することになったが、柳葉は素晴らしい料理をふるまう男で……。

原作は未読。
見るとお腹が空くドラマですが、就活のシーンが辛くて胸が痛い。
しかし食べるのは大事だよなあ。心と身体には美味しいご飯が効くんだよ。柳葉たちとの交流を通じて、ふわふわしていた大学生だった良太が社会人になるべく少しずつ成長していくのは見ていて嬉しくなる。そうやって教えてくれる大人ってたくさんはいないんだよな。
ああお腹減ったー! ハムカツ食べたーい!
ホタルノヒカリ2 DVD-BOX
台湾に転勤して三年。ついに戻ってきた蛍だったが、企画部の雰囲気はまるで変わっていた。以前のきびきびした働きぶりはどこへやら、新人ばかりのそこはやる気のないだらだらムード。しかし蛍の影響で少しずつ仕事がうまく回り始めると、蛍と部長の仲も急接近。ついに結婚の話が出た! しかし何事も「面倒臭い」「まあいいいか」で済ます干物女であることが災いして、様々なすれ違いが……。

干物女でもオンオフの使い分けができていればそれでいい、と思わされた第2期。
1期では蛍の性格が合わないと思いましたが、2期もだいぶと合わないと思いはしたもののだいぶとマイルドになっていたかなあ。部長の時々妙にノリのいい性格は謎だなとは思いましたが……。
当時は山田姐さんと二ツ木さんのやりとりが好きだったのですが、今回もやっぱりなんだかんだでノリのいい二人が楽しくて好きでした。美男美女でしっかり者、に見えて結構凸凹していてお互いに好き合っている、という二人の安心感。それに比べて蛍と部長はどうなんだと思ってしまう笑
小夏さんもいいキャラだったし瀬乃さんも恋愛小説的に美味しいキャラだったなあ。瀬乃さんの性格って一度恋に落ちると結構ベタ惚れしてくれるタイプだと思うんですよ!
終電ごはん ~お腹いっぱい完全版~ [DVD]
マサヤスとワカナは今日も簡単でも美味しいものが食べたい。家には小姑のヒトミがいて暴飲暴食を繰り返している。三人はそれぞれ料理に自分なりのアレンジを加えて披露する……料理番組的な短編ドラマ。全4回。

2013年10月放送の四回しか見ていないんですが、DVDだとパイロット版の1話が収録されているようです。
ゆるゆるーっとした作品で、オードリーの若林さんと酒井若菜さん、佐藤仁美さんが時々素に戻った演技をされるところで噴いてしまいます。お互いに半笑いになったところでアドリブ入ったまま演技を続けているの、微妙な空気が漂っていておかしい。
焼肉、卵かけごはん、カレーリメイクなどなど、家にある簡単なものでアレンジを加えたレシピを紹介してくれます。夜中に見たらめっちゃお腹空くやつ。卵かけ御飯のお好み焼き風が美味しそうだなと思いました。
ホタルノヒカリ DVD-BOX
某社インテリア事業部に勤める雨宮蛍は、会社では隠しているが実は干物女だ。擦り切れたジャージを部屋着に、部屋を散らかし、縁側でつまみを片手にビールを飲んでいる。恋愛なんてだいぶとご無沙汰……そんなある日、借家の大家の息子である高野誠一がやってくる。妻に逃げられ実家に戻ってきた彼は、実は蛍の勤める事業部の部長だった。かくして秘密の同居が始まり……。

第一期を初めてちゃんと見た気がする。
ラブコメということで見始めたんですが、蛍があまりにも考えなしな上に、人としてだめだろっていううっかりぶりで、ちょっと引いてしまいました。擦り切れたジャージも縁側でつまみ片手にビールも全然構わないんですけれど、頼る人を間違っているし、大事な約束はすっぽかすし、逃げ出すし、自制できていないし、あまりにもだめだめ……。
恋愛よりも家でゴロゴロという干物女が増えている、というのが共感された作品だったかなと思ったので調べてみたら、2007年の作品なんですね。もう十年前か! そりゃみんな若いわ! 今やキラキラ女子の方が揶揄される時代ですよ……。
どんな年齢になっても恋愛には右往左往してしまうし、心が欲しくて競争してしまうし、でも仕事も頑張りたいし、というどこにでもいるヒロイン像にすごく親しみが持てました。でももうちょっとちゃんとしようねっていう気持ちが拭えないんですが苦笑 第二期を見たらまた印象が変わるのかな。
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Author:月子
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