読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
大きな目が特徴的な子どもの絵を描くマーガレット。だが女性であることと描く絵が芸術的ではないということで絵が売れない。同じ絵描きのウォルターと再婚したが、とあることから彼はマーガレットの絵を「自分が描いた」と偽ってしまう。しかし絵が爆発的に売れ、生活は豊かになっていくが、次第に二人の関係は破綻。マーガレットはあの絵はすべて自分が描いたと裁判を始める。
「ビッグ・アイズ」を検索すると出てくる、人形のような大きな目の子どもの絵。キーンの絵の本当の作者の話。史実のようです。
自分が描いた絵を他人に「俺が描いた」と言われるときの心情を思うとだいぶと胸が痛いんですが、そんな絵を描くと思っていた彼が最初の絵すら他人のものだったと知ったときの絶望が半端なかった。
女性だから絵が売れない。でもウォルターが描いたと言って絵が認められたことで、マーガレット自身も本当のことが言いにくくなったんじゃないかなあ……。そういうどうしようもない壁にぶち当たると、物を作る人ってしんどいよな……。
マーガレットはちゃんと自分の画家としての権利を取り戻せたようでよかった。
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