読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
女子高生の自殺事件の報道記事を読んでいた教師の清佳は、その母のコメントを読んで自らの生い立ちを回想した。母ルミ子と祖母の関係、そして自分と母の関係。そこにあったものは、果たして母性なのか?
母ルミ子と娘清佳の視点で同じ出来事を見るシーンが凄まじく恐ろしい作品。そんな怖さなのに案外さくっと終わってしまい、原作が読みたくなりました。だって省かれたシーンとかもうちょっと詳しくってところ、絶対怖いに決まってるから……。
母の愛を望む二人、これが母娘なのが悲劇の原因で、最後まですれ違い続けていた証拠になるのが、最も大事なシーン。祖母の死の真相を知った清佳にルミ子は、愛を告げたのか首を絞めたのか? こうなると自殺も、本気で死ぬつもりだったのか怪しく見えてしまい……。怖い。
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