読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん"の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだ空前絶後のノンストップ・ホラー!!(Amazonより)
先に映画を見た人です。やっぱり原作と映画では話の流れが違うんですね。
映画は映画でお祭り感(と言っていいのか)があって楽しかったですが、こちらはこちらで、どうしようもない人間や家族の因果を感じられて面白かった。特に比嘉姉妹のちょっと複雑な、でも確実に相手のことを大事に思っている不器用さが際立っていて、この話の中でだいぶほっとさせられる。
「ぼぎわん」の因縁がとてもホラーでよかった。人間とはそういうものなんだっていう。ぼぎわんそのものが何かはわからなくていいと思うんですけど、それを利用して恐れ、あるいは敬いながら共存してきた歴史があると思えるのが、和製ホラーのいいところだと感じました。
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イングラシア王国の教師生活も残りわずかとなったリムルは、ある日自由組合のグランドマスター・ユウキからコリウス王国を探ってほしいという依頼を受ける。現在かの国では王位継承争いが発生しているという。冒険者として乗り込むことになったリムルだが、そこで遭遇したのは王位継承にとどまらない魔王も絡む騒動で……。
教師時代っていつの話だっけ? と遡る必要がある、すっかり長期シリーズになった転スラ。ここでバレンタインが出たのか、とアニメ第3期を見ていたので、おー、と思う。
魔王になる前なのでリムルの動き方がだいぶ軽め。いまは人を使う方が多いもんなあ、と大怪盗を名乗るところを見ながら思う。
三兄妹のすれ違いや、ゼノビア王女の洞察力と茶目っ気が王道ながら楽しくてよかったな。

内向的な性格でいじめのせいで卑屈になってしまった羽花はレモン色の髪の三浦界に憧れている。ふとしたことで界と関わることになった羽花は、少し強引ながら優しい彼に背中を押され、たくさん友人を得て楽しい学校生活を送れるようになるが、次第に界への気持ちも大きくしていく。
いじめられっ子のヒロインと、派手で塩で人気者のヒーローの青春ラブストーリー。
ヒーローを魅力的にしようとしすぎて違和感のある言動をさせるの、ちょっとやめた方がいいと思うな……。寒い、と思ってしまうあたり、嫌な大人になってしまった。
そんな感じなので、もうずっとお互いのこと好きじゃん、という展開が続いて、予想通り付き合うことになるけれどすれ違い、けれどお互いの気持ちを確認しての安定のハッピーエンド。
ただ映画なのでだいぶ駆け足で、他のいいエピソードをかなり省いているんじゃないかなあという感じがする。友達みんなで遊ぶエピソードの楽しさをもっと見せてほしかった。

48精油がキャラになってアロマ界にアイドルデビュー? 精油アイドル「ARM48」は香りなど8つのグループに分かれて活動開始! 数ある精油の中から厳選した48の精油の特徴や使い方をキャラとマンガでやさしく紹介します。メンバーには、アロマテラピー検定の1級と2級で出題される30精油も含まれています。精油の紹介のほかにも、アロマの歴史やセルフケアのしかた、注意点など、アロマの基本ももちろん紹介! アロマテラピーは理科っぽくて意外と難しいかも、という方にもどんどん読み進められるいちばんやさしいアロマテラピーについての解説書です。(Amazonより)
アイドルグループになぞらえて、アロマの香りの種類をざっくり解説する一冊。カラー刷りで、イラストも可愛らしく、入門としてはばっちりかと思います。アロマテラピーの方法や技術的なものはあまり多くはないので、香りについて知りたい人向けでしょうか。
こうして読んでいると実際に香りたいなあと思う。スパイシーな香り、自分の好みとは結構外れるのでできるならいっぱい試してみたいんですよねえ。
「舞妓さんちのまかないさん」(Netflix)
青森県から舞妓になるためにやってきたキヨとすみれ。逸材と評されるすみれに対して、ぼうっとしたキヨは舞妓候補の仕込みさんを諦めるように言われ、故郷に返されそうになる。かけがえのない幼馴染と一緒にいたい。そんなとき舞妓や仕込みたちの食事を作るまかないの仕事を引き継ぐことになり……。
舞妓の世界を覗き見る作品。実写ドラマです。
こういう、特別な世界でも、人が生きるためには食事が必要で、食べることってすごく大事なんだなと感じる。全国各地からやってきている女の子たちにはそれぞれ特別な味がある。ご飯食べで食べるフォアグラや白子に対して、パンの耳の揚げたやつの素朴さよ。
いやでもあっさり、才能がないから故郷に帰りなさいって言われるものなんだな……。時間をかけて仕込む手間暇が惜しいってことか。努力でどうにもならないものがあると、他人の目で判断される世界はきついし、それを乗り越えて有名になっていくおねえさん方がプライドの高い、厳しい人たちになるのもわかる気がする。
青森県から舞妓になるためにやってきたキヨとすみれ。逸材と評されるすみれに対して、ぼうっとしたキヨは舞妓候補の仕込みさんを諦めるように言われ、故郷に返されそうになる。かけがえのない幼馴染と一緒にいたい。そんなとき舞妓や仕込みたちの食事を作るまかないの仕事を引き継ぐことになり……。
舞妓の世界を覗き見る作品。実写ドラマです。
こういう、特別な世界でも、人が生きるためには食事が必要で、食べることってすごく大事なんだなと感じる。全国各地からやってきている女の子たちにはそれぞれ特別な味がある。ご飯食べで食べるフォアグラや白子に対して、パンの耳の揚げたやつの素朴さよ。
いやでもあっさり、才能がないから故郷に帰りなさいって言われるものなんだな……。時間をかけて仕込む手間暇が惜しいってことか。努力でどうにもならないものがあると、他人の目で判断される世界はきついし、それを乗り越えて有名になっていくおねえさん方がプライドの高い、厳しい人たちになるのもわかる気がする。

「犬をかいたい」幼い頃の夢を30代で叶えてから十数年。子犬の育児に悪戦苦闘。湘南への移住と犬との暮らしで変わった人生。犬が教えてくれたこと。幸せな別れと次への一歩……。覚悟さえあれば手に入る“イヌ充ライフ”をユーモアたっぷりに描いた「独身・家持ち・40代」少女漫画家の赤裸々エッセイ。<文庫書下ろし>(Amazonより)
漫画家で少女小説家の折原みとさんが、幼少期のペット遍歴から、いつか犬を飼おうと決めて、実際に飼うことになったり、住む場所を変えたりしたという犬と私についての記録。
子どもの頃の生き物に対する知識と行動、ええ……? そんなことする……? みたいなこともしていてだいぶびっくりする。生き物に対して大胆過ぎないか。
図太くて元気いっぱいのリキと暮らして、暮らしの全部が犬を中心に回り始めるのは大変だけど楽しそう。生活範囲がまったく変わるんだなあ。そうやっていろいろ見えるものや気付けるものも増えるのが暮らしの面白いところ。
「ザ・サイレンス 闇のハンター」
事故で聴力を失った女子高生のアリーは、両親と祖母、弟と愛犬と暮らしている。音がない世界で、手話と読唇術で意思疎通をするアリーだったが、ある日世界は一変する。地中の奥深くに生息していた飛行型の肉食動物がふとした偶然で解き放たれ、あっという間に世界を覆い尽くしたのだ。音に反応して襲いかかるベスプと名付けられた怪物から逃れるため、多くの人々と同じようにアリーたち家族も脱出を目指すが……。
音に反応する怪物から逃れるホラー作品。ゾンビじゃないし、見えないものでもないのを作品が久しぶりでちょっと新鮮。
音を立ててはいけないという制約と、聴覚を失った主人公と声を使わずに意思疎通ができる家族という組み合わせが面白い。でも犬が可哀想な目に遭う(直接的な描写はないけど)ので注意です。
なので結構簡単に逃げ切れるんじゃないかと思ったんですがそう簡単にいくはずもなく。宗教関係はきつい。しかも自爆テロ的なやつを仕掛けてくるとは。ものすごく胸糞でしたが物語的にはばっちりなんだよなあ……。聴覚を失ったアリーが「適応した」ことを絡めて最後に繋げたのはわかりやすくて上手いと思いました。
事故で聴力を失った女子高生のアリーは、両親と祖母、弟と愛犬と暮らしている。音がない世界で、手話と読唇術で意思疎通をするアリーだったが、ある日世界は一変する。地中の奥深くに生息していた飛行型の肉食動物がふとした偶然で解き放たれ、あっという間に世界を覆い尽くしたのだ。音に反応して襲いかかるベスプと名付けられた怪物から逃れるため、多くの人々と同じようにアリーたち家族も脱出を目指すが……。
音に反応する怪物から逃れるホラー作品。ゾンビじゃないし、見えないものでもないのを作品が久しぶりでちょっと新鮮。
音を立ててはいけないという制約と、聴覚を失った主人公と声を使わずに意思疎通ができる家族という組み合わせが面白い。でも犬が可哀想な目に遭う(直接的な描写はないけど)ので注意です。
なので結構簡単に逃げ切れるんじゃないかと思ったんですがそう簡単にいくはずもなく。宗教関係はきつい。しかも自爆テロ的なやつを仕掛けてくるとは。ものすごく胸糞でしたが物語的にはばっちりなんだよなあ……。聴覚を失ったアリーが「適応した」ことを絡めて最後に繋げたのはわかりやすくて上手いと思いました。
「アリアナ・グランデ: excuse me, i love you」
アリアナ・グランデが2019年に行った「スウィートナー」のツアー・ドキュメンタリー。
マライア・キャリーとのコラボが決まったシーンだったり、ヘアメイクされながら母親と電話していたり、「アリアナ・グランデ」をやっていると思っていた彼女がそのまま全部含めて「アリアナ・グランデ」なんだと実感しました。
何を言っているのかって感じなんですけど、当たり前に喜びを表したり、大舞台を前にそれを当然のものとして大きく構えている様子が、これがセレブ、これが成功者、すべてがありのままっていう印象なんですよね。格が違う。本物ってこういうことなのかもしれない。
そして当たり前に歌が上手い。聞いていて気持ちいい。
アリアナ・グランデが2019年に行った「スウィートナー」のツアー・ドキュメンタリー。
マライア・キャリーとのコラボが決まったシーンだったり、ヘアメイクされながら母親と電話していたり、「アリアナ・グランデ」をやっていると思っていた彼女がそのまま全部含めて「アリアナ・グランデ」なんだと実感しました。
何を言っているのかって感じなんですけど、当たり前に喜びを表したり、大舞台を前にそれを当然のものとして大きく構えている様子が、これがセレブ、これが成功者、すべてがありのままっていう印象なんですよね。格が違う。本物ってこういうことなのかもしれない。
そして当たり前に歌が上手い。聞いていて気持ちいい。

グレイス=フィールドハウス孤児院で暮らすエマ、レイ、ノーマンとたくさんの子どもたち。大好きなママ・イザベラの優しさと愛情を受け、新しい家族の迎えを待つ……けれどそんな日々はすべて偽りの作り物だった。外の世界には恐ろしい異形の者たちが跋扈し、人は家畜であり、自分たちはいつか出荷される存在。真実の一端に触れたエマたちは定められた運命から逃げ出すことを決意する。
アニメは視聴済み。
いわゆる人間牧場から脱出する子どもたちと母の物語。母のもとから旅立つ物語は普遍的ですが、こんな悲しく辛く力強い旅立ちがあるかよという気持ち。面白いんですけどね! まさかエマの選択がこうなるとはとアニメを見たときに思いましたから。
イザベラとクローネがハマり役すぎてね! 対立する二人の格の違いが見て取れるシーンがよかった。尺の問題で他の家族を巻き込むかどうかの葛藤や、ばれるかばれないかの駆け引きが省略されているのは残念でしたが、だいぶ忠実な実写作品だったと思いました。
「グリム組曲」
物語を収集するグリム兄弟。その妹シャルロッテは兄たちに疑問を投げかける。シンデレラは本当のいじめられていたのか、と。「シンデレラ」「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」「小人の靴屋」「ブレーメンの音楽隊」「ハーメルンの笛吹き」、国も時代も異なる物語の結末とは。
グリム童話のダーク解釈に、キャラクターデザインにCLAMP、好きしかなくない?
連作なので監督が作品ごとに違っていて、少しずつ物語の色が違うのが見ていて面白い。グリム童話といっても西洋の物語とは限らず、「シンデレラ」は日本の明治大正だし、「ヘンゼルとグレーテル」はSF絡み、犯罪だったりスプラッタ描写がある作品もあり、おれたちが大好きな一話完結連作って感じでめちゃくちゃ楽しかった。西洋の古い価値観でがちがちの閉鎖的な因習村みたいな話、気持ち悪くて好きよ(褒めています)
物語を収集するグリム兄弟。その妹シャルロッテは兄たちに疑問を投げかける。シンデレラは本当のいじめられていたのか、と。「シンデレラ」「赤ずきん」「ヘンゼルとグレーテル」「小人の靴屋」「ブレーメンの音楽隊」「ハーメルンの笛吹き」、国も時代も異なる物語の結末とは。
グリム童話のダーク解釈に、キャラクターデザインにCLAMP、好きしかなくない?
連作なので監督が作品ごとに違っていて、少しずつ物語の色が違うのが見ていて面白い。グリム童話といっても西洋の物語とは限らず、「シンデレラ」は日本の明治大正だし、「ヘンゼルとグレーテル」はSF絡み、犯罪だったりスプラッタ描写がある作品もあり、おれたちが大好きな一話完結連作って感じでめちゃくちゃ楽しかった。西洋の古い価値観でがちがちの閉鎖的な因習村みたいな話、気持ち悪くて好きよ(褒めています)