読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

強い絆で結ばれていた東京卍會。それが凶悪な犯罪者集団となったのは、辛く苦しい事件が原因だった――東京卍會を守る。そのためにいずれ暴走してしまうマイキーを守らなければならないと再びタイムリープした武道は、とうとう血のハロウィンを迎え……。
続編二部作の後編。仲間が好きで、思い合っていて、守りたくて、でも自分を曲げられない不良たちがめんどくさいんだけれど熱い。不良をいかに格好よく描くかという作品なんだなあ。マイキーが抱える寂しさや、各々の持つ闇の部分が人間臭くていい。
しかしぎりぎりのところで回避するよなあと思う。武道の不器用さを感じるんだけれど、そこがいいというか。過去に飛ぶ、未来を変える、何度だって、という思いは傷だらけになる覚悟でもって果たされるものなのかもしれない。
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「めんどくさい」が口癖の凪誠士郎はある日御影玲王と出会い、誘われるがままにサッカーを始めた。圧倒的な才能で駆け上がる二人に、ある日ブルーロックプロジェクトの招待状が届く。全国から集められたストライカー、才能の原石たちと出会う凪たちだったが、プロジェクトが進行するにつれ、凪の目は相棒の玲王ではなく、ある人物に向けられるようになっていき……。
アニメ本編視聴済み。話が進むにつれて超人的な才能を発揮していくのが面白くなってきていたので、劇場版も見てみました。なんか激重感情ものばっかり見ている気がするなと思いながら……。
話としては本編の裏側、凪がどういう人間で、何を考えていてという本編前や本編中を描写していくもの。見ていて凪じゃなくて玲王の気持ちが気になってしまってはらはらしてしまった。ずっと一緒だという気持ちの幼さだったり、凪と自分は違う人間で、そこには明確な差があってずっと一緒にはいられない現実があったり。凪の隣に立つのは自分だというそれもまたエゴという話なのかもしれない。

何故私はここにいるのだろう? 気が付くと見知らぬバーにいる二人。二人を迎えたバーテンダーはデキムと名乗り、これから命を賭けたゲームをするように告げる。実はこのバーを訪れるのは互いに関わりのある、すでに死んだ二人なのだ。そうして明らかになる死の真相。果たしてこのバーは何のためにあるのか?
ダーツ、ボウリング、アケゲーなど、何らかのゲームで二人を対戦させて、その死を裁定するという、人間の複雑さと、人ならざるものたちの変化を描くちょっとミステリー要素がある作品。
主要登場人物以外に出てくるのはゲームをする二人なんですが、心残りや裏切り、入り組んだ人間関係を描いているものが面白くないはずがない。話が進むにつれてトーテムに所属する面々のことがわかる話も入ってきて、面白く見ました。贅沢を言うならもうちょっと人間同士の話が見たかったなあ。

〈レギオン〉完全停止の可能性。
終わらぬはずの、戦争の終わり。
それは人類の悲願。明日への希望。
しかし、戦士たちは――戦いが終わった先、戦場で死ぬ定めだった「エイティシックス」は、どこへゆくのか。
〈シリン〉との出会いで、死を恐れぬことの不気味を知った彼らは、閉じていた未来への眼を、無理矢理に開かされた。
ある者は、愛する人を見つけた。
ある者は、世界を見て夢を描いた。
だが……、それが出来ぬ者は。
温かい希望の光が、彼らの鉄の意志と結束を歪め、そして。
ついに、過去最悪の犠牲を生む。
平穏を許さぬ、新章開幕のEp.8!
“辿り着いた海は、彼らに血を求めた。”(カバーより)
やっぱり脱落者が出るんじゃないかー!!! と叫んだ第8巻。
作戦行動が開始されたのでシンとレーナの関係は強制停止。お互いにめちゃくちゃ気にし合っていて、全員が見守っているのに、仕方がないとはいえ面白、いや切ない……。ただ二人の関係を眺めていて、将来や夢を持つとはどういうことなのかをエイティシックスたちが考え始めるのが、苦しくて、応援したい気持ちもあって。シン不在の中で、自分たちにできることを、と戦うメンバーがこう、自分たちはエイティシックスだから、執着なんてしない、という気持ちから脱却しつつあるのがわかって、ぐっとくる。
あと子どもたちの未来を願う大人たち、あなたたちもより良い未来を作って生きてくれよ……命を賭してみんなの背中を押し出さないでよ……泣く……。
そんなわけでラストにて重傷者発生ですが、続きはどうなるんだ。気になりすぎる!
「ハリガン氏の電話」
田舎町に暮らすクレイグは、教会で朗読したことをきっかけに、世捨て人のようにして暮らす偏屈な大金持ちのハリガン氏に読み聞かせをするアルバイトをすることになった。指示されるまま、指定された本の内容を意味もわからずに朗読することを続け、とうとう高校生になった。ある年、ハリガン氏からもらったくじが当選し、まとまったお金を手に入れたクレイグ。その一部を使ってハリガン氏にスマートフォンをプレゼントしたが、間もなくしてハリガン氏は亡くなってしまう。寂しさを抱えるクレイグだが、しかし何故か届くはずのないメッセージにハリガン氏から返答と思われる出来事が起こるようになり……。
スティーブン・キング原作の中編小説の映像化。少年と老人の歳の差を超えた友情を描いたキングらしい作品だなあ。
亡くなった老人のスマホにメッセージを送ったら、過去に書かれたはずの遺言書にその返答と思しきものが記されていたり、いじめっこに対する愚痴を漏らしたら報復と思しき事故が発生したり。墓地の地面の下から着信音が鳴るの、いい恐怖演出だった。
紙の本に親しんだクレイグにスマホについて警鐘を鳴らすハリガン氏が示唆的だなあ。そんなハリガン氏がスマホに溺れていくのは、頑固で偏屈だった彼が弱っている描写だというのもいい演出。良い本は永遠に残るというハリガン氏の言葉も染みる、ちょい怖要素のあるいい映画でした。
田舎町に暮らすクレイグは、教会で朗読したことをきっかけに、世捨て人のようにして暮らす偏屈な大金持ちのハリガン氏に読み聞かせをするアルバイトをすることになった。指示されるまま、指定された本の内容を意味もわからずに朗読することを続け、とうとう高校生になった。ある年、ハリガン氏からもらったくじが当選し、まとまったお金を手に入れたクレイグ。その一部を使ってハリガン氏にスマートフォンをプレゼントしたが、間もなくしてハリガン氏は亡くなってしまう。寂しさを抱えるクレイグだが、しかし何故か届くはずのないメッセージにハリガン氏から返答と思われる出来事が起こるようになり……。
スティーブン・キング原作の中編小説の映像化。少年と老人の歳の差を超えた友情を描いたキングらしい作品だなあ。
亡くなった老人のスマホにメッセージを送ったら、過去に書かれたはずの遺言書にその返答と思しきものが記されていたり、いじめっこに対する愚痴を漏らしたら報復と思しき事故が発生したり。墓地の地面の下から着信音が鳴るの、いい恐怖演出だった。
紙の本に親しんだクレイグにスマホについて警鐘を鳴らすハリガン氏が示唆的だなあ。そんなハリガン氏がスマホに溺れていくのは、頑固で偏屈だった彼が弱っている描写だというのもいい演出。良い本は永遠に残るというハリガン氏の言葉も染みる、ちょい怖要素のあるいい映画でした。
「ブラックサン」
戦後のスペインで、女子修道院であった女学校に赴任してきたナルシーサ。不思議な力を持つナルシーサだが、就任直後から不可思議な現象に見舞われるようになり、生徒たちの間で恐ろしいものの存在が噂されていると知る。果たしてここには何がいるのか。修道院で何が起こったのか?
修道女と併設する学校の女生徒たちが暮らす修道院に、何かがいる。それだけでだいぶ怖いんですが、神に仕える者の底知れなさと女の怖さがひたひたと漂っていて、また動と静で追い詰めるホラー演出もなかなか怖くて、結局「女」の話でもあるところも含めてホラー映画としてとてもよかった。
「エクリプス」という作品の前日譚にあたる続編なんですね。面白かったので「エクリプス」も見たくなったな。
戦後のスペインで、女子修道院であった女学校に赴任してきたナルシーサ。不思議な力を持つナルシーサだが、就任直後から不可思議な現象に見舞われるようになり、生徒たちの間で恐ろしいものの存在が噂されていると知る。果たしてここには何がいるのか。修道院で何が起こったのか?
修道女と併設する学校の女生徒たちが暮らす修道院に、何かがいる。それだけでだいぶ怖いんですが、神に仕える者の底知れなさと女の怖さがひたひたと漂っていて、また動と静で追い詰めるホラー演出もなかなか怖くて、結局「女」の話でもあるところも含めてホラー映画としてとてもよかった。
「エクリプス」という作品の前日譚にあたる続編なんですね。面白かったので「エクリプス」も見たくなったな。

アマンダの友達のラジャーはイマジナリ。ラジャーのことはアマンダにしか見えない。けれどある日アマンダは交通事故に遭ってしまう。イマジナリは友達に忘れられたりして認識されなくなることで消滅する。消えることに怯えるラジャーは同じイマジナリである猫のジンザンに導かれ、仲間たちの集う「図書館」にたどり着く。イマジナリと友達の関係を知るラジャーだが、そんなイマジナリを「食う」怪物、ミスター・バンディングに狙われてしまい……。
いわゆるイマジナリーフレンドの物語。子ども向けのようでいて、大人に忘れてしまった子ども時代や友達のことを思い出させてくれるお話だなあと思いました。
いやもう、母親のリジーが自分のイマジナリのレイゾウコと再会したシーンで大号泣してしまって……。子どもの頃の一番の友達が、たとえ空想であっても幸せを願ってくれていること。イマジナリが子どもの頃の自分の一部なら、それが大人の自分を救うこともあるということ。アマンダの子ども時代の終わりと大人になることの苦しさを描きながら、それでも幼い夢を見ることは無駄ではないと言ってくれているようで。このシーンが本当によかった。

高校生のユウとハル、コトナは仲の良い幼馴染み。ハルとコトナは両思いだが、ユウはそんなコトナに思いを寄せつつ、車椅子の身であることも含めてハルに劣等感を抱いていた。だがある日コトナが通り魔に襲われてしまう。コトナを助けようとするユウとハルだが、危うく事故に遭うところで、気付けば異世界「二ノ国」に転移していた。二ノ国ではユウの不自由な足は動き、しかもコトナそっくりのアーシャという王女がいる。現実世界と二ノ国の関係は? 二人はコトナとアーシャを救えるのか。
想う少女を助けたいと現実と異世界を行き来する高校生たち。この三角関係が事件につながるのは当然ですよね。直情型の友人が唆されて闇落ちとか、異世界側のヒロインが主人公の方と思い合うとか。
面白いのは二つの世界の人物が魂を共有しているという関係で主人公と親友が結果的に幼馴染を取り合いつつ、上手いこと結ばれるところ。
個人的に花屋のサキねえが好き。二ノ国だと近衛騎士というのもあって、あっちでもこっちでも助けてくれるんですよね。そういう大人が、こういう作品でアクティブに活躍するのが好きなんだよなあ。

