読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

あの指輪の物語より遡って60年前――ホビット庄に住むビルボ・バギンズのもとに魔法使いガンダルフが現れ、冒険に誘う。家に押しかけてきたドワーフ族の世継ぎトーリンをはじめとしたドワーフたちは、邪竜スマウグに支配された国の再建を目指し、旅立とうとしているところだという。平凡な日常を愛するホビットながら生来の冒険心が疼いてついに旅立ったビルボ。これは彼がその指輪を手にする最初の物語。
ビルボが持っていたサウロンの指輪を手に入れる話と、その後彼がフロドたちに語り聞かせる冒険譚のはじまり。
種族間の価値観や認識がLOTRよりくっきり見える感じなのは、表面上ですら仲良くできないくらいわだかまりがある時代だからなのか。
ビルボを仲間として、友人として受け入れて旅を続ける展開はやっぱり嬉しい。しかしトーリンにめちゃくちゃ死相が見えるんですが大丈夫か?
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ある日不可思議な流星群、しかしそうとは思えないものが飛来した。直後世界中でエイリアンと思しきものの侵略が始まる。アメリカもまた国家の危機に対処すべく戦闘を開始するが、敵は姿が見えない。民間人を保護しながら戦うナンツ二等軍曹たちもまた過酷な状況の中で戦っていた。
エイリアンの襲撃を受け、世界中が壊滅的な被害を受ける中で、アメリカのある小隊を描いたSFアクションもの。見えない敵と戦い、民間人を保護しながら、あまりチームワークがいいとは言えない小隊に所属して戦うってだいぶ無理ゲーだな! 戦っていく中で信頼は芽生えるのでチームワークはいいとしてもさあ!
エイリアンと戦うのでこう、恐怖心を与える感じかと思いきや、想像以上にドンパチする戦争もの要素が強かったように思います。敵が見えないので不安感が強いんですが、勝っているのか負けているのかわからないのがちょっともやもやしたな。でも前線で戦う人間にとってはこれが普通なのかも。

ニュージャージー州の理髪店で働くフランキーは、マフィアのデカルロにも目をかけられる美声の持ち主。一方悪友のトミーとニックはフランキーを巻き込んで強盗を働く札付きのワル。トミーはフランキーの歌声を利用しようと、作曲の実績を持つボブを迎えてついにバンドを立ち上げる。これが数多のヒット曲を生み出すフォー・シーズンズの始りだった。
マフィアが幅をきかせている貧富の差が激しいその土地で、マフィアのボスさえ虜にする歌声の持ち主がいた……というフォー・シーズンズの栄光と歩みを描いた作品。ミュージカル映画のようにあちこちグループの曲が出てくるんですが、もとになったミュージカル作品があるようでめちゃくちゃ気になります。
ヒットソングを生み出した人たちの成功と挫折とその後の話をもとにした作品は色々見てきましたが、だいたいみんな仲間割れするんだよなあ……そしてそれが見ていて大抵きつくなってくる。しかもこの話、札付きのワルの友人が結局めちゃくちゃな借金をして関係が破綻するという。誰が悪い? お前だよ! が、見ていてうわぁ……となる。
しかしこういうエンディングを迎えることができたのは、彼らの曲が時代を作り、いまもなお多くの人々とともにあるからなんだろう。そう思うと音楽は、それを作り出す人たちがいかなるものであろうとも素晴らしいものなんだな、きっと。

バカンス中に恋人と津波に見舞われ臨死体験をしたジャーナリストのマリー、薬と酒に溺れる母との暮らしをともに支えていた双子の兄を亡くしたマーカス。人に触れるとその近しい死者の声を聞くことができる力を隠して暮らすジョージ。死後の世界や死者に接近した三人は不思議な導きによってひとときの邂逅を果たす。
めっちゃくちゃよかった。運命の巡り合わせって生きることだと思いました。
死後の世界をすぐ近くに感じることで上手く現実を生きられなくなった三人。けれどそちら側に行きたいのではなくて、そこにある、そこにいるということを伝えたい、わかっていたい、知りたい気持ちがある。けれど周囲の人々はそんな三人を上手く理解できないでいる、孤独。
この作品の一番の功労者はマーカスですね。双子の兄を求めて行動する彼の物怖じのしなさが、ジョージとマリーを結びつけた。ジョージは幸せな未来が訪れることを夢見て動き出し、マリーは理解者を得られる予感に笑顔を見せる。
すごく良い作品でした。過去にオススメしてくださった方、ありがとうございました!
「ザ・ミスト」
娘アレックスのレイプ被害をきっかけに限界を迎えたイヴは、娘と街を出ようと、準備のためにショッピングモールで買い物をしていたところ、謎の霧と遭遇する。街全体を覆う霧はその中にいるものをどういうわけか殺害する力があるらしく、イヴとアレックスはショッピングモールに居合わせた人々と籠城することになってしまう。一方警察署にいたケヴィンは家族のもとへ向かおうとする。果たしてこの霧から抜け出すことはできるのか?
映画が残酷で大変よかったのでドラマを見ましたが、正直いまいちだよ! 誰のことも理解できないまま、やばい人がやばいということだけよくわかりました。あと宗教と集団心理が怖い。
霧が何なのかはわからなくていいんですが、もうちょっとわかりやすいお話の終わりが見たかった。家族としてしっかりまとまって活躍するとか、やべーやつと戦って脱出するとかそういう。
娘アレックスのレイプ被害をきっかけに限界を迎えたイヴは、娘と街を出ようと、準備のためにショッピングモールで買い物をしていたところ、謎の霧と遭遇する。街全体を覆う霧はその中にいるものをどういうわけか殺害する力があるらしく、イヴとアレックスはショッピングモールに居合わせた人々と籠城することになってしまう。一方警察署にいたケヴィンは家族のもとへ向かおうとする。果たしてこの霧から抜け出すことはできるのか?
映画が残酷で大変よかったのでドラマを見ましたが、正直いまいちだよ! 誰のことも理解できないまま、やばい人がやばいということだけよくわかりました。あと宗教と集団心理が怖い。
霧が何なのかはわからなくていいんですが、もうちょっとわかりやすいお話の終わりが見たかった。家族としてしっかりまとまって活躍するとか、やべーやつと戦って脱出するとかそういう。

南の島でバカンスを楽しんでいた乱馬たち。だが突然かすみをはじめ、女性たちが次々に謎の人物にさらわれてしまう。なんとこの島にある『桃源郷』なる集落の長、桃磨の花嫁選びの儀式のためだというのだ。乱馬たちはあかねたちを救出するため、桃源郷に乗り込むが、実はそこには男になる泉があって……。
子どもの頃に見て、やたらドレスアップらんまが可愛いな!? と思ったのを思い出します。作画気合い入りすぎじゃない? 一番綺麗ってだいぶ癖(ヘキ)だぞ……。
なびき姉ちゃんが守銭奴だけどセクシー美女だと再発見したり、九能とのカップリング匂わせかというシーンににやにやしたり、泉を壊す乱馬とあかねのシーンに落下萌えを思い出したり、久しぶりに見ると幼き日に形成された性癖を再発見して面白かったです。

13歳のユダヤ人の少女ファニーは親元を離れて幼い妹とともにある施設で暮らしている。時は1943年。密告者によって逃亡を余儀なくされたファニーたちは、ナチスドイツの迫害から逃れるため移動を始める。だが大人たちとはぐれ、残された子どもたちだけでスイスの国境を目指すことになってしまう。
タイトルからファンタジー作品なのかなと思ったら、思いっきり歴史物。最終的に大人とはぐれ、子どもたちだけでナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ逃亡する、とんでもない旅の話で、実際の出来事をもとにしているというから驚きだし、そんなに距離がないようだとしても誰が味方かわからない状況で、正しく状況を理解できていない年少者を守りながら進むのはきつかったろうなあ。
画面的に暗かったり不穏な雰囲気だったりはらはらさせられるのですが、彼らを守ろうと支援する人や、お金のためとは言え運び屋的な人がいたり、軍人の問いに嘘をついて誤魔化してくれる人がいたり、普通の人たちがいたのが救いだなあと思いました。
「ウィッチャー 狼の悪夢」
ウィッチャー、それは人為的に肉体を強化した魔法剣士たちの呼び名。使用人の息子ヴェセミルは貧しい生活から抜け出そうと、ある日現れたウィッチャーに志願して大勢の仲間が変異しきれず命を落とす中で生き残り、その立場を得た。凄腕のウィッチャーとなったヴェセミルはある日もう出会うことはないと思っていたかつての幼馴染みで、王の相談役となったイリヤナと再会する。
貧しさと勇気と無謀と、大切な幼馴染を持っていた少年がウィッチャーと呼ばれる特異体質の魔物狩りに変異し、戦うファンタジー作品。大きな物語の外伝的位置付け? のアニメ映画です。
なんといっても老化速度の遅くなったヴェセミルと年老いたイリヤナのやりとりよ!!! 生き方を違えてしまった、もう二度と取り戻せないものを相手に見ている悲哀と、それでも残る思い。「もう七十よ」「俺もだ」という会話、そうなんだよ外見が違うだけで同じ時間が流れているんだよと切なさを覚えて大変よかった。
ウィッチャー、それは人為的に肉体を強化した魔法剣士たちの呼び名。使用人の息子ヴェセミルは貧しい生活から抜け出そうと、ある日現れたウィッチャーに志願して大勢の仲間が変異しきれず命を落とす中で生き残り、その立場を得た。凄腕のウィッチャーとなったヴェセミルはある日もう出会うことはないと思っていたかつての幼馴染みで、王の相談役となったイリヤナと再会する。
貧しさと勇気と無謀と、大切な幼馴染を持っていた少年がウィッチャーと呼ばれる特異体質の魔物狩りに変異し、戦うファンタジー作品。大きな物語の外伝的位置付け? のアニメ映画です。
なんといっても老化速度の遅くなったヴェセミルと年老いたイリヤナのやりとりよ!!! 生き方を違えてしまった、もう二度と取り戻せないものを相手に見ている悲哀と、それでも残る思い。「もう七十よ」「俺もだ」という会話、そうなんだよ外見が違うだけで同じ時間が流れているんだよと切なさを覚えて大変よかった。

アメリカ大陸先住民族の娘ポカホンタスの土地に、ある日海から見たこともない大きな船がやってきた。それは金を求めて国を旅立ったイギリス人たちで、その中に冒険家のジョン・ラトクリフの姿があった。言語も民族も思想も何もかも違う二人はやがて惹かれ合うが、新大陸を開拓する人々と先住民族たちの争いが勃発して……。
幼い頃初めて見たときは、歴史的背景などがまったくわからなかったのでストーリーも歌もほとんど覚えていない話だったんですが、いま見るとめちゃくちゃ複雑な話だな! 侵略者と侵略される側の話をするのは当時では早すぎたんではないか。
なんてことを思いながら、ポカホンタスの立場の難しさや世界情勢のことを考えました。いやあこれ、やっぱり侵略や征服の話を恋愛ごとと絡めるのは安易すぎたんではないか。

警察官になることを夢見てきたウサギのジュディは、しかし草食動物の仕事ではないと周囲の人々からその夢に難色を示されてきた。しかし警察学校を主席で卒業し、ついに夢を叶える。だが初めてのウサギの警察官であるために、他の肉食動物警察官のように難事件ではなく、駐車違反の取り締まりに回されるなどの扱いを受ける。だがその仕事の最中にキツネの詐欺師ニックと出会ったことで、ズートピアを揺るがす大事件に遭遇する。
肉食動物と草食動物、ステレオタイプ的な考え方のせいでそれに当てはまらない考えや性格の持ち主たちが生きづらさを感じている、という世界観にさすがの設定だなあと唸らされる。これを見た子どもが大人になったときに自分のことだとかこの世界のことなんだと気付いて、少し生きやすい世界が作られることを願わずにはいられない。
公開当時やたらめったらジュディとニックがいい! という話を聞きましたが、確かにいいなあ! ジョークを言い合いながら大事なときは息ぴったりなバディ感。
個人的に故郷の友達が昔のことを謝ってくれるのにぐっときました。そういうのを謝る描写が貴重な気がして。