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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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赤ずきん [DVD]
美しい村娘のヴァレリーは、親が決めた婚約者のヘンリーではなく木こりのピーターを愛していた。二人で逃げようとしたそのとき、姉のルーシーが狼に襲われ亡くなるという事件が起こる。怒った村人たちは狼を退治するが、やってきたソロモン神父が人狼の存在を匂わせ……。

閉鎖的な村、若者たちには窮屈な生活。狼に生贄をささげてきた村人たち。一人の犠牲から始まる疑心暗鬼。おおーとってもサスペンス。美しい娘と親が決めた婚約者と本当に愛している男という三角関係がエロティックだなあ。実は父親が違うというのもこういう村ならではですね。
赤ずきんという話が父親が未登場で男性が狩人しかいないということを考えると、この作品は女性の話なんだなあということをぼんやり思いました。最後男の人たちがいなくなる(生きてはいるけれど物語からは排除された印象)っていうのが暗示的だ。
雪山にヴァレリーの赤い頭巾がベールのように流れているカットは美しい。
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ハルさん (創元推理文庫)
(瑠璃子さん……今日はね、ふうちゃんの結婚式なんだよ。まさか、この僕が「花嫁の父」になるなんて……)結婚式の日、ハルさんは思い出す、娘の成長を柔らかく彩った五つの謎を。心底困り果てたハルさんのためにいつも謎を解き明かしてくれるのは、天国にいる奥さんの瑠璃子さんだった——児童文学の気鋭が、頼りない人形作家の父と、日々成長する娘の姿を優しく綴った快作!(裏表紙より)

娘のふうちゃん(風里)が結婚するその日、父親であるハルさんが、幼稚園児、小学生、中学生、高校生、大学生のときに起こった五つの謎とお話を回想する。児童文学を書かれる方ならではの優しい語り口で、特に幼いふうちゃんの言動が子どもらしくてかわいい! 父親のハルさんは人形作家で、親としては頼りないところからスタート。少しずつ成長していくのがわかっていいなあ。
そんなハルさんが「どうしよう!」となったとき、語りかけてきてくれるのは亡くなった奥さんの瑠璃子さん。ずっとふうちゃんを見守ってくれていたんだなあというのが最後のシーンでわかって、ハルさんの回想も相まって胸がいっぱいになりました。
EVA<エヴァ> [DVD]
ロボットが普及した現代。ロボット科学者のアレックスは、子ども型アンドロイドを作ることになった。少年モデルを予定していたが、アレックスは魅力的な少女エヴァに出会う。

ロボットを作ることしか頭にない、過去の恋を心に秘めたままのアレックス。兄と恋した女性の子である魅力的なエヴァ。アレックスはエヴァをモデルに、思考の方法やしゃべり方をトレースしてロボットに反映させる。この行為がなんとも……禁断的というか、純粋な研究心と好意に基づいたものだとわかるんだけれども、映画の冒頭から悲劇を想像させて恐々見てました。
エヴァの思考をトレースしたプロトタイプが危険な行動をとったことが伏線だったのかあとか、冒頭から暗示的に口にされる台詞「目を閉じたら何が見える?」がこういう風に響くのかあとか、すごくどきどきしてしまう作品でした。
ロボットのいる生活の描き方がすごく好みで、そこまで近未来しているように感じられない田舎の風景に、すごく高性能なロボットがいるというのが心にびんびんきました。猫とかね!
嘘つきなレディ―五月祭(メイ・デイ)の求婚 (コバルト文庫)
19世紀、イギリス——。いま、社交界で注目を集める伯爵令嬢のメアリ。なぜなら、彼女は「赤ん坊の頃、乳母に誘拐され貧しい下町で育った少女」だからだ。ある牧師によって見つけだされ、伯爵家に戻って数年経った今でも、メアリの噂が消えることはなかった。そんなある日、美貌の青年伯爵が奇妙な頼みごとをしてきた。それは、メアリの秘密にまつわることで…!? 2012年ロマン大賞受賞作!!(裏表紙より)

とても可愛らしいお話でした。ただのヴィクトリアものじゃなくて不思議要素もあって素敵だった!
下町で育ち、ようやく生家に戻ってきた伯爵令嬢メアリには二つの秘密がある。ひとつはもう一人のメアリのこと。もうひとつは不思議な力のこと。この力のことを知っているラヴィントン伯爵ジョシュアに振り回されるメアリだけれど、ジョシュアにも実は秘密があり。
嘘をついていようとも君がくれた愛は真実だ、という台詞の説得力の強さにきゅーんとなりました。このお話だからこそ、そしてジョシュアだからこそ言える台詞!
可愛らしくて素敵なロマンスでした。
ゴジラの逆襲 [DVD]
不時着した島でゴジラと巨竜が戦う光景が目的された。その巨竜がアンギラスだと判明し、新たなゴジラが現れるだろうという予測が現実のものとなったことから、ゴジラ対策を進めるも現状は無為無策。人々はゴジラから街を守ることができるのか。

今度は大阪です。大阪湾にゴジラが来るってピンポイントすぎてやばい(と地元民なせいか思ってしまった)。
評判だったから第二作を作ったという感じがありましたが、ただの怪獣ものじゃなくて人間ドラマの哀愁がなんとも言えず面白いなあと思って見ていました。パイロットの友情とか狙いすぎではないですか……。
何気なく街の景色や雪山の景色、飛行機が飛んでいる映像なんかを見ていますけれど、これ特撮なんですよね。すごいなあ。
ゴジラ(昭和29年度作品) 東宝DVD名作セレクション
原水爆実験の影響で伝説の怪獣ゴジラが復活した。東京に上陸したゴジラは街を破壊していく。ゴジラに対抗すべく人々は抗うが……。

1954年の最初のゴジラです。白黒です。実はゴジラシリーズってまったく触れていないので見てみようと思って。
原子爆弾の影響でゴジラが……っていうのは世情を反映しているんだろうなあ。この頃の日本がこれを作る意味ってきっと大きかったのではないかな……。炎の海になる街とか……。
ゴジラは決して悪くないっていうのが悲しい。誰のせいって人間のせいなんですよね。ゴジラを目覚めされるのも消滅させるのも人間。
アンコール!! [DVD]
気難しいアーサーが唯一本音を話せるのが妻のマリオンだった。マリオンは合唱団「年金ズ」で歌っていたが、その合唱団がコンクールのオーディションに応募することが決定した。だが、練習に励んでいたマリオンは倒れ、宣告されたのはガンの再発と余命数ヶ月という事実だった。

怒りっぽくて気難しいおじいちゃん。優しくてそんなおじいちゃんのことをちゃんとわかっているおばあちゃん。二人の生活が暖かくて微笑ましくて、ちょっと切ない。マリオンはアーサーのために歌うけれど、その直後亡くなってしまうのは辛かった。そうして一人になったアーサーはま息子ともうまくいかなかったりもあって、すます意固地になっていく。それが歌うことによって少しずつこわばりを溶かしていく。
歌ってすごいなあ。自分の正直な気持ちは言葉にできなくとも、この世界にあふれているいずれかの歌が自分の心と同じものなんですよね。原題は「Song for Marion」なんですよね。マリオンのためにアーサーが歌を返すシーンはぐっときました。
パンズ・ラビリンス スペシャルプライス版 [DVD]
父親を亡くしたオフェリアは母親の再婚相手であるヴィダル大尉に引き取られた。母親のお腹の中には子どもがいるが、母親は体調を崩していた。大尉のいる森の中の砦に住むことになったオフェリアは、古い迷宮があることを知る。妖精に導かれたオフェリアは迷宮の番人パンから「あなたは地底の王国の姫君だ」と告げられ……。

よくこの作品を好きだと聞いていたのですが、見ていてやっとパンの迷宮という意味で「パンズ・ラビリンス」なんだと知りました。
スペイン内戦下、父親が戦死し、妊娠中の母親とともに再婚相手の残忍な大尉の元へ引き取られた少女オフェリアが、醜くおそろしい生き物たちのいる迷宮と現実を行き来する。オフェリアはパンや妖精たちを頼りにするけれども、彼らの見た目は悪魔や怪物のそれで、それがまた不安を煽る……。
空想しているように見えてもそういったクリーチャーが多数出てきてその試練に立ち向かったりと、彼女が現実から自分を逃がし切れていない感じがするので、戦おうと心のどこかで思っていたのではないかなあ。賢いオフェリアの不安は迷宮や試練によって描かれるけれども、最後王に迎えられたということはオフェリアは自分の行動に満足したっていうことなんだろう。それにしてもあんまりだよっていう話だったんですけれど、読み解こうとするとめちゃくちゃ面白いです。大尉のこととかも。
何度か繰り返しみたい作品だと思いました。
禁書庫の六使徒 (f-Clan文庫)
世界中の呪いが集まる百塔街。魔界の血を引くアレシュが結成した、街を守る「深淵の六使徒」は、突如空いた大穴の解明に乗り出す。そこへ、魔界の紳士がメイドのハナを迎えに現れた。アレシュの目前で婚約者だという彼の手を取り、去ってしまったハナ。茫然自失で寝台の中へ引きこもるアレシュだったが、ハナの悲しい本音を知って、彼女を取り戻そうと魔界へ乗り込むことに——!(裏表紙より)

神様の使いでも人類の救世主でもないけれど、自分のために行動する六人の人外たちのお話。前回は神のご加護を持つ聖職者が相手でしたが、今回は魔界の住人と対決。
ちょっとずつ壊れている人たちが居場所を見出している感じがしてほっこり、アレシュとハナの不器用な触れ合い方に切なくなったりきゅんきゅんしたり。謎は残っているけれど収まるところに収まってほっとしました。
わくらば追慕抄 (角川文庫)
人や物の「記憶」を読み取れる不思議な力をもった姉・鈴音と、お転婆で姉想いの妹・ワッコ。固い絆で結ばれた2人の前に現れた謎の女は、鈴音と同じ力を悪用して他人の過去を暴き立てていた。女の名は御堂吹雪——その冷たい怒りと霜しみに満ちたまなざしが鈴音に向けられるとき、何かが起こる……。昭和30年代を舞台に、人の優しさと生きる哀しみをノスタルジックに描く“昭和事件簿”「わくらば」シリーズ第2弾!(裏表紙より)

人と物の記憶を読み取る力を持つ姉と、彼女を支える妹。様々な事件の裏側にある人の思いを読み解くシリーズ。今回は鈴音と同じ力を持った吹雪という女性が現れるんですが、この一冊だけではその謎はすべて明らかにされません。父親の職業も全貌は伏せられているので、まだシリーズが続くんでしょうね。
昭和の頃に起こった数々の大きな事件や、その頃によくあったであろう悲しい出来事に触れる、やっぱりどこか切なくて悲しい話が多い。戦争が関わるとその悲しさは一層濃くなるし、何故殺したのかということや罪を犯した者は更生できるのかと考えると答えが出ない。真相がわかってすっきり! という話ではないんですが、なんというか読んでいて静かな気持ちと懐かしさを覚える。
謎がまだたくさん残っているし、鈴音がどうなってしまうのかも気になるので、続きがあるなら読みたいなあ。
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Author:月子
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