読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
![ギヴァー 記憶を注ぐ者 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51cJjXSLttL._SL160_.jpg)
平等な世界のコミュニティー。そこに生きる住人たちは、決められた衣服をきて決められた家に住み、さだめられた薬を服用して、その時が来れば長老会によって仕事を与えられる場所。その時がきたジョナスは「レシーヴァー」という記憶を受け継ぐ仕事を与えられる。しかしそこで知ったのは、このコミュニティーから排除された差別や戦争、憎悪、そして愛という記憶と感情だった。この世界が間違っていると感じたジョナスは、コミュニティーの脱出を決意するが……。
原作が児童文学の『ザ・ギバー 記憶を伝える者」という作品。近未来的な世界で統一された人々の生活を送る中、一人の少年が秘密に触れ、世界を解放する話。
王道展開であっさりめのSF作品なんですが、演出がいいなあ。最初はモノトーンだった世界が、記憶に触れるにつれ色を持っていく。感情を覚える。いいことばかりではなくて怒りや暴力も。自分よりも弱い者を守り、与えたいという気持ちが芽生えることが人類の進化の始まりだったのかもしれないなあ、と思ったり。
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![レッドタートル ある島の物語 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51-n8dj21ZL._SL160_.jpg)
嵐の海で溺れた男が漂着したのは、無人島。島から脱出すべく竹で作った筏で漕ぎ出すも、何かにいかだを壊され島に戻ることになってしまう。何度かの挑戦で、いかだを壊していたのが赤いウミガメだと知った男。浜辺で偶然見つけた赤いウミガメを、怒りに任せてひっくり返し放置するが、そのウミガメの死をきっかけに不思議なことが起こり……。
無人島に漂着した男が、死んだはずの赤いウミガメの甲羅の中から一人の女を見つける。夫婦になったふたりには子どもが生まれ、幸せな暮らしが続くが、ある日島に津波が襲う。
台詞らしい台詞がないので、ひたすら絵の美しさ、アニメーションという動きの美しさを見るんですが、絵の中から浮かび上がる登場人物の気持ちや物語の細やかさが、ひたすら見事な作品だなあと思いました。
この世ならざるところからやってきた命と生きる、というのはロマンですね……。どきどきします。男が死んだあと、女がどうするのかというのも最後まで息を詰めて見てしまった。

どこにでもいる普通の女子高生・小山ハルは、ある日交通事故に遭い――気づいたときには異世界に転移していた。チート能力も授けられず、男しか冒険者にはなれない状況で、ハルは生活のために酒場兼娼館『夜想の青猫亭』で働くことを決意する。だが男尊&女卑がはびこる異世界では理不尽なことも嫌なこともたくさんあって……。同じく現代から転移した同級生・千葉セイジ、娼館で働くルペやシクラソ、一途にハルに思いを寄せるスモーブとの出会いを経て、異世界に溶け込みはじめたハルを待ち受けていた過酷な運命とは……。
ウェブ上に掲載され、絶賛を受けた異色の異世界転生小説が待望の書籍化。(裏表紙より)
すっごい力を持った作品で、一気読みしてしまった。すごかった。面白かった……。
異世界の風俗嬢になった女子高生ハル。一方同時転移した根暗な男子高生千葉は、チート能力を使ってお金を稼いでいる。春を売るシビアさと異世界の男尊女卑の価値観が混じり合うと、えぐいのにおかしく、おかしいけれど涙が出るような……。よくこの作品を書いてくれた! という気もするし、よく世に出たな……とも思う。
異世界転移ものとしても決めてくれるところは決めてくれて、この先がどうなるのか続きが気になるなあ……と思うけれど続きが出ると蛇足感が出そうだ。
卑猥な単語がびゅんびゅん飛び交うので、18歳以上の方におすすめします。

あたしって、ついてない。三つ目の働き口をなくし、るいは途方に暮れていた。母を早くに亡くし、左官をしていた父もぽっくり逝き、天涯孤独の身だ。その死んだはずの父が困りものなのだが……。ふと入った路地で見つけた「働き手を求む」の貼り紙——。この世ならぬ者が見える少女が、ちょっと迷惑な父とともに、人助けならぬ亡者助けに奔走する! 痛快時代小説。(裏表紙より)
「封殺鬼」シリーズの霜島ケイさんの、時代小説もの。天涯孤独になったるいは、実はこの世ならざるものを見る力を持つ。それはこの前死んだばかりの父でさえも目に映すことができる。そんな彼女が職を失った途方に暮れていたところ、あやかしごと専門の店に働き手を見つける貼り紙を見つけて……。
事件はどろっとしているところもあるけれど、爽やかな時代小説なのはるいのキャラクターがすごくいいからだと思う。前向きでこざっぱりしていて、ちゃんと怒れる人情味のあるすごくいい娘さん。そこにお父さんが絡むのが珍しくて面白いなあ。
![神秘の世界エルハザード TV SET1 王国篇 〈期間限定生産〉 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61ub6viiYrL._SL160_.jpg)
![神秘の世界エルハザード TV SET2 冒険篇 〈期間限定生産〉 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51vX2y8IgaL._SL160_.jpg)
学年トップの天才ながら関西弁を使い、不思議な実験を繰り返すマイペースな高校生・水原誠は、文化祭の準備中、誠をライバル視する生徒会長・陣内の妨害にあい、実験装置を誤作動させてしまう。装置は不思議な反応を見せ、そのとき校舎内に残っていた誠、陣内のほか、陣内の妹の菜々美、教師の藤沢の四人は異世界に飛ばされてしまった。そこはエルハザードと呼ばれる、人間と昆虫型人類バグロムと戦う世界だった。
あんまり記憶に残っていないんですが、「魔法騎士レイアース」と同時期ぐらいにちらっと見て、恋してるルーンにきゅんきゅんしていた覚えがあるような……。というわけで、異世界召喚ものです。
主人公が男子高校生で、いろんな人から矢印をもらう逆ハーレム状態なのですが、誠は本当にマイペース、かつ問題解決能力が高いいまでいうチート属性(知力・ひらめき)を持っているなあとか、女性陣の中に結婚を焦るアラサーの女性神官がいたりとか、本当にこれ90年代のアニメなのかっていう要素がたくさんあってすごい。時代を先取りしすぎじゃないか。それとも現代がリバイバル時代なのか。
後半になるに従って三角関係はすうっと誠とルーンの恋に移行していくのですが、ラストのまとめ方はめちゃくちゃ綺麗だなあと思いました。台詞とかほとんどなくて、すごくいいタイミングで主題歌が流れてきゅーんとしてしまった。

「ガラクタ伯爵は、自動人形しか愛せない」
そう噂されている青年アダムと、人形のような伯爵令嬢セラフィーナは婚約することに。それは、困窮している彼女の家を救う代償として、彼が求めたことだったはずなのだが……。アダムの城へ着いた彼女は、出会ったばかりで押し倒されたあげく、冷たい言葉を投げかけられて!?
契約からはじまる、不器用な変人伯爵とのラブファンタジー。(裏表紙より)
スチームパンク的な世界観で、人間そっくりの自動人形が高価なものとして普及している。そんな自動人形を産出する国でも十指に入る資産家のナトロレイト伯爵、通称ガラクタ伯爵に、借金を肩代わりする代わりに結婚することになったセラフィーナ。しかしセラフィーナは愛されたことのない、人形のような少女だった。
というわけで、何があっても微笑むことで自分の気持ちを押し隠してしまうセラフィーナと、傍若無人な変人アダムの、婚約から始まる小さな恋のお話です。セラフィーナがか弱い感じでとても可愛い。
押し倒してうんぬんのところは、ちょっと……とは思ったんですが、セラフィーナがちゃんとそのことに怯えるし、許してない感を出してくれるので、最後はちゃんと納得できたように思います。
かわいいお話でした。

栗坂まもりは、イケメンだけれどベランダ菜園オタクの亜潟葉二の恋人でお隣さん。
夏を前にベランダ菜園の失敗から散財したまもりは、バイト先の閉店も重なって金欠の大ピンチ。運良く古書店のバイトに採用された! と喜んでいたら、同僚は昨年まもりを好きだと告白していた佐倉井くん……!?
さらには葉二が偶然、二人が一緒に働いている姿を目にしてしまう。「佐倉井も一緒に働いてるのな。なんで隠すわけ」と言い出した葉二と、まもりはケンカになってしまい――?(裏表紙より)
シリーズ第4巻。親の襲来を経て順調にお付き合いを続けるふたり。夏はふたりで遊びに行こう! というところから、亜潟さんの仕事に大きな動き?
和やかに、ちょっと言い合いしたりすれ違ったりしつつも、楽しそうに一緒にいるので終盤の展開にははらはらしたんですが、よかったあ。そういう考え方めっちゃ好きです。そういう風に私も言える大人になりたいなと思いました。
あとがきの感じだと、佐倉井くんのスピンオフが出そう? 年上彼女と年下彼氏の話ってどんなのかなあ。ぜひ読みたい。


