読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

事故に遭った晶馬。ピングドラムとおぼしき日記の半分は何者かに奪われしまった。更にもう半分も、人質となった晶馬と交換してしまう。ピングドラムを求める別の勢力の存在。多蕗とゆり夫婦の過去。冠馬と関係する真砂子。日記の本来の持ち主、苹果の姉・桃果と、高倉兄弟を翻弄する渡瀬眞悧。高倉家の人間は罰を受け、幸せになってはいけないのだと晶馬は言った。
中巻。晶馬の事故から、多蕗との事件まで。
この中でみんな過去に縛られて動けないでいるけれど、それでもあがき苦しむ晶馬の存在と、運命を受け入れて未来へ進もうとする苹果の成長ぶりが、とてもいいなあ。完璧な家族を演出しながら、罰を受けるべきだと言う晶馬がつらい。
ピングドラムに関わる人たちが語る、荻野目桃果という人はどんな人だったのか気になる。あまりにも彼らを救いすぎてる。彼女がどうしてそんなことができるんだろう。
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太陽のように輝くあなたが、私の秘めた願いを照らしだす……。
ヒストリカル・ロマンス界屈指のベストセラー作家、異本初上陸!
冷静沈着な家庭教師として名高いシャーロットの新しい仕事は、異国帰りのウィンター子爵に完璧な礼儀作法を仕込むことだった。彼は若くして英国を離れ、砂漠の民とともに暮らしていたという。ヴィクトリア女王も来臨するパーティまでに、紳士にふさわしいマナーを身につけさせなくては。夜ごと個人授業を重ねるうち、いつしか彼女はウィンターの奔放でエキゾチックな魅力に囚われてしまう。だがそんな折、シャーロットを思いがけないスキャンダルが襲った。(裏表紙より)
砂漠の民の常識を身につけてしまった英国の子爵と、「令嬢」と呼ばれる身分ながらも家庭教師をしている女性の、すれ違いとあまあまなロマンス。面白かった!
英国と異国の、常識の違い。異文化の戦いが、二人の攻防になるのですが、英国の女性として完璧なマナーを身につけ、また教えることを仕事としているシャーロットが、裸足で歩いて床にじかに座ったりするウィンターに翻弄されてしまう。彼の愛し方は、英国の男性とはまったく違うからです。
愛していないくせに。私があなたを愛しているから結婚「してやる」という感じで、最後はもう二人とも意地の張り合いなんですが、ウィンターの子どもたちが真実を射抜く。子どもたちが、とても賢い。
すれ違いと言い合いが楽しい、ロマンスでした。

超内気な少女ロザベラは、天涯孤独の身。思いがけず、名家「デ・コスタ家」に引き取られた彼女は、従兄を名乗る3兄弟、腹黒インテリ系長男エミリオ、無愛想な毒舌家次男ノア、やんちゃな問題児三男ダリオと出会う。なんと彼らの正体は、裏社会を牛耳る一大ファミリー! とまどうロザベラは、一族を存続させるため、3人のうち誰かと結婚して子を産むよう告げられて…!? 美しくも危険な獣たちとのラブゲーム、スタート!(裏表紙より)
めっちゃ面白いなんだこれー! ときめいたーぞくぞくしたー! 書き出しがすごく好き!
天涯孤独で内気な女の子が子どもを産む道具として引き取られ、逃げ出そうとする話なんですが、結局ロージーもデ・コスタ家の女なのだなあという。血にまつわる呪いと因縁と。この血族とその街は果たして変わることができるのかという今後の展開が楽しみすぎる。
主人公ロザベラが、内気なのに嫌味じゃなくて、底知れぬ才能を秘めているらしく、観察力もあるし考えることもできるし動ける度胸もあるしで、可愛くてかっこよすぎる。挿絵と相まってめちゃくちゃ好みすぎるんですがもうどうしよう。かわいい。美人。
「悪い子に、なっちゃう」うおおおおおお!!!

高倉家の三兄弟、双子の冠葉と晶馬、妹の陽毬は、両親がいないながらも力を合わせて暮らしていた。しかし、余命わずかだった陽毬が死んでしまったその日、水族館のペンギン帽が彼女に乗り移り、双子にこういった。「きっと、何者にもなれないお前たちに告げる。ピングドラムを手に入れるのだ」
話題になったアニメ「輪るピングドラム」の小説版、上中下の上巻です。私はアニメはぽつぽつと、後半は少しだけ見ただけで何がなんだかだったので、小説はありがたい。
「運命」という言葉を中心に展開する、翻弄される少年少女たちの物語、なのかな。上巻はまだまだ何のお話なのかなという感じで、意味が分からないし出てくる人みんなねじがぶっ飛んでますが、この謎だらけながらも溢れる魅力がすごい。アニメの演出はすごく魅力的にしてあるなあとか分かる話の部分は想像していました。
とりあえず伏線だらけで何がなんだかなので、中巻を早めに読もう。

魔物の棲む森の領主になったムイは、ボロボロになってしまった契約書を造り直そうと計画していた。しかし、魔力を秘めた契約書の材料は、聞いたことのない異界の物ばかり。森の賢者・クトーに、森の奥でなら見つかるかもしれないと言われ喜ぶムイだったが、苦手な美貌の執事・フィンドルと行動することに! どうやら森の奥には、領主との契約を拒む者たちが隠れ棲んでいるらしくて…!?(カバー折り返しより)
ピクテ・シェンカの不思議な森シリーズ第3巻。領主として次第にこの子は違うぞ? と感じられ始めているムイの話、だったかな。めんどくさいと言いながらも、まっすぐでお人好しなムイはかわいいなー。
今回はフィンドルとの話。なんだかこのシリーズ、乙女ゲーみたいなにおいがしてきたなー。「魔物の棲む森の領主になってしまった主人公。魔物たちに領主と認められるために奮闘する彼女に、様々な男性(魔物)が現れて……!?」みたいな。楽しそう。
まだまだ伏線が張り巡らされている感じで、黒幕は動かない。けど挿絵のティッセがめっちゃ美人できゃーってなった。こういう眼鏡美人大好き。

順調に交際を続ける綾那と相沢の部署に、新入社員・柏木美優が配属されてきた。相沢に一目惚れした柏木は、綾那にライバル宣言をする。仕事の忙しさで思うように会えない上に、柏木に翻弄され、二人の気持ちはすれ違い、やがて相沢は綾那に一方的に別れを告げる。失意の中にいる綾那は吉村からプロポーズされる。過去に囚われた相沢。そして、綾那が出した答えは——。(帯より)
オタク女子×俺様上司の恋愛物語第3巻で完結。これ書いてて気付きましたが、二巻からもうオタク関係ないじゃないか!笑
将来を見据えた途端に、すれ違いと過去が理由で別れてしまう二人。しかし、どうしてこうライバル女子っていうのは「抱いてください」って迫るものなんでしょうか。落とせる自信のせいか……。
お互いがお互いを好きすぎるせいで、ハッピーエンドなんだろうなと予測はしていましたが、安心と安定のハッピーエンドでよかったです。

16歳の少女・ムイは、祖父から禁断のピクテ・シェンカの森を受け継いだ。だが、住人はいないはずのその森には、秘かに異界の魔物たちが住んでいたのだ。美形の双子・ルズとリアーニをはじめ、習慣も考え方も違う住人達に振り回されつつも、領主になると決意したムイだったが、もと婚約者にしつこく求婚されて…!? そんな中、ムイの通う女学校の生徒が不審者に襲われる事件が相次ぎ……。(カバー折り返し)
ピクテ・シェンカの不思議な森シリーズ2巻。領主になったムイの周りで再び事件が。キハネのあれこれは放置でいいのかーと突っ込んだり1巻で不穏な動きをした人はそれほど関わってこなかったり、ちょっと物足りなーい!! だがしかしラーシェンがかっこよかったのでよかった。狼を従える王かっこいい。
この本、挿絵が多くて楽しいなー。足抱えのだっこすごく好きだ!! 軽々抱っこする男の人ってときめき。

貴族がお忍びで使うような真っ黒な馬車が現れてから、普通の少女だったムイの人生が変わった。国の西に広がる「禁断の森」の領主となってしまったのだ。祖父のお葬式の後、遺産分配にやってきた弁護士と、黒い馬車に乗っていた二人の美形の男女・ルズとリアーニ。彼らに「何もしなくてもいい」と言われて契約書にサインをしたのだけれど、森に住むのは異界からやってきた魔物たちだった!(カバー折り返しより)
めんどくさいことが嫌いで、気の強い少女ムイが、魔物たちの住む森の領主になってしまった。魔物は強い力を持っているし、人間の常識は通用しないしでムイは大変な目に遭ってしまう。髪を切るという勢いがいい子なのかと思ったら、案外冷静で、まっすぐな気性の子で、ムイはかわいいなー。
まだまだ序章という感じで、恋の相手役も決まっていないようだし、続きを読むぞ。

イギリスの田舎町、五人姉妹のベネット家の隣に、青年紳士ビングリーが引越して来る。温和で美しい長女ジェーンと才気溢れる次女エリザベス、そして快活なビングリーとその親友で気難し屋のダーシー。ところが、エリザベスが高慢で鼻持ちならぬ男と考えていたダーシーが、実は誠実で賢明な紳士だと判った時……。二組の恋の行方と日常を鋭い観察眼とユーモアで見事に描写した名作。(裏表紙より)
映画の「高慢と偏見」(1940年)「プライドと偏見」を視聴済み。原典を読もうと思って、ちまちま読んでいたら二ヶ月もかかってしまった。
高慢な男と偏見を抱いた娘が、嫌い合ったり歩み寄ったりでもすれ違ったり、周りも周りでてんやわんやで、特に大きな事件が起こるわけではないのに楽しかったです。エリザベスが自覚したり赤面したりするところが可愛い。彼女は本当に頭のいい人なんだな。こう、歩み寄っているのに相手の方がつれないというところが非常にもだもだしてしまった!
厚顔で無知で恥知らずな家族に囲まれ、ジェーンもエリザベスもとても苦労するけれど、最後はハッピーエンドでよかった! 今度はBBCのドラマを見たいなー!
オススメ、ありがとうございました! にやにやしましたー!

容姿も性格もヒエラルキーも、それぞれまったく違う、本来なら接点がないはずだった彼女たち。彼女たちを繋ぐのは、デビュー前のアイドルグループ「スノーホワイツ」のファンであるということ。2.5次元を愛する女性たちの「愛」の物語。
やばー面白ー!! とあっという間に読んでしまった。痛いような、辛いような、けれど変に可笑しい、女の人たちの、愛が! 重い!! という話でした。
ヒエラルキーはそれぞれ、頂点の女、上から三番目の女、普通、下から三番目、底辺。上二つは分からないけれど、普通から三つはあるある分かるーと思ってしまう。でも五人とも、言動がどう見てもドルヲタですありがとうございました。こうちょっとした会話とかがさー! リアルで!
これだけヲタが大勢いると中にモノホンが混じってますという感じがやばかったです。コミケに医者とか消防警察がいる感じを想像しました。経営コンサルトで一億円とかどないやねーん!
それでどうでもいいことに、ちょっと気になったのが、拍手ってシステムは普通の人には分かるものなんだろうかということでした。今は普通のブログにも拍手機能がデフォルトでついているから分かるものなのかなあ。
めちゃくちゃ面白かったです。