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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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【国民的人気を誇るガールズグループ『coc9tail』年内解散を発表】
 さて、ここで国民のほとんどがある人物の動きに注目した。
 ──〈国民の王子〉柊美聖は、大丈夫か、と。
 超絶美形の人気俳優、柊美聖(26)は『coc9tail』のトップアイドル、黛息吹(24)を激推しする、ファンも認める全力オタクなのだ。
 息吹の芸能界引退宣言に案の定ダメージを受けていた美聖。更に息吹には結婚の噂も囁かれていて……?
 超人気俳優は推しを射止められるのか!? 胸キュン必至の尊すぎる推し活ピュアラブコメ登場!(Amazonより)

推している側と推されている側、二人のラブストーリー。ちょっと変わっているのはこれが芸能界もので、推しているのは「国民の王子」こと俳優の柊美聖、推されているのは国民的ガールズグループのトップ、アイドルの黛息吹だということ。
SNSが当たり前の現代で、大抵の芸能系オタは美聖の重度のオタっぷりを知っているし、SNSアカウントが自分の仕事ではなく息吹のことばかり書いているのも把握している。二人の恋が進行する一方で、ファンはそれをどのように受け取るのか、というのを描いているのはこの時代ならではだなあと感じて、とても楽しかった。
もちろん二人のラブストーリーもじれじれもだもだ、はらはらどきどきで、とても甘くて楽しかった! 最後のいちゃいちゃまでありがとうございました!
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家出をして海沿いの駅に降り立った私は、花束が手向けられた夜の広場で、突然、不思議な女の子から声をかけられた。「ねえ、ひとり?」(Amazonより)

YOASOBIの楽曲を元にしたいろいろな作家の短編集、その一作の電子版。
学校生活で周囲をぎくしゃくし、もう死んでしまってもいいかと電車に飛び乗った少女。夜の海に心惹かれて途中下車し、そこで不思議な女の子に声をかけられる、一夜の物語。
辻村さんの描く生徒や学生たちは生きづらさを抱えているけれど、作品はいつも彼ら彼女らを大丈夫だよと励ましてくれる。学校でのあれこれが生死につながってしまうほどの辛さ、けれど離れてみるとその世界がいかに狭くてつまらないものだったかわかる感じ、そしてそれを「しょうもない」とか「馬鹿みたい」と言えるいまがある。幽霊の正体が最後にくるっと明かされる感じも辻村さんらしくてよかったな。
「LIONHEART/ライオンハート」
ナイジェリアにある、観光を営むライオンハート社。社長である父が体調不良で倒れ、代理の社長を立てることになった。娘のアダエゼは、叔父の力を借りながら、男性優位の社会との摩擦に苦悩しながらも奔走する。

ナイジェリア映画。あまり見慣れない風景に服装、けれど覚えがある、男性優位の社会。でもそんな場所で人を助け、支えるのは情であったり、家族だったりするんですね。しかし社長令嬢でも成り上がるには難しい世界なんだなあ……。けれど作中で様々な困難に遭ったアダエセは、きっとこれからもなにくそという感じで頑張っていけるのではないかな。
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校外ヒーロー活動として離島にやってきた雄英高校1年A組の面々。この小さな島で起こる大小の事件や困りごとの解決を手伝っていた出久たちだが、ヒーローを嫌う姉と憧れる弟という不思議な姉弟と出会う。だがこの島にはある目的を持った敵<ヴィラン>たちが近付いていて……。

見始めたときは「ああ、みんなまだ明るい顔をしている……」「市民がヒーローを当たり前のように頼りにしている……」と涙が出たんですが、ラストバトルになって「それっ、それは、それは原作でやらなくていいのかい!!!!?」という展開になってびっくりしました。映画だけの大盤振る舞いにしてはちょっとその設定はでかすぎないかい……?
離島でヒーロー活動中の1年A組が、ヴィランの強襲を受けて、冬眠を守りつつ戦うという、私の大好きな「子どもたちが自分たちだけで指揮をとって戦う」話。ここでもうすでに1年A組の絆が描かれていると涙……。ひとりでは無理だけどみんなでなら、という。
かっちゃんとの共闘は、この時点での距離感がちゃんと描かれているんですが、これ「黒いヒーロー編」での状態でやったらまた大変なことになっていたんだろうなあ主に私の涙腺が……。
本編が目が離せない感じになってきたので、明るい雰囲気の映画を見てちょっとほっとしました。楽しかった。
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真っ直ぐな黒髪と真面目な性格の黒沼爽子は、見た目と不器用な性格から貞子とあだ名を付けられて遠ざけられていたある日、クラスメートとなった風早翔太との出会いをきっかけに友人もでき、クラスに馴染んで楽しい学校生活を送っている。風早への恋心を自覚したものの、同じく彼に恋する同級生のくるみとの衝突がありながらも、二人は距離を縮めていく。

本当にピュアで、見ていて泣けてしまうんだよなあ。漫画読み返したいけど確実に時間泥棒……。
アニメはそんな原作を丁寧にきちんと描いてくれていて、わかりやすく、漫画を映像として見ている感じ。あやねちゃんの美少女感と化粧の腕がいい感じが、カラーになると印象が薄れてしまうのが残念……。モノクロ原稿だとものすっごい綺麗なんですよね彼女は!
アニメは原作の途中までなので、その後の二人の色々や周りのエピソードが見れなかったのがとっても残念! 進路のところ、見たら絶対に号泣できる自信がある。とても素敵な作品で楽しかった。
「サイトレス」
バイオリニストのエレンはある日暴漢に襲われ、薬を浴びせられたことで失明してしまう。外国で仕事をしている弟の援助を受けて介護士を雇うことになったエレンだが、これまでとまったく異なる暮らしに、介護士のクレイトンに辛く当たってしまう。だが尽くしてくれるクレイトンに心を開き始めたある日、隣室の夫婦が激しく争う物音を聞く。この暴力を振るわれていたと思しき隣室の住人ラナとの出会いで、エレンは自らを取り巻く異常な状況に気付き始め……。

視力を失った女性の世界を巧みに描写したサスペンス。目が見えない状態で、周りの人間から与えられる状況で認識する世界が変わる、という描写がいい。絶対これ嘘つかれてる感があって笑
限られた人間とのやり取りしかないので、怪しい人間は限定されるし犯人もわかってしまうんですが、犯人の動機とその後の展開がはらはらさせるもので面白かった。
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「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。

裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。
ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。
スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。
本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。
これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。(Amazonより)

裁判のときに裁判官が被告人に何か言い渡すことがある、その一言をまとめた一冊。個人的な思いもあれば、厳しい叱責を付け足したり、励ましたり。公平に捌かねばならない立場の人たちも一人の人間なのだと感じさせる。
でも裁かれる方もやっぱり人間なのでまったく響いてないんだろうなあという被告人もいる。繰り返す人はなんなんだろうな……と途方に暮れてしまうんですが、関わる人間も頭を抱えているんでしょうね。
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王の専属騎士集めも折り返しとなり、未来の女王に欠かせない“夫”を探すことに決めたレティーツィア。目を付けたのは“勇敢なる大艦隊”総司令官に就任したばかりのナパニア国第六王子・ソレス。彼に会うため騎士達とナパニアの客船に乗り込んだレティだが、そこには奔放な王子との【劇的な出逢い】が待っていて……!? 人懐っこい王子サマにあのレティが振り回される(!?)最強女王伝説第9弾!(裏表紙より)

ぼちぼち読んでいたらもう9巻なのか! 騎士も集まり、だいぶ女王様らしくなってきたレティが、王としての減点を恐れず自分のため、そしていつかの国のために無茶を押し通そうとするところがめちゃくちゃよかった。王になることを知っていても完璧であろうとする彼女の強さがここにきて真価を発揮し始めたのかも、という印象でした。
ソレス王子が若くして亡くなるのは、もう絶対身分を捨てるための方便だよなあというのがわかったのですが、それはやっぱりおこぼれ姫。女王としてしっかり人たらしで人材確保。
そういった部分も楽しくはあるのですが、レティとデュークの気持ちもちょっと進展が? 互いの立場と義務とどう折り合いをつけるのか気になるなあ!
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 戦前に沈んだ謎多き難破船の回収品調査のため、豪華客船に乗り込んだ鷹栖晶と相棒の音井、そして森木。調査開始早々悪魔の気配を感じ、回収品がかつて日本に存在した悪魔研究機関・ファウスト機関が密かに日本に持ちこもうとしていたものだったことを知る。
 奇しくもバチカン、WMUA、そして秘密結社が船上に集結、ファウスト機関の遺品を巡り、三つ巴の抗争が勃発した。そして明らかにされていく回収品の秘密。「晶。僕はまだ君のことが好きだ」音井を尻目に、悪魔交渉人・晶の最後の事件が幕を開ける。(裏表紙より)

人らしさを忘れた青年と、親友の姿をした悪魔のバディもの。第四巻で完結巻。最後まで彼ららしく、悩んで間違ってぐるぐる考えて、答えを見つけたと思ったら掴み損ねて、大事なものが何かを考えて守ろうと足掻いて……どこまでも人間らしいなあと思った巻でした。人間くさすぎる欲望を持った人間ややくざ者として一般的な社会から背を向けた人々よりも、強く。
音井を呼んで「違うよ?」って言われて「知ってる」って答えたところがものすごくよかった。音井じゃないって言い聞かせていたいままでがあって、ここに辿り着けたんだなあ。とても面白かった。
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 横浜の外れに佇む寂れた美術館に勤める怠惰な学芸員・鷹栖晶には、もうひとつの顔がある。それは悪魔を視認できる唯一の人間として、彼らと交渉し悪魔にまつわる事件を調停すること。
 悪魔交渉人として、ある幽霊マンションの調査を託された晶は、相棒である人間の肉体を着た悪魔・音井、晶の健康管理を担当する森木と3人で現地へ向かう。そこは、悪魔の罠が張り巡らされた違法建築マンションだった。内部で出会った哀れな配達員や五得会の霊能者と共に、悪魔が仕掛ける「脱出ゲーム」に挑む晶だが——。(裏表紙より)

歪な迷宮と悪魔と脱出ゲーム。怖くないはずがない! 普通に死んでる!
こういう状況でヒステリックな人間がいるのは騒がしくてどきどき感が増して良いですね。実際にいたら迷惑この上ないんですけれど。
迷宮の主と生贄が、実は他にも色々な形で関わっていて、謎も迷宮じみて入り組んでいて面白かったなあ。人の気持ちもまったく複雑怪奇で、なのに最後に晶の心の話が出てきて「嘘だろ!?」と爆笑してしまいました。ここにきてまっすぐ。この場でどストレート。音井も悪魔も意表をつかれて当然だわ。
しかし色々気付きがあった晶と音井の関係性。すでにお互いが結構大事にしか見えないけれど、この拗らせが続巻でどう落ち着くのか気になります。
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Author:月子
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