読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
家族と縁の薄い雅己に、たったひとり遺されたのは、姉の忘れ形見の譲。けれど幼い譲は病弱で手がかかり、生活は安定せず、貯金も底をついてしまった。そんな時、譲の叔父だと名乗る金髪碧眼の美丈夫が雅己を訪ねてくる。大勢の男たちを従えた彼の正体は、ジェルヴァレンの王子・ジュリアン。会うなり、亡くなった兄の隠し子である譲を渡せと言われ、雅己は戸惑う。だがそんなことなどお構いなしで、彼は一方的に話を進めると、譲ごと雅己を攫って——!?(裏表紙より)
姉が亡くなり、忘れ形見の譲と暮らす雅己。そこへ王子様が迎えにきて……というお話。姉と関係のあった王子様が迎えにきたよ! という話は定番なんですね勉強した。この話は、迎えにきたのは姉の恋人だった王子様の弟で、その弟王子が迎えにきたのは主人公の甥なのですが。
この話、BLなのにBLらしくなく育児ものとして面白くて。
子どもの発育に悩むとか、環境に悩むとか、うまく育てられるのか、自分の育て方が悪いのか、本当はこの子に縋っているのは自分なんだ……と思うところがすごく面白かったです。なので恋愛シーンはあんまりなかったので、身構えずに読めました。
密かにアンジェとクリスティーヌが好きなんですが、まあきっと読める機会はないだろうと思いつつ……(男女カプだから)
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