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砂の覇王〈3〉―流血女神伝 (コバルト文庫)
サジェ——妾妃ギュイハムに毒を盛ったという理由で再び投獄されたカリエ。処刑を前に王子バルアンに直訴する機会を得たのだが、バルアンは、カリエの話などろくに聞かず、それどころか、エディアルドとの密通の疑いを調べるために、カリエを抱こうとする!! 鳥肌をたてるほど抵抗するカリエ。冤罪を証明し、処刑を免れるためには、カリエはバルアンを受け入れるしかないのだが……!?(カバー折り返しより)

砂の覇王第3巻。再び投獄されたカリエは、バルアンに直訴の機会を得る。一方、ルトヴィアのドミトリアスは即位を控え、皇后・皇妃問題に答えを出す。
この、会議のシーンが! 鳥肌もので、すごい好きなんですけど!
会議のすさまじい腹の探り合いはもちろん、改革派の王子の知性と、深く恨みを抱いた傀儡となっていた皇帝の姿が見えた瞬間、宮廷という恐ろしいものの影を見たように思えて、ぞくっとしてしまった。
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