読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
少女まんがの前史から始まり、わたなべまさこに始まった少女のためのストーリーまんがから、昭和の終わりまでの少女まんがの歴史を見る一冊。
その年に発表された、話題になった、作家の略歴と作品について軽く触れられています。また2004年までの年表もあり、2000年代は評価が難しいと思うので軽い感じではありますが、その年の話題作のようなものの連載年月号が書かれています。里中満智子、一条ゆかり、内田善美、くらもちふさこについてはエッセイのようなものがあります。
恩田陸『土曜日は灰色の馬』で少女マンガについて触れられていたのを読んでいたこともあって、そこから更に詳細な情報を得たという感じでした。
筆者の二上さんが、結構思いつくままに書いていらっしゃるような感じで、ある漫画家について触れる文章があったかと思うと、その後にその作家のデビューの年の話をされていたりと、結構あちこち飛びます。
けれども、興味深い一冊でした。年表がすごく便利そう。
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