読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
アレスがようやく発見した新大陸、“アンティトル”で出会った少女。そして、そこで起こっていた不気味な異変とは……?
アナトゥール最終章の序章となる、アレスくんの新大陸物語、『瑠璃色の明星姫(チャスカ)』。
他、リクエストの多かった、リディア姫とヴァン・ブルーの一夜のエピソード。
「ユナと王子はどこまでいってるの?」という質問におこたえするスペシャルマンガバージョンなど、盛りだくさんの一冊です!!(カバー折り返しより)
中学生くらいから読んでいるシリーズで、すでに完結しているんですが、久しぶりに続きを見つけて読んでみました。色々と、若い……なあ……と思うシリーズになっていました。自分が歳を取ったことを実感した。
シリーズの紹介としては、高校生のユナがエスケープしたさきの図書館で見つけた一冊の本の文句を口にした途端、異世界アナトゥールに飛ばされ、その世界の王国のひとつエスファハンの王、金の砂漠王(バーディア)、シュラ王子と出会い……という異世界召喚好きにはたまらない設定の物語。なんですが、一人称文章なので、今読むとすごく物足りない気持ち……。
この巻は最終章の序章としての中短編集になっています。世界の行く末が危うくなりつつある、異変を海賊王(ファルカス)のアレスが発見するというものが中編「瑠璃色の明星姫」。世界が虚無に覆われようとしている、という最後の戦いへの提示でした。こういう王道なのが好きだったんだなあと懐かしく思いました。
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